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#映画日記01 「殺さない彼と死なない彼女」

「未来の話をしましょう」
この言葉は『殺さない彼と死なない彼女』に出てきた言葉です。

誰かにこと言葉をかけるとしたら、貴方は誰にかけますか?

私は、いつもそばにいてくれる"彼"が思い浮かびます。

このnoteを読まれている貴方も、いつもそばにいる人を思い浮かべていることでしょう。
そう、生きている人を。

この言葉は、亡くなった人とできない唯一の会話なのかもしれません。

この映画では、「日常がどれだけ尊いものか」高校生活を自分との葛藤を生きている高校生を通して描かれています。

日常の尊さ

ずっと大人からよく教わったものです。
しかし、日々が忙しなく進むからこそ忘れてしまうものですよね。私はたまに、それは仕方ないものだと妥協してしまいます。

私はこの映画を見て、23歳という若くして亡くなったある方が重なり、涙が止まりませんでした。映画に出てくる主人公は18歳くらい。将来の期待を胸いっぱいに抱えている時です。
23歳の彼は、守る人がいて、その人とこれから暖かい思い出を作るはずでした。

つまり、何歳だろうと、どんなことを抱えていようと、誰でも人であること。いのちを元に生きていること。人は死を隣り合わせに生きていること。

日々を大切にしようと、妥協して生きようと、明日は来る可能性は補償できない。

このnote読んでいる人へ

ここまで読んでくださった貴方、初めに思い浮かべた人とどこか思い出を作りに行こうとしなくていい。特別なことをしなくていい。貴方が思い浮かべた人に与えることのできる温もり(言葉、表情、ハグ、料理)を送る。それだけでいい。それが心・日常の潤い、思い出となります。

映画のキャスト

キャストさんの演技が見ている人全員の高校生特有の悩み、自分との葛藤や新しい経験、出来事に対する姿が重なり、初々しく愛おしさを感じることでしょう。

大切な人を失った貴方へ

映画のワンシーン
「私が死んでもこの世界は何も変わらないよね」
「お前が死んだら俺は少し変わるな」

たしかに、この世の中は変わらなく進んでいく。だから貴方は、進まなきゃと思うかもしれない。でも、この世の中には、進めない人は貴方だけではない。また、一緒に立ち止まってくれる人もいる。失った人の人生。貴方の人生。頑張って背負って生きなくてもいい。貴方が生きてさえいればいい。私は一緒に立ち止まり、そばにいることはできるから。

「日々忙しなく過ぎているな」と感じている貴方に見てほしい。

「殺さない彼と死なない彼女」を見てみる🎦

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