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好き嫌いをなくしたい!保育士が教える克服ヒント ④NG編

こんにちは!妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
『好き嫌いをなくしたい!保育士が教える克服ヒント①、②、③』と、子どもの好き嫌いに関しての知識や、克服するヒントなど子どもが無理なく食べられるようにするためのきっかけをご紹介してきました。

最後になります今回は、『NG編』として、好き嫌いをなくすために“やってはいけないこと”をご紹介していきたいと思います。
ついついやってしまっているかも!?というようなことも書いていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

前回の記事はこちらです!
↓↓↓

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

食べないことを悪いことのように言う

 親としては食べてほしい気持ちが大きいですが、だからといって食べないことを悪いことのように言ってしまうと、子どもが食事自体を嫌いになってしまうことがあります。
例えば…
・食べないと大きくなれないよ
・食べないからいつまでたっても小さいんだよ
・食べないから〇〇ができないんだよ
・(お友だちや兄弟)は好き嫌いしなくて偉いなー!

このような言い方をされて、「よし!じゃあ食べよう!」と思うことはほぼないといえます。食事の度にこのようなことを言われると、食事を楽しめなくなってしまいますのでやめましょう。

「お魚を食べると骨が強くなるんだよ!」
「聞いたことがあるんだけどね、お魚を頭から食べると頭がよくなって、しっぽから食べると足が速くなるんだって!ほんとかな?どっちがいい?」
「ママはご飯をいっぱい食べてたくさん寝たら、大きくなったんだよ!」
というように、大切さを話したり、ユーモアを交える声掛けはおすすめです!

その際は、野菜や魚など各食べ物の栄養を調べ、それを伝えながら「この野菜に入っている〇〇は、身体にこんなことをしてくれる役割があるんだよ」と説明をすると、子どもも興味を持ちやすくなります!

脅すような声掛けをする

 たまに、このような声掛けをしてしまう方がいます。
・ちゃんと食べないと先生に怒られるよ
・好き嫌いしてると鬼が来るよ
・〇〇ちゃんが食べてないところ、オバケが見てるからね!
・好き嫌いばっかりしていると学校に行けないよ!給食は残せないからね!

このような声掛けをして、子どもが「え!やだ…!」と無理に食べたことがきっかけで、“こうやったら食べるんだ”と思ってしまう方がいます。
でも、このような脅しで怖がらせ、無理矢理食べさせることは子どもの気持ちを考えるとよくありません。
先生や学校が怖いと感じてしまうこともありますし、鬼やオバケなど架空のもので恐怖を煽るのは可哀想です。
食事が嫌いになってしまうこともですし、信用面にも関わりますので、やめましょう。

絶対に食べさせようとする

食べないと“ごちそうさま”しちゃだめ
・絶対に食べなさい
と強制することはやめましょう。
一昔前は、園や学校で、残さず食べるような指導が行われていたこともありますが、現在ではそのような指導はほぼないといっていいでしょう。
ニュースでも、そのような指導が問題になったこともありますよね。

食事は生きていく上で大切なことであり、栄養面での心配をすることも多いかと思いますが、強制して食べるようにするのではなく、自ら食べようとする気持ちを育てていきたいところです。

気付かないところに混ぜ、食べたあとに伝える

 以前の記事にも記載しましたが、嫌いなものを混ぜ、食べられた際に「実は入っていたんだよ!」と伝えることもやめましょう。
嫌いだということを知っていて敢えて混ぜることで、「嫌いなの知っているのに入れられた…」と子どもからの信頼を失ってしまいます。
もしどうしても栄養面の問題でこっそり入れたいのであれば、子どもには伝えずにいましょう。
もしくは、作るときに「このハンバーグに少しだけニンジン入れてみてもいい?」など子どもに伝えて了解を得てから作るようにしてみてくださいね!

最後に…

 いかがでしたでしょうか?
「ちゃんと食べないと大きくなれないよ!!」は私も子どもに言ってしまうことがありました。(保育園では言わないですが…!)しっかり食べてほしいという気持ちがあってのことですが、それでも楽しい食事にするためにはよくなかったなと感じています。
 この記事ではNGなポイントを紹介していますが、ぜひ『好き嫌いをなくしたい!保育士が教える克服ヒント①~③』もお読みいただき、お子様と一緒に楽しくお食事ができる引き出しを作っていただければと思います☆


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