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ポンコツ夫のみなさん、一緒に亭主関白はじめませんか?

はじめに

Hamee株式会社の秋山です。2013年に新卒で入社し、現在はスマホケースを企業向けに販売する業務をしています。自他共に認めるポンコツ夫である私は2020年にパパとなり、それまでの夫婦2人の気楽な生活が一変しました。

今回は、私がこの1年間で学んだ、共働き&子持ち家庭を上手に運営する秘訣について書いてみようかなと思います。

なお、これは自身の成功体験では決してなく、むしろできなかったこと、やった方が良いと思いつつ、いまだにやってない(やれや)ことも多いです。先輩パパさんたちからすればかなり低レベルな話もあるかもしれません。

でも、子育てにおいて周回遅れで走っている自覚のある自分が、どういうところに悪戦苦闘しているのか、もし同じ境遇で悩んでいる方がいれば、少しでも参考(慰め)になれば良いなと思います。

1, まずはゴミ捨てからはじめよう

家庭のチーム運営において、なんといっても家事分担は要ですよね。
これは本当に要注意だと思っていて、特に元々家事分担をされていた方。
私も子供が生まれるまではある程度の家事をしておりました。

共働きのため、明確な分担はせずに空いてるタイミングで互いにフォローし合う感じで、主に洗濯・掃除全般がなんとなく私の対応領域でした。料理はあまりせず、強いて言うなら得意料理はコーンフレークくらいでした。

子供が生まれても今まで通りの家事分担をしつつ、育児も良い感じに分担できるのかなとふんわりと考えてました。

ところがいざ、子供が生まれると重大な壁にぶつかります。
それは「私の家事は全然許容レベルに達していない」ことです。

もともとの性格上、家事は最低限のクオリティで良いかなと思っている部分があり、「四角な部屋を丸く掃く」どころではなく、「四角な部屋を星形に掃く」くらいのイメージです。家事全般において。

奥さんいわく「今までも全然ダメだったけど、さすがに子供が生まれたら1ミリも許せない」とのこと。実際に子供が生まれてからほとんどの家事に関してクビになってしまいました。
ちなみにコーンフレークに関しても牛乳の注ぎ方が全然ダメだったようで子供が生まれてから剥奪されました。

でも、悲観的になる必要は全然ありません。
むしろ今までよく許されていたなと奥さんに感謝しましょう。
また、質に依存しない家事もあります。それは「ゴミ捨て」です。
世のパパさんが漏れなくごみ捨て担当である所以が分かりました。

よく記事とかに「夫はごみ捨てで家事をやった気になっている!」みたいなのがありますが、実情はごみ捨てが唯一即効性があり、妻にストレスを与えないという意味で他の家事と比べてハードルが低いだけなのかなと感じました。まずは出来ることからコツコツ訓練を積みましょう。

そして、慣れてくれば徐々に家事の補習&再雇用が進み、食器洗いやバスタオル干しなどはできるようになります。コーンフレークは子供が大きくなってからの共同作業にとっておきましょう。

2, 泣き止ませる努力をしよう

家事はイマイチな私も、育児はある程度お仕事をいただけています。
例えば、泣き止ましのお仕事。

赤ちゃんは泣くらしいです。特に意味もなく。それは決して悪いことではなく、むしろ泣くのが仕事みたいなもんらしいです。

これは私が得た先輩パパからの教えでした。
無理に泣き止ませようとしなくていいと知り、どんなに泣かれようとも寛容な心で泣きじゃくる子供をただ静かに見守っていました。

しかし、なぜか奥さんの前ではそんなに泣かない息子が、私の前でだけギャン泣きし続けていると、奥さんが飛んできます。そうすると私は「赤ちゃんを泣き止ませる」という対応をしなければなりません。
それもセットで教えて欲しかったよ。

赤ちゃんのギャン泣きが長時間コースになる場合は、泣き止ますための努力(見せかけでもいい)をした方が良さそうです。

3, 在宅勤務の恩恵はフル活用しよう

現在、Hameeでは在宅勤務が可能で(部署によって度合いは異なりますが)これにより我が家では大きく3つの恩恵を受けられています。

1, 保育所送迎の融通が利く(フレックス)
2, 休憩や移動の時間を育児・家事に回すことができる
3, 一瞬の手伝いやフォローが可能となる

やはり、在宅勤務に関しては育児面で多大なる影響(良い意味で)があり、
これによってなんとかギリギリ貢献できているかなと思います。

特に仕事中、育児のヘルプをどのタイミングでやったらいいかは夫婦間で話し合った方がいいかもしれないですね。「なんか助けた方がいいのかな?」と思ってヘルプに行くと逆に怒られる時ないですか?(笑)

