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中国中古マンション市場アップデート
8月から売りに出しているボロマンションは、先月末を最後に内覧希望者がパタリと止まった。中国での中古物件の成約にかかる期間は3〜6ヶ月間ほどなので、うちの部屋はボチボチじゃないかなあと期待しているが、果たして大丈夫かと思うこともある。
この街の新築マンションは、購入者の多くは買い替えによるので、中古物件の市場が停滞すると当然のごとぐ新築マンションの売れ行きにも影響が出てくる。
今年に入り、住宅ローンの審査が厳しくなり、かつ、金利が上がったことが約定件数が下がった最大の原因であることは街の不動産会社の誰に聞いてもすぐに答えてくれることなのに、日本のマスコミになると大袈裟に誇張して「バブル崩壊」と書き立てる。
そういうこともあり、現時点では売り物件も少なく、買い手も多くないので直ぐに売りたい人にとっては 値段の調整しか他に手段はない。 売り手が多すぎる状況ならいざ知らず、売買少ない状況では様子見を決め込む悠長な売り手も大勢いる。 うちの嫁も悠長派なので、イライラ派の某が、現実を見ながら多少なり値段を下げて販売活動を進めることにした。
添付は 不動産販売の担当者から転送された現状価格動向である。
よく見ると、少しづつ値段を下げる(緑色の矢印)売主が増えていることが分かる。
業界のコンセンサスによれば、この状態が続くのは誰の幸せにもつながらないので、年末に近づけば、住宅ローンの金利の優遇措置や審査条件の緩和措置が出るだろうと読んでいる。
さらに言うと、地方政府の不動産収入にも直結する問題でもあり、本当に現在の政府の政策(不動産価格を無理矢理にでも抑えること)が適切だったのか否か、新たな方向感が示されるのは時間の問題であろう。
最大のリスクシナリオは、CPIの上昇による金利政策の引き締めと富裕層への固定資産税の創設であろう。
ということで、恒大とか・不動産会社発行のドル社債のデフォルトとかは、我が街ではほとんど問題視されていない。
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