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久しぶりに天井を見て「掃除しないとな」と思った話

 落ち込んだ時、気分が良くない時、下を向くことが多くなり、視線は下がり、狭くなる。

 少し気分が良くなってくると、下以外も視野に入る。

 だけれどもそこで、気付かないといけない。

 まだもっと、見える範囲にたくさんのものがあること。見えない範囲にも世界はあること。

 抽象的にもそうだけれど、物理的にもそうだと思う。

 下ばかり向いて歩いていたのが、少し回復すれば、前や上も見るようになる。そうすると、今まで見えていなかったものが見える。
 そこで「ああ、今まで見えていなかったな、見えるようになったな」と、気付くことが大事だと思う。

 気付いて「もっと色々見たい」と、少しだけ努力すれば、視野は一気に広がる。

 きっと気付かなければ、また、下ばかり向く生活になるんじゃないかなぁ。

 ラジオ体操とか、柔軟体操とか、身体をほぐすのも良いと思う。心もほぐれるかも。これは本当に馬鹿にならない。

 ふとした瞬間、例えばお風呂上りに身体を拭いている時、凄く久々に、天井を見ている自分に気付く。

 私は今、そんな段階。

 良くなっていく過程も、それなりに辛いものだと、当然のことながら実感している毎日。

 明日の自分はどんな調子かな。

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英『はなぶさ』
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