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夏休みは何する?

トルコでは「夏休み」が3ヶ月程ある。3ヶ月間子供たちは何をしているのか?

私たち家族は、小学校が始まってから、日本の小学校も経験させたいと6月半ばから始まる「夏休み」前に学校に許可をもらって早めに一時帰国していた。今年は残念ながら新型コロナウイルスの影響で帰国は断念。長い長い「夏休み」を自宅で過ごす。(正確には3月半ばに学校が休校になってからずっとだ)

トルコの夏休みの過ごし方

夏休み前に学校の周りに「夏の学校」的な所の募集広告が張り出される。家庭によってはそういうところに子供を入れたり、私の周りではスイミングや体操クラブに行っていたというのをよく聞いた。夏の間のプログラムがあるのだ。後は、サッカーやバスケットボール。

または、両親の実家に長期滞在する。友達の子供は毎年「Köy」(キョイ・村)に行っている。目の前に海があるから子供たちは毎日、海で遊んでいるそうだ。「夏の家」で過ごす、という話も聞く。

問題ない職場なら、子供たちを職場に連れて行く。昼食を食べにケバブ屋に入ったとき、私の子供と同じ年くらいの子供がいた。子供たちは仲良くなり一緒に遊んだり、その子供のお父さんにアイスクリームを買ってもらって一緒に食べたりしていた。自由に過ごしていたので、てっきりその子のお父さんの店かと思っていたら、オーナーは別だと言われた。

私たち家族の「今年の夏」の過ごし方

今年は日本に帰国できない。外出も出来るだけ控えたいというのもあり、子供とは日本語学習を中心に過ごしている。

トルコでは普通の公立の小学校に通っている。そして、通える範囲で日本人学校はない。学校がある日は時間がないのでなかなか日本語学習は進まない。「本を読んで。」と言っても、「お母さんが読んで聞かせて。」と言い、自分で読むのを嫌がる。でもこの夏は、「毎日30分は自分で本読みをする」を宿題にした。

外遊びが好きなのでいつも外で遊んでいたが、外出を控えた長い「夏休み」。時間もできた。子供も諦めて毎日の本読みを頑張っている。紙の本は手に入りにくいので電子書籍で読んでいる。最近読んだ本で7巻続いているお話があり、そのお話が面白かったようで、1巻を読み、2巻を読み…としているうちに、「お母さん!!最後の本になった!!」と言って7巻目まで読み切ってしまった。読み切った後は、「次はどの本を読もうかな?」と自分で読む本を選んでいる。

「本が楽しいなら、別に毎日30分じゃなくてもっと長い時間読んでもいいよ。」と声を掛けるのだが、そこは毎日時計とにらめっこしながら30分きっちり本を読んでいる。遊ぶ時間がなくなるからと。休みも長く、暇にしている時間もあるというのに・・・。

8月に入ったので、トルコの勉強も本格的に始めないと新学期が始まるとついていけないかもしれない。こちらはどのように進めたらよいのか・・・。とりあえず復習と、今は「読む」ことを中心に進めてみようかと考えている。


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