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自分であり続けることしかできない


なんだか最近疲れが取れにゃい。

いつもと同じ時間に寝ているのに、朝起きると全く疲れが取れていにゃい。


"あらゆる快楽の後に、まだ眠りという快楽が残っている"
江國香織さんの本の中で知った言葉で、
実際何回かこの言葉を思い出して救われる。


しかし、はて。
疲れが取れないのは何故だろう。
抗いがたい眠気が常にあって、脳が慢性疲労みたいな感覚。

生理も終わったばかりなのに何故だ。

気圧の変化、気候の変化、自律神経の乱れ?
よく分かんないけど、最近になってやたらと自律神経の乱れとやらによる不調を感じるようになった。


とにかくたくさん寝たい。
休日はよ。


そして今日は本当に疲れた。

わたしの仕事はメンタル疾患のある子の心のケアをする、というものなのだが、
疲れが後からどっとくる。


ナチュラルにこなしているようで、
かなり頭を使ってんだろうな。
と、わかる。
HPがどんどん擦り減っていく感じ。

お話を聞いてあげるだけでなく、
今、この状況で何を助言したら良いか
今はうんうんと聞くだけが良いのか
先導した方が良いのか
提案した方が良いのか
笑うべきか真剣な顔でいるべきか

そのような様々な判断を瞬時にしている
せいで、かなり神経を使ってる。

カウンセラーなんていうのは
わかったふりをしているだけのペテン師だ、
と言われた事がある。

そう、他人の考えてる事なんて分かるわけない。
いくら状況を聞いても心情を聞いても、
100%分かるなんて無理だ。


それでも想像力を大いに働かせて、きっとこうなのではないか?と予想したり、こうしたら良いのではないか?と提案してみる事しか出来ない。
様々なテクニックがあるとして、それを駆使しながら、あとは想像力に任せるしかない。


他者と生きる上で、想像力を働かせる事は必要不可欠だ。

他人の頭の中が透けて見える事はない。
だから、相手に最適な答えを見つけ出すという事は他人には困難な事だ。

話を傾聴して、相手の気持ちを慮り、想像力を働かせて何かアドバイスをしたり、こうしたら良いのでは、という道標を指し示す事はできる。

でも実際に答えを探し出すのは自分自身だ。

他人に出来る事と自分にしか出来ない事は明確に分かれているし、それに気付くべきだ。お互いに。じゃないと辛くなる。


だけど人は1人では生きられない。
一緒にいるだけで、話を聞いてもらうだけで、救われる事がある。
感情を吐き出す事で楽になれる。


最適な答えなんてすぐに見つけ出せるわけがない。
もがいてもがいてもがきながら、自分で見つけ出していくしかない。


答えを見つける為のお手伝いしか、こちらには出来ないんだよ。
責任分離、課題の分離。
自分と他人をしっかり切り離して考えないと。


生きるのは大変だ。
生きていくのは大変。本当に。

誰かに頼りたいし、甘えたい。
だから頼れば良いし、甘えれば良い。

でも、他人になる事は出来ない。誰しも。
自分でいる事をやめるわけにいかない。
他者の人生を生きる事はできない。


ヒントをくれるのは他人かもしれないが、
答えを見つけ出すのは自分自身。


わたしのする思考や行動は、というか
私の人生自体、
なにもスマートではない。

やぶれかぶれで、当たって砕けろで、
なんだか無骨で剥き出しな感じ。

だけど自分はこういう人間で、
やはり誰かと魂と魂でぶつかり合う事でしか
自分は存在出来ないと思うんだよ。

悲しいくらいに、
素通りが出来ない。

どんなに時間を要しても、無駄だとしても、 スマートじゃなくても、
議論して、伝えて、ぶつかり合って、
間違えて、妥協して、軌道修正して、
そんな事でしか、他者と関われない。


悲しいくらいに、自分が自分でいる事を
やめられない。
望んでいるわけでないのに、
変わらない。

何歳になっても、私はきっと私であって、
こういう生き方しか出来ないのだろう

と、悟った。


とても疲れる。もっと楽に生きられるのかも
しれない。

だけど、こういう自分の性格を愛して誇って
大切にしていきたい、とも思うのである。



とりあえず
今日もちゃんと食べて眠って、
あしたもなんとかかんとか生き延びようと思います。

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