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分かりにくいからこそ伝わりやすく丁寧に。コロナ禍のHameeを支えた労務担当のホスピタリティ

Hamee公式note発足から約2年。デザイナー、エンジニア、営業、EC担当、投資担当、新規事責任者など多くの社員が登場しましたが、バックオフィス部門の社員に深くフォーカスする機会はあまりありませんでした。

前線で各事業部のメンバーが活躍できるのは、バックオフィスの支えがあってこそ。弊社に限らず、特にここ数年のコロナ禍において、そのサポートのありがたみを強く感じた人も多いのではないでしょうか。

そこで今回はコロナ禍にHameeを下支えしてくれた労務担当かつ、愛されキャラクターの三石勝さんにインタビュー。支援部門として日々どんなふうに働いているのか、コロナ禍にどんな対応をしてくれていたのか、聞いてみました。

―今日はよろしくお願いします!三石さんは労務担当ということですが、普段どんな業務をされているんですか?

三石:大きく分けると月次・年次で業務内容が分かれています。

月次では、入退社手続き・勤怠管理・給与計算・社会保険手続き・安全衛生委員会の実施などです。年次では、健康診断・ストレスチェックに関する業務や労基署への報告、年末調整など法令にもとづいた内容の業務がありますね。ほかにはHameeGlobalに出向している社員もいますので、本人や現地担当者とのやり取りなども担当しています。

僕は2015年8月入社なんですが、以降社員数は増え続けているので、必然的に業務のボリュームもどんどん増えています。いろいろ改善しないといけないんですけどね。

―まさに縁の下の力持ちですね。いつもありがとうございます!入社前も労務を担当されていたんですか?


三石:いえ。入社前は会計事務所で、税理士の補助として会計関係の仕事をしていました。その中で給与計算はやっていましたが、基本的には中小零細企業の会計業務を担当していました。

―そこからどういう経緯でHameeに入社されたんですか?

三石:会計事務所の職務上仕方がないのですが、顧問先企業の「外側」という立場が自分の中でちょっと引っかかってきてしまって。

「今月利益すごいですね!」みたいな話をしていても、僕はやっぱり「外側」の人間じゃないですか。しばらく働くうちに「事業会社の内側ってどんな感じなんだろう?」って気持ちが湧いてくるようになったんです。

そんな時に、大親友(と勝手に思っている)のS君がHameeの当時「総務・人事・広報部」ですでに働いていて、人員不足だということで声をかけてくれて。調べてみると、売上も成長スピードもすごくて、商品も見たことあるものがあったりと、なんだか面白そうな会社だと感じました。

経理関連部署ではなかったので不安はあったものの、漠然と事業会社で新しいキャリアにチャレンジしたい!っていう前向きな気持ちと好奇心から採用面接を受け、晴れて2015年8月にHameeにジョインすることができました。

ちなみに最後の社長面接で「経理じゃないんだ?」って聞かれたときはちょっと焦りました(笑)

―実際入社してみて、いかがでしたか?

三石:前職では同僚はかなり年上の方ばかりだったので、自分に近い世代の方が活躍している様子を見て、わくわくしたのを覚えています。自分が望んでいたのはまさにそういう会社だったので、自分には何ができるのかを常に考えながら、とにかく頑張りたいという気持ちでした。

ただ大変だったのは人前で話すことですね。前職は10人前後の会社だったのですが、Hameeは当時すでに100人以上の規模。もともと人前で話すことに苦手意識が強いので、知らない人たちの中にポンっと入って話をするのはものすごく緊張しました。

Hameeではコロナ禍以前は全社員が集まる朝礼があったのですが、仕事柄、共有事項など、その場で話さなければいけない機会が頻繁にあって。毎回「噛んだらどうしよう」「うまくしゃべれなかったら嫌だな」とか思っていましたね。本当にダメだったんです。しょうもない話ですが、そこは苦労しました。

―確かにいつも全社朝礼で発表されていましたもんね。イヤになったりはしませんでしたか?

三石:正直最初はきつかったですけど、僕が前にトコトコ歩いていくと、周りの人が「頑張れー」と声をかけてくれたり、暖かく見守ってくれている雰囲気をすごく感じました。本当にありがたかったです。

社会人なんですけどね。そんなんで大丈夫かって思われてしまうかもしれませんが(笑)、でもそういう暖かさがHameeの良いところだと感じています。

あと、通常業務でいろいろな人と関わることが多いのですが、皆さんから感謝されることがすごく多かったんです。ありがとうって。仕事柄というのもありますが、そこが一番のモチベーションになっていました。

労務って基本的に「できて当たり前」の業務ばかりで、ちょっとミスしたら大事故になってしまうことも多いんです。それに対する不安とか、「間違えたらやばいな」という気持ちはずっとあるんですけど、その中でも皆さんに感謝してもらえると、単純ですけど、気持ちがぐっと上がって、頑張るぞ!って気持ちになれるんですよね。

―Hameeには社内公募部制度※もありますが、三石さんは一度も部署異動されず、労務や総務周りを担当していますよね。

三石:変な意味じゃないんですけど、僕にはこの仕事しかないだろうなという気持ちがあって。どちらかというと地味な業務なので、やりたいって人はなかなかいないかもしれませんが、会社にとっては欠かせない大切な仕事だと思っていて。それを長年任せてもらえているのは、本当にありがたいですし、だからこそ頑張れるんだと思います。

