Vol.3 | 子どもがプログラミングを学ぶメリットとは。
プログラミング。
2020年からプログラミング教育が義務化されてからは、特に耳にしている方も多いと思われます。
今後は子どもたちがプログラミングを学ぶ機会は確実に増えていくでしょう。
しかし、子どもがプログラミングを学ぶことで、具体的にどういうメリットがあるのでしょうか。
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子どもがプログラミングを学ぶメリットとは。
わたしが感じているメリットとしては、この3つです。
✅論理的思考力が身につく
プログラミングを学ぶことで身につく論理的思考力とは、「自分のやりたいことを分かりやすく正確に伝える思考」のことを言います。
たとえば、算数の授業で一辺が10cmの正三角形を作る問題。これをプログラミングで作りたいときはコンピュータに以下の様に伝えます。
①まっすぐ10cm進む。
②時計周りに120度回転させる。
③これを3回繰り返す。
友達に、「10cmの正三角形書いて欲しいんだけど~」と言っても大体は理解してもらえると思います。
しかしコンピュータに同じように言っても理解してもらえません。上記のようなひとつひとつ順序立てた説明が必要になります。
つまり、プログラミングを学ぶことで、自分の意図をわかりやすく、正確に相手に伝えるトレーニングをしているということです。
算数を一例にしましたが、他の教科にも同じような考え方ができるので、結果的に成績upにつながってくるとも言われています。
✅クリエイティブな発想ができるようになる
プログラミングを学んでいくと、自分の頭に浮かんだアイディアを形にするクリエイティブな発想がついてきます。
わたしが思うクリエイティブな発想とは、「イメージする力(想像力)」と「イメージしたものを自分で作り出す力(創造力)」を合わせ持ったものです。
たとえば、「このゲーム、もっとこうしたら怖くなって面白くなるのにな〜」(想像力)→「よし!時間経過ごとにガイコツを大きくする仕掛けを追加して作ってみたぞ~」(創造力)といったような発想のことです。
このクリエイティブな発想ができると、今後「誰かの役立つこんないいもの、作れないかな?」といった思想が比較的簡単になります。
✅コミュニケーション力がつく
プログラミングを学ぶことは基本的には一人でおこなうイメージが大きいと思います。
そのため、これがコミュニケーション力も付くだなんて…本当?と思われても仕方がないことかもしれません。
プログラミングでコミュニケーション力を身につけるためには「子どもがプログラミングを学ぶ際、行き詰まってしまったりしたときに、お友達やママパパに相談できる環境があること」が前提となります。
その前提があると、例えば、相手とコミュニケーションをする機会が必然的に増えてきます。
また、自分が作った作品を披露して、問題点や改善点などを話し合う場も増えてくるでしょう。
だからこそ、わたし個人としては、質問ができたり話し合いをする環境は必須だと感じています。
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こういった思考や発想は、生まれ持って身についているものではなく学んでいけば身につくものであり、早い時期から子どもにプログラミングを学んでもらいたいという親御さんが多いようです。
早い時期に子どもにプログラミングを学んでもらいたいというのにも理由があります。とある記事にこう書いてありました。
12歳までの子ども脳には、入ってきた情報を受け取る繊細さが、大人の数倍あるんです。
つまり、仮にある出来事を忘れてしまったとしても、脳の情報網が繊細であるがゆえにすぐに何かのきっかけで思い出しやすくなるのかもしれないということなんでしょうね。
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また、メンタリストのDaigoさんも、子どもが産まれたらプログラミングを学ばせたい!と、とあるYouTubeの広告でお話しされていました。(広告のレベルではなかったです、とても説得力のある説明をされていました(;'∀'))
このときの話で印象に残ったことは、プログラミングを学んだ子どもの将来はプログラマーだけではないということです。
プログラミングを学ぶと、論理的な発想で物事を解決したり、新しい価値を生み出せる考え方が養われていきます。
結果的に、弁護士や特許の取得、起業をするといったことに結びつきやすくなるようで、決してプログラマーだけのスキルではないということです。
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つまり、子どもの時期にプログラミングを正しく学んでおくと、例えプログラマーを目指さないにせよ、付加価値の高い職種で活躍することができるようになる ということですね。
正直なところ、プログラミングができるようになると、人生の可能性が広がると思います。
今後大人になったときの仕事の選択肢だってそうですし、もちろん考え方や見方も広がるから、生き方も変わります。
自分で良し悪しの判断ができる能力も早いうちに身につけているでしょうから、自立する時期も早いと思います。
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詰まるところ、プログラミングは子どもたちの可能性を広げる手段なんだと信じています。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!!
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