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遠距離への独り言2ー気概を見せろ編ー

先日、将来の遠距離への恐怖でどうしようもなくなり、彼氏に電話をかけました。

遠距離とは言っても、それは2年後の話です。彼氏は大学院に進学し、私は社会人として働くことになるからです。

そのため、彼氏が卒業後就職するであろう東京に就職するのが、最も遠距離を短期間に終わらせる可能性があるかなぁ、という感じです。

電話では、彼氏が大学院を卒業しても、彼氏の就職先次第で遠距離が終わるか否かが分からない。永遠に遠距離が続きそうで怖いし、終わりが見えないと頑張れない、と伝えました。

私は日頃から悲観的な性格で、先の未来の最悪な場合を想定してしまいます…。遠距離も、2年も先のことなのに、かなり悲観的に考えている自覚はありました。

彼氏の解答としては、「自分でコントロールできること(職種など)と、コントロールできないこと(転勤など)がある。コントロールができることは、努力する」

最後には「他の遠距離をしている人とかに相談したらいいんじゃない?」

1時間ほど電話しましたが、全然スッキリしませんでした。

まず、”努力する”の決意具合が、「まあ、無理だったらしょうがない」程度にしか聞こえない。「他の人に相談したら?」とか、二人の問題なのに、他人事みたい。

「ずっと一緒にいたいと思ってることは覚えておいてほしい」

と、言ってくれましたが、素直に「うん」とは言えませんでした。そんな私の態度から、「改めて一緒にいたいと言わなくてはいけないことにショックだし、無視されたのも悲しい」と言われてしまいました。

それでも、私は「ごめんね」と言えませんでした。

電話の後、遠距離に対して悲しんでいたのは私だけだったのだと、改めて感じて虚しさが増しただけでした。

「この人を大事にしようと思っているから、傷つくんだ。もう大事にするのはやめよう。遠距離になるまで、精神的支えとして利用して、遠距離になったらいい人探そう。全然悪いことないじゃん。」

このように自暴自棄考えて心を落ち着けようとしましたが、気持ちが晴れることはありませんでした。

次の日は彼氏の家に行く日でした。

昨日の気持ちをリセットして、何事もなかったように接しようかとも思いましたが、私は不器用なので、一つ気がかりなことがあると普通に接することが出来なってしまいます。

彼氏を信じて、改めて話し合いをするしかありませんでした。

また、一晩寝ると私も冷静になり、自分が求めていたことがわかりました。

私は彼に、「絶対一緒になる」という気概を見せて欲しかったのです。

例えば、受験生の「絶対合格する!」のような言葉が欲しかったのです。そう言っている受験生だって、現実的に100%合格するとは思っていないと思います。当日に不得意な問題が出たり、腹痛に襲われたりしたら、受かる実力を持っていても、合格するとは限りません。それでも彼らは心持ちとして、「絶対合格する」と言っているのだと思います。

遠距離に関しても、コントロールできること、できないことがある、という現実問題は分かっているけれど、「絶対一緒になる!」という気概が欲しいのです。

でも、彼氏は心の内ではそう思ってくれていたと思いますし、遠距離を二人の問題と認識しているのだと思います。そうではなかったら、長々とした電話に毎回答えてくれなかったと思います。ただ、言葉として出てきたのは、心の内の話ではなく頭で考えている現実の話であっただけ。

以上のようなことも含め、改めて彼氏に、昨日の電話でスッキリしなかったことを話しました。

彼氏は素直に謝ってくれて、「相談したら?」という発言に関しては、「あなたの心の支えが少しでも増えてほしいと思った。他人事と思っていない」と言ってくれました。

また、気概のことに関しても、「解決策を考えなくちゃと思って、現実的なことを話す癖があるから、今回も出てしまった。電話の後自分でも反省していた。あなたの言っている通り、気持ちとしては”絶対”というものがある」と言ってくれました。

出てくる言葉尻だけでは相手の心の内まで正確には分からないよな、と実感しました。「彼は私のことを考えてくれているけれど、言葉が足りないだけ…」そう頭で分かっていても、自分の都合のいい解釈なのではないかと、考えてしまったり。

しかし、言葉で言わなくちゃ、分からないという矛盾…。日々を生活していく中で、相手の本質を普段から理解を深めていく。そうしたら、言葉尻から考察した相手の心の内の、相手から伝わらなかった部分を補うことができるのかな。と、思ったりもします。



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