※半期に一度、各部門ごとに募集職種を社内に公開し、社員の意思で新しい環境にチャレンジできる制度

ーコロナ禍以降、労務としてどのような対応をされていたんでしょうか。

三石:新型コロナウィルスに関する対応は社内のBCP(事業継続計画)対策本部が基本的な方針を決めた上で、それに沿った実務対応を担当していました。

社内で感染者が出た場合は、都度対象者にヒアリングして状況をまとめたリストを作成し、他の社員への感染リスクがないように社内調整したり。僕一人で何かをしていたということはなくて、総務やその他の部署も含めてみんなで対応していたという感じです。

誰もやったことがないことなので、正しい対応が分からないケースも多々あり、その時は産業医の先生に聞いたり、ネットで行政のページを調べたり、臨機応変に対応していました。

例えば待機期間は本当に記載の日数で大丈夫なのかとか、濃厚接触の定義には該当しないけど出社させて大丈夫なのかなど、考えるとキリがない状況で。1つ1つの対応が正解なのか、正直分からず手探りでやっていましたね。

ただ幸いHameeは早い段階からリモート勤務を解禁していたので、コロナ感染が疑わしい場合はリモート勤務をお願いすることができて、仕事のために仕方なく会社に来てクラスターになっちゃったみたいなケースはなかったです。そこはラッキーだったなと思います。

―コロナワクチンの職域接種に関する三石さんのアナウンスが完璧で、「すごいホスピタリティを感じた」という社内の声がありました。

三石:ありがたいですね。職域接種そのものはNEのお取引先様からお誘いいただいたものだったので、先方にご迷惑をかけないように社内調整と案内はしっかりやらなければという気持ちが強かったです。先方も初めてのことだからか、なかなか確定事項の連絡が来なくて、互いに手探りでした。

希望者をアンケートで募ったところ、当時個人ではワクチン接種がなかなか受けられない状況だったこともあり約100人の希望がありました。そこから先方とやりとりをしながら、参加者をチーム分けして、チームごとにスケジュールや順番を調整しました。

あと、受診者が当日持参しないといけない書類、逆に各自に当日までに送っておかないといけない書類があったりしたので、間違いがないように確認した上で一人ひとりにチャットでデータを連絡したりしていましたね。そのあたりの対応をこと細かにやっていたのが良かったのかもしれません。

交通費にしても、全員が接種完了したくらいのベストなタイミングを見計らいながらアナウンスするようにしていました。こういうアナウンスをちゃんと説明できなかった時って、みんな困って、あちこちから質問が上がって来ちゃうんですよね。極力そうならないように意識していました。

―そういった全社へのアナウンスや共有などで、意識していることがあれば教えてください。
三石:労務って単純に分かりづらいじゃないですか。特に社会保険とか税金とかって、パッと言われても分からないことが多いですよね。なので分かるように伝えるということは、当たり前ですけどとても気にしています

例えば年末調整のマニュアル一つでも、パッと見で直感的に操作方法が分かるようにつくったり。マニュアルを見ない人もいるかもなので、同時にテキストでもチャットで連絡するようにしたり、分かりやすさ・伝わりやすさという点は常に大事にしています。

ーコロナ禍での献身的な働きが評価されて、2022年5月の全社キックオフMTGのHameeアワード※では社長賞を受賞しましたよね。

三石:ありがとうございます。仕事柄どちらかというと、こういう会の運営側の人間ですし、全く予想していなかったので本当に驚きました。妻も、「裏側の働きもちゃんと評価してくれるんだね~良い会社だね」って言ってくれて。

ちなみに、賞金はあまり使っていません!沖縄旅行は行かせていただきましたけど(笑) 自分なんかがいただいて良いものかとかなり悩みましたが、素直に嬉しかったです!本当にありがとうございました。

※年間を通して最もチャレンジやValueを体現し大きな成果を出した社員を表彰する制度。

―最後に今後の意気込みを教えてください。

三石:実は5月からはNE株式会社に転籍予定でして、労務を離れ、経営管理部で主に総務関連の業務を担当する予定です。労務でも総務でも、会社がまわるようにしっかりサポートするという役割は変わらないので、今まで以上に会社全体の成長に貢献できるように頑張っていきたいなと思っています。

ー本日はありがとうございました!

さいごに

学生時代にバンドのドラムを担当していたり、友人の紹介でHameeと出会ったり、全社朝礼でアナウンスする場面が多かったりと、三石さんとは共通項が多く、勝手に親近感を覚えている筆者。

同じ部署だった頃、業務が集中してめちゃくちゃキツイだろうという時も、頼みごとをされると、いつもスマイルを絶やさず対応をしてくれる。そんな姿に奥底にあるホスピタリティを感じていました。

きっと同じように感謝している人が社内にはたくさんいるだろうなぁと思います。これからもNEのみならず、Hameeグループ全体を支えてくれることを期待しています!

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◆記事を書いた人

執筆者PROFILE:高倉 裕直(たかくら・ひろなお)
広報・会社イベント担当。 静岡の片田舎でのんびり暮らし。ペットのコザクラインコと音楽が大好き。新米パパ。娘1歳1カ月。いつ「パパ」と言ってくれるのか、今か今かと毎日心待ちにしている。

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