ぜんぶ、私がきめる。
最近は、恋愛の話をすることが多くありました。
先日は若者の中に入って「告白された相手にどうやってお断りをするか」という話を聞く機会があって。
そんな怖い話を聞きました。怖いし辛い。
そんな怖いことが起きないように、知っていてほしいことがあると話しました。
「人間関係の主導権は自分が持つ」ということ。
次の約束は、私が決める。
会うか会わないかは、私が決める。
待つか待たないかは、私が決める。
誘いを受けるかどうかは、私が決める。
好きになるかどうかは、私が決める。
これらの心構えがとっても重要です。
先ほどの、好きじゃない人の誘いをどう断るかについては割りとやることが明確で「もう行きません」と伝えればいいだけですが(でもそれを難しいと思う人もたくさんいると私は知っている)、他にも例はいろいろあると思います。
たとえば、連絡をくれない相手がいる場合、「相手からの連絡待ち」な感じがしますが、「待つか待たないか」は自分で決めていいのです。
相手の連絡を待たずに、会いたいなら連絡をしていい。もし返事がこないのであれば、「もう待たない(=この関係を卒業する)」という選択肢を自分が持っている。そういうことなのです。
過去にこんな記事を書いていた。
他にも、いい感じの人ができた時に、ついつい相手に好かれようと思って、無理したり背伸びしたりして会っているうちに疲れてしまうことがある。「相手に嫌われないように」と、相手の視点でばかり物事を見てしまいがちですが、問題は「私が好きになれるかどうか」なのです。
一緒にいてクタクタになる人を、「私が好きになれるかどうか」。その人と一緒にいる自分を、「私が好きになれるかどうか」。
そっちの方が相手に好かれるよりも何倍も大事なのです。この先の人生ずっと一緒にいる可能性だってあるのだから。「私の過ごし方に、この人はどこまでついてこれるのかしら」という気持ちで相手を見ることが必要です。
そんなわけで、「私が決める」という合言葉をいっぱい唱えてほしい。恋愛だけではありません。友情も家族も仕事関係も全て同じです。「私が決める」が合言葉。
この話をしたら、若者たちが「むりむりむりw」「理想論理想論」と言うわけです。彼らはやたらと単語を繰り返すのですが、それがすごい可愛らしい。
「そんな話をしている人がいたなって、いつか思い出してくれたら嬉しいわぁ〜」と伝えました。
ほんとだよ。思い出してね。
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2024年のテーマは、やめるまで楽しむこと。手放すことを恐れず、その瞬間までを楽しめばいい。そんなハマダのこだわり記事はこちらに収めます。
対話のカケラ(マガジン)
ハマダユイ
ソーシャルワーカー12年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。
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