多分、ママさんからするとパパさんには仕事に集中してほしいと思っているんだと思うんですが、子供のギャン泣き声やママさんの悲鳴が聞こえるとどうしても気になります。

ヘルプといってもオムツ替えのフォローとか、手が離せない時に脱走する息子さんを足止めするとか、一瞬ヘルプすれば済むことも多いと思うので、ヘルプできるタイミングの時はヘルプさせてもらえる方が互いにとって(特に精神衛生上)良いのかなと感じます。

「山!」「川!」でも「山川!」「太郎!」でも、何でもいいので合言葉のようなものを作っておきましょう。

4, 興味関心を持とう

ただ、世の中には在宅勤務ができないパパさんも多いと思います。
そんな中で育児に直接参加ができなくても「分かっている」だけでも全然違うのかなと感じました。

よく怒られるテーマ(そんなのは本来あってはいけないのですが)として、「そんなことも知らないのか!」ということがあります。

例えば、
・何回も予防接種をしないといけなかったり、
・離乳食の段階によって食べられるものが変わったり、
・保育所はどこに入れるか(料金だけでなく、施設環境や特色等含め)

など、世の中のママさんは常にいろいろなことを考えています。

我が家のママさんからは「『やらない(出来ない)=知らなくていい』ではないんだぞ!!」という金言をいただきました。
これは意外と抜けがちで自分自身も痛感しました。

正直、在宅勤務だろうが外で働こうが、業務中はがっつり育児に参加できるわけではないので、必然的に育児の範囲は育児休暇をとっている方の方が圧倒的に多いです。「在宅だから大丈夫」や「外で働いてるからしょうがない」ではなく、ママさんが普段何やっているかを学んでいきましょう

あと、余談ですが、
実際に知っていることももちろんですが、知る過程での意欲・関心(小学校の通信簿みたい)にも注意した方が良いです。
ママさんはパパさんにかまっている暇はないので見ていません。

「やってるぞー!」「知ろうとしてるぞー!」っていう感じも上手くアピールしていきましょう。(これがどうしても苦手……)

で、亭主関白目指してみませんか?

正直書きたかったのはここなので、ここまでの話は前置きです。(長い)

今では聞き慣れない「亭主関白」という旦那像。
なんとなくこの表現に違和感を持っていて、「関白」って実態はともかくとして、天皇を政治面でサポートするよという役職なので天皇がいないと始まらない。(ちなみに摂政は幼い天皇をサポートする役職。そういえば日本史好きだった)

じゃあ家の中の天皇って誰やってなったとき、それはやっぱり奥さんだと思うんです。となると我が家では、天皇(奥さん)と皇太子(息子さん)と関白(自分)の3人暮らしなので、関白、威張りようがなくない?

前述したように、育児・家事に関して自分自身至らない点が多いため、
稀に(体感的には2時間に一回)、厳しい(かつほんの少しだけ理不尽な)お言葉をいただくこともありますが、素直なお気持ち表明だと思えば、気持ちの持ちようも変わります。変わりますよね。変わりたい。

冗談はさておき、
天皇までいかなくても互いの役割や機能だけで見るのではなく、
存在含めて尊重し合える関係性が理想だなと思います。

平常な時は思いやりが一番大切だということは理解しているのですが、
これが仕事や育児に忙殺されているとなかなか実践できません。
自分自身、息子さんが生まれてからのこの1年間、万全の思いやりが出来ていたかと言われると正直自信がありません。

パパさんへ
ママさん本当に大変そうで、正直どう声かけても邪魔になっちゃうんじゃないかなと思ってヘルプを出すキッカケがなかなかないですよね。下手に話しかけるよりそっとしておく方が思いやりなのかなって思いますよね。

すごい分かるんですけど、それは怒られてないだけで積もっているので爆発した時の被害が大きくなるだけです。トライ&エラーを実施して小さめに起爆していきましょう。この記事がそういった方々へ奥さんへ話かける一つのきっかけになったら嬉しいです。

ママさんへ
いつも本当にお疲れ様です。
パパさんの一つ一つの細かい行動(何もしてない様子含め)に腹が立つ気持ちも理解できます。でも、僕よりはまだマシだと思って許してやってください。

あなたのパパさんは
満足にコーンフレークすら作れないわけでもなく、
掃除機を隅どころか入り口で終わらせようとする訳でもなく、
ママさんを関白のようにサポートしたいときっと思っていると思います。

下を見ていてはキリがないですが、
パパさんの成長はママさんのコントロール次第なので、
自分は天皇だと思って関白を上手く使いつつ、
あと時々、パパさんへの感謝のお気持ちも表明してあげてください。

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▲令和の鬼ごっこを楽しむ関白(父)と皇太子(息子)

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