愚痴る時はマナーが大事
ただ愚痴りたい時ってある。
でも愚痴るという行為には、ある程度マナーが必要だと思っている。だって、愚痴を聞くって大変だ。共感を表したり、同情したり、相手はいつだってたくさん考えて聞いてくれている。それを理解してこの行為を行わなくてはいけないと思っている。
というわけで(どういうわけで)、突然だけど愚痴る時のマイルールを紹介しよう!
相手を楽しませる愚痴を
まず、ただ愚痴るんじゃなくて起承転結を意識すること。ユーモアを忘れず、相手をエンターテインする気持ちが大事。誰かへの呪いの言葉を吐くのではなく、「こんな面白いことに遭遇したんだよ」という気持ちで話す。
感情は相手に伝えてOK
でも同時に、「嫌な気持ちになったんだ」「怒ってるの」という自分の感情もこぼす。これが愚痴の醍醐味だから。相手が「そっかそっか」と言ってくれる程度を意識して、感情をシェア。
相手をジャッジに巻き込まない
陥りやすいのは「私、間違っていないよね?」という、どっちが正しいのか問題に相手を巻き込むこと。これはしんどい。相手は関係ないから。どっちが正しいかよりも、自分の感情をシェアすることが大事。そして大抵のことはどっちが正しいとか、ない。
愚痴る前に、一人でプレゼン練習をする
ここが最重要ポイント。嫌なことがあったら、その感情のまま、聞いてくれる人のもとへすっ飛んで行っていかない。
相手も楽しめる愚痴を披露するためには、プレゼン練習が必要。一人で部屋でぶつぶつ練習するのがとてもいい。
こんな感じで、話をわかりやすいところからスタートさせて、起承転結の「転」を驚きをもって聞いてもらえるように意識して話を構成する。もちろんオチはしっかり落とすし、上司のモノマネもちゃんと練習する。この作業は意外に楽しい。そして、自分を冷静にしてくれる。
相手に披露する愚痴ができあがった時は、心も落ち着いている。少し俯瞰した状態で出来事を見る余裕もできて、「相手もひどいけど、私もやらかしてんな」という結論が出たりする。
その後に完成した愚痴を披露すると、短くて済むし、相手も自分も楽しめる。続けていくと、話すのが上手になる。一石二鳥。嫌なことがあった時は「しめしめ、ネタができたぜ!」と小躍りしたくなるようになる。
これが、相手も自分も大事にする愚痴マナー。広めたい。
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2024年のテーマは、やめるまで楽しむこと。手放すことを恐れず、その瞬間までを楽しめばいい。そんなハマダのこだわり記事はこちらに収めます。
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ハマダユイ
ソーシャルワーカー12年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。
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