#50 朝にこれだけはやるな!「ストレスの予測」
朝起きたとき、どんなことを考えてますか?
「今日も忙しくなりそう」
「朝ごはん何食べよう」
など、いろいろ考えますよね。
仕事の予定が詰まってるときは、
「今日は大変だろうな、嫌だな……」
と思うこともあるでしょう。
実は、朝に「今日も大変そう」と
ストレスの予測をするだけで、
その日1日のパフォーマンスは
下がってしまいます。
ネガティブで脳は疲れる
脳はそもそも、ネガティブな感情や考えで、
疲れやすくなります。
脳の中でも感情を司っているのが
「扁桃体」という部分。
ネガティブなことを考えたり
ストレスが溜まると、
この扁桃体の活動が
活発になりすぎてしまいます。
それを抑えてバランスを取ろうとするのが、
理性や自己コントロール能力を司る「前頭葉」。
前頭葉はもともと、
エネルギーをかなり消費する部分です。
扁桃体が活発化すると、
もともとエネルギーをたくさん消費する
前頭葉がさらに働くので、
エネルギーロスが激しくなります。
それで脳は疲れてしまい、
働きが鈍ってしまうのです。
ワーキングメモリの働きが落ちる
「ワーキングメモリ」
という言葉を聞いたことはありますか?
脳の機能の1つで、短期記憶や集中力、
決断力などを司っています。
ワーキングメモリがうまく働くと、
仕事でもパフォーマンスを高められるわけです。
ワーキングメモリの働きを左右するのが、
上で書いた前頭葉。
つまり、ネガティブな考えやストレスで、
ワーキングメモリの働きも
低下してしまうのです。
アメリカのペンシルベニア州立大学の
研究によると、
実際にストレスがかかっているときだけでなく、
「今日は大変そうだ」と
ストレスの予測をしただけで、
その日1日のワーキングメモリの働きは
落ちてしまうそう。
朝にネガティブなことを考えるだけで、
その日1日、頭がうまく働かなくなって
しまうのです。
ポジティブなことを考える!
では、どうすれば防げるのでしょうか?
それは、ネガティブなことの代わりに、
ポジティブなことを考えるようにすることです。
でも、無理にポジティブなことを
考えたところで、
それはそれでつらいですよね。
そこで、やり遂げた後の楽しみを
作ってみましょう。
例えば、
「今日の仕事が終わったら、
ずっと欲しかったアレを買っていい!」
「帰ったら、好きなもの食べよう!」
などと考えることで、
前向きになりやすくなります。
また、ストレスが大きくなりそうだと思っても、
「これを乗り越えたらメンタル強くなるぞ」
「今日をやり遂げたらスッキリするだろうな」
と考えることで、
ネガティブなこともポジティブに変えられます。
まとめ
朝に、ネガティブなことを考えたり
ストレスの予測をすると、
1日の脳のパフォーマンスが下がってしまいます。
「今日は大変そうだ」と思ったら、
前向きなことを考えるようにしてみましょう。
✅ これを乗り越えたらメンタル強くなる!
✅ これをやり遂げたら楽しみが待ってる!
などと考えるようにしてみると、
ネガティブなことも
ポジティブに考えやすくなります。
**********************
この記事はこちらの本を参考にしました↓
この記事が参加している募集
このボタンを押してくれたあなた、どれだけいい人なんですか😭この恩、絶対にお返ししますね!