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逃げることは甘えだと思っていた頃


こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?

今日は私が倒れる前、どんな心境だったかどんな体調の変化があったのかについて書いていきたいと思います。

今、ちょっとしんどいと感じている方には見ていただきたい記事になっています。

ただ現状しんどすぎる方はもしかすると感情移入してしまうかもしれないので、注意して見てください。

あ、だめだ!と思ったらすぐに閉じてくださいね。

1、選ばれたくなかった責任者と言う座


「じゃあ、はなさんはこれから朝の会議に出席してもらいます」

この言葉を聞きたくなかった。

出世と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?

一般的に本来出世と聞くと「喜び」が大きいのかもしれませんが、正直言うと私は現場で人と触れ合うのが大好き。

手放しで喜ぶことはできませんでした。


そしてピリついた空気が流れる「朝の会議」
これが正直すごく苦手でした。

でも年齢とともに現れる逃げて通れない
「出世」という新たな道。

この道から逃げるということはある種
人生から逃げているようにも感じてしまいます。

そんなこんなで流れに身を任せた私は苦手な「朝の会議」に参加することになったのです。


2、憂鬱な月末を繰り返す日々


出世してからの胃の痛みは「朝の会議」だけに留まりませんでした。

月末にやってくる報告会。
各責任者が上層部に実績を発表する場です。

そこでは実績を発表するとともに
重箱の隅をつつくような鋭い指摘が飛んでくる。
社会人としては当たり前のことです。

でもその光景は
私の目から見ると戦場そのものでした。

いつ自分が叩きのめされるのかと
常に動悸が止まりませんでした。

男性社会で形成されていた私の会社は
どちらかというと体育会系。
褒めて伸ばすというよりは、昭和ながらの
「叩いて強くして伸ばす」文化。

叩かれて伸びる人も居れば
叩かれて凹む人もいる。

私はその場を通して
少しずつですがでも確実に
「自分」という存在を凹ませていきました。


当時の自分を振り返ると
荒地での戦場中の場面、
自衛隊の輪の中に小さい女の子がぽつん
と立っているような感覚です。

皆が持っている防御服も着ずに。


表に出している顔とは裏腹に
私の心からは徐々に
笑顔が消えていきました。

3、体調に変化が


会議の場での動悸が当たり前になった頃、
日常生活でもいきなり動悸が止まらなくなることが増えました。

友達と楽しくご飯をしているはずなのに
いきなり現れる動悸。
理由がわからず混乱してしまいます。

この症状、言葉に出来ない嫌な感覚で、
せっかくのプライベートの場も全く楽しめなくなってしまいます。

楽しい時間のはずなのに
「心ここに在らず」の状態。
自分から自分の何かがすーっと抜け落ちているような感覚でした。


そんな日々を繰り返すうちに
・慢性的な頭痛
・慢性的な胃痛
(食べたものを吐いてしまう)

の症状が現れます。

本来ならここでメンタルクリニックに行くべきでした。

でも私は、胃薬だけを飲んで仕事に打ち込みました。

気のせい、気のせい、
と自分に言い聞かせて。

今思えばこの頃にもっと早く動いていればよかった。知識がないということがこんなにも症状を悪化させてしまうとは。

4、しんどいのになぜか仕事を止められない


今考えても不思議です。
今すぐに消えて無くなりたいくらいに
しんどかったのに
業務量が増えれば増えるほど私は朝早くから会社に行き、夜遅くまで残るようになりました。

それを見た周りの人たちは
「えらいね」って言います。

違う、そうじゃない。
つらいんだ、やりたくないんだ。

そう思っても体は止まりません。
自動操縦システムでも組み込まれているかのよう。

周りから見た私は
「やる気に満ちた働き盛りの女性」
に写っていたかもしれません。

5、勇気を持ってしんどいと告白した後の絶望

それでもやはりどんどん疲弊していく私の心。
もう限界に近いかもしれない、
そう思った時
意を決して上司に相談をします。

上司は親身になってくれ、
上層部に伝えてくれました。

「すこし楽になるかもしれない」

そう安堵していた私の期待は一瞬で破られることになります。

「はなさん、会議室で役員がお待ちです」

ついにきた。
やっと気にかけてくれたんだ。
これでしんどさから解放されるかもしれない。

上司、本当にありがとう。

そう思いながら会議室に入って言われた
第一声。

「何かしんどいらしいね」

ぶっきらぼうに冷たく放ったその声と表情に
私は唖然としました。

「いや、しんどいというかちょっとキャパオーバーでもう自信もなくて…」

「キャパオーバーっていうけど、それなら役職下りる?どうする?どっちかしかないよ。こっちは期待して任せてるからね」

期待はありがたいんだけど
いやそうじゃなくて…

私の体の中に何か冷たい何かがサーッと流れ込むのを感じました。

なにを言ってもきっと伝わらない。
全てを諦めよう。

そう思ったところから私の表の顔からも
笑顔が消えました。

「いえ、大丈夫です。頑張ります」

そんなこと言いたいわけないのに
気付くと溢れるこの言葉。

そして席に戻ると、
なぜか今まで以上に業務に邁進しようとする自分が居ました。

6、突然訪れた限界の日


ある日、深夜まで残って考えたプレゼンを
上層部に発表する会議の場でのこと。


そこでの第一声で私の心は壊れました。

(ここでは割愛します)

もう完全に私と私の中の何かが
分離したことに気付きました。

感情が自分の中から削ぎ落とされ、
言葉を話すごとに涙が止まらなくなりました。


そしてなんとかプレゼンを終えて、
家に帰ろうとする電車のホーム上、
私は立つことも出来ずに倒れ込んでしまいます。

あっ、ついに限界が来てるのかも…

そう感じた翌日の夜中、
出社の前日に眠れない私は、
パニック発作で身体が1ミリも動かなくなりました。

幸い、早い段階で救急車を呼ぶことができていたので大事にはならずに済みました。
もし救急車を呼ぶのが少しでも遅れていたら…そう思うと恐怖でしかありません。


手足は屈曲し、
自分の意志では身体が動かなくなった時、

初めて自分が自分にしていた
仕打ちに気付きました。

「ごめんね、もう解放してあげるね」

そう心から思った瞬間でした。


7、逃げても良い。逃げたら良い。


この私の経験から
声を大にして言いたいことがあります。

逃げることは甘えでもなんでもない。
逃げることだけが自分を守ること。

辛い中、
自分を鼓舞して我慢し続ける時代は終わりました。

今は「いかに自分を楽しませながら働けるか」を
追求する時代だと思っています。

どうしても仕事がしんどい、
会社に行こうとすると体調を崩してしまう

そんな方が居たらまずは
メンタルクリニックに相談に行ってみてください。

もしかするとその感覚は
ただの精神的な弱さ
ではなく
医学的にも証明される精神疾患
の可能性もあります。

そうすると会社は「出社しろ!」なんて言えません。

会社の目とか、同僚の目、
気になるのはわかります。

でも自分を守れるのは自分しかいない

そう考えて
何があっても自分を責めずに
しっかり大切にしてあげてください。

私のようにならないように。

せっかくの人生、
「自分を楽しませること」が1番のお仕事ですよ😊




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