見出し画像

【書き手目線】短編小説の魅力とすすめ

私は小説を書き始めるならば、まずは短編小説を書くのがいいと考えています。その理由を、小説投稿者目線からまとめていきます。

執筆時間が短い

短編小説の一番の魅力は、すぐに書けるということです。「これを書きたい」「この会話をネタにしたい」みたいなのがあれば、すぐに書くことができます。

1万文字以上の長編小説を書こうと思うと、どうしても時間がかかります。執筆時間はもちろんですが、登場人物の設定や世界観を考える必要もでてきます。

短編小説であれば、細かい設定を考える必要がないのも魅力です。最初に軽く設定を考え、合わなかったり、情報が足りなければ、すぐに修正することが可能です。

完結させるクセがつく

小説を書くのが嫌になる最大の理由は、完結させられないことです。これは小説に限らず、新しいことを始めた時に必ずつきまとう問題です。

人は結果を求める生き物なので、「成功体験」がないと続けられます。短編小説であればすぐに書けるため、「完結させられた」という成功体験を積み上げやすいです。

書き上げた時の達成感はすごいので、次も同じ達成感を味わいたいを思うようになります。この繰り返しで、自然と小説を完結させるクセがついていきます。

文章力を鍛えるのに最適

短編小説では、純粋に書きたいシーンだけを書くことができます。書き直しや読み直しもすぐにできるので、自分の書きたいシーンに近づくように、何度も書くことができます。

これが長編だと、文章全体の整合性を考えたり、キャラクターのそれまでの関係性や今の関係を踏まえて、「このキャラは今こう話すだろう」など、自由に書けなくなることもでてきます。

こんなことを書くと、長編は難しそうと思われるかもしれませんが、短編でしっかり書きたいことを書けるようになっていれば、自然と長編を仕上げる力もついてきます。

短編小説を何度も書くことで、文章力・構成力を鍛えることができます。

読者に読まれやすい

ネットに短編小説を投稿する時には、「完結済み」として投稿することができます。

読者は未完結のものよりも「完結済み」の小説を読みたい傾向にあるので、読まれる可能性が高くなります。

また小説投稿サイトでは、完結済み小説は「完結済み一覧」で新規に表示されることが多く、読者の目に留まることも多くなります。

なかなか読まれないと悩んでいるのであれば、一度短編を書いてみて、完結済みで投稿してみましょう。

まとめ

短編小説を書くことは、文章力・構成力を上げ、長編小説を仕上げる力を養うことにつながります。

また執筆時間が短く、完結させやすいので、「小説を書く楽しさ」や「小説を完結させる達成感」を味わえ、成功体験を積み上げることができます。

長編小説を思うように書けなくて悩んでいるのであれば、短編小説にも挑戦してみましょう。

小説の細かい書き方については、ブログでもまとめているので、ぜひ一度読んでみてください。
小説の書き方まとめ

いいなと思ったら、noteの「スキ」のタップしていただけると励みになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?