家庭教育について

こんにちは。
一日中雨が降ると分かっている日にどうしても自転車で買い物に行きたくて結局行ったら帰りに雨が降り、自転車に備え付けていたかっぱを着るも雨が貫通して服がびしょびしょになった数学塾長です。

最近、生徒の練習問題不足が目立っています。
「自主性,自発性」を鍛えるために、数学ゼミではあまり宿題を出しません。
代わりに練習しているかの確認はします。

やっていない生徒が多いですが。

ポジティブな気持ちでやってほしいと思うので、
やらないと〇〇になるよ」
のようなネガティブ発言は控えています。

それでも今やらないとどんどん後悔する方へ進んでいくので、結局「やらないと」発言をしてしまいます。



長年塾講師をしていると、こういった生徒は多いことに気づきます。
・言われてやる子供
・言われてもやらない子供

言い換えれば
・言われないとやらない子供
・言ってもやらない子供(そのまんま)

・言わずにやる生徒
・何をやるべきか聞きに来る生徒
はなかなか少ないようです。

それはなぜなのでしょう?
今日はそんな話から始めていきます。







1.そもそも知らない

子供はまず知ることから始めます。

・やっていいこと
・やらなくていいこと
・やった方がいいこと
・やらない方がいいこと
・やらないといけないこと
・やってはいけないこと

そういったことを学校や家で大人から学びます。
誰も教えてくれなければ、
自分から知ろうとしたり
自分で判断したりします。

誰も教えてくれなかったことで怒られると
「なぜ?」となり、
答えがわかると納得したり
時には不満そうにします。

でも学校も親も、全てを初めから教えられるわけありません。
絶対に必要なことは教えますが
(例えば交通ルールなどの命に関わることや
他人に迷惑がかかること)
すぐに知る必要のないこと、段階を追って知るべきことは気づけば知らないまま育っていきます。






2.Yes,NoよりもWhat

勉強に関して言えば、よく子供に
「〇〇はしたの?なぜしてないの?」
という問いかけがあります。
これは大人からすれば当たり前のことをしていないからの発言ですが、子供からすれば
「なぜ?そんなに大切?」という気持ちです。

どのくらい大切なのか、
どうして大事なのかを教えてもらう機会などないからだと思います。

この問いかけは次のような結末を迎えます。
「そんなに悪いことしてないのに、
なぜ怒られるんだろう?」
「怒られないためにやろう」
「嫌なものだから、怒られるスレスレまでやらないでおこう」

このようにして勉強にマイナスイメージが染み付いていきます。

でも大事なので、親としては子供に勉強してほしい。

どうすればいいのか?
それは「日頃から感情を聞く質問をすること」
です。

例えば勉強をやっていなかった時に
「どんな気持ち?」と聞いてください。
子供に勉強を押し付けるのではなく、どんな気持ちかを聞くことで前向きに勉強をできるようになるきっかけになります。

その気持ちを聞いたら、
次に分かってあげてください。
大人からすれば、やって当たり前の勉強も
子供にとっては色々と大変です。
その気持ちを自分が子供の頃を思い出したりしながら理解し、話を聞きましょう。

そのまま勉強をする気持ちにならなければ、
その時は無理して勉強させる必要はありません。

ここで重要なのは、
子供の気持ちを汲み取ることです。

親は自分の子供の将来を思って育てます。
だから子供に後悔してほしくありません。
でも子供はそんなこと理解できる歳ではありません。
ただ、子供も勉強をしない毎日を続けていいとは思っていません。
大人と同様、子供もいろんなことを考えています。
・今のこと
・将来のこと
・勉強のこと
・友達のこと
・家族のこと

ですから、日頃から子供の様々な気持ちを聞く習慣をつけましょう。
そしていざ子供が勉強をしたいと思った時にその気持ちを大事にできるようにしましょう。






3.最近の人は

子供に限らず、最近の人はケータイがあることで
コミュニケーションを取らない傾向があります。

学校で良いことがあっても
誰かに伝えたい大ニュースがあっても
家族に伝えずにSNSを使って友達や知り合いに話してしまいます。

そうするとどんどん親と話をしなくなり、
勉強やご飯やお風呂の時だけ会話をする。
自分の気持ちを打ち明けることもないから
その会話も報告のみ。
結果、親が何かしてあげたいときには
何もできないという状態になってしまいます。

「日頃からの勉強習慣!」と子に言うように、
「日頃からコミュニケーション!」は両親には少々刺さる言葉かもしれませんね…






4.最後に

今日は家庭での教育の仕方について話を展開していきました。

結局のところ、

親から子へ
・いざという時、日頃の勉強は役に立つ
子から親へ
・いざという時、日頃の会話は役に立つ

といったところでしょうか?

勉強の時だけガミガミ言う親は
話したいことがある時だけ言う子供と同じですね

子も親も、常日頃から大事なことは
続けていきたいものですね。

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