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もろもろ感想 日記 備忘録 さいきんは文学フリマに出店も。https://kuritabane.booth.pm/ 書評アーカイブサイト「ALL REVIEWS」ボランティアスタッフ。プロの書評が無料公開中! https://allreviews.jp

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    • 本など

      読んだ本のメモ。

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      観た映画の感想です。

    • スパークスの歌詞を訳すマガジン

      スパークス(Sparks)の歌詞をひたすら和訳する記事です。誤訳もします。

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      日記のような、雑記。

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    BOOTHはじめましたの【お知らせ】

    「BOOTH」(ブース) という、ピクシブさんが母体の同人誌販売サービスで、ブースをもちました。 今のところ、文学フリマで販売した冊子を置いております!  3冊。 それぞれ、電子版も置いています。 電子版は送料もかからないし……(発送作業もいらないし)……とてもお得ですね。 ほとんど入稿原稿みたいなPDFを売っているわけです。 というわけで あらためて、内容説明を少し。 1.『GAGAⅢ』魅惑のファッショニスタ レディー・ガガ様に、森羅万象を着てもらったイラスト集

      • 「文学フリマ東京36」で買った本

        去る5月21日(日) 文学フリマに出店しつつ、 買った本の紹介コーナーです。 ちょうど一年前に、お客として初参加したとき、買いすぎた。1万7000字 今回は事前にWebカタログ(1400ブース超)を全部見る(!)という狂気を冒してみたんですが、 やっぱりそこまですると処理しきれなくて、「気になる」押してそれっきりが増えてしまいました。。。 今回6000字。 第一展示場 やまおり亭『〆切七転八倒』(C-05 山折書亭) 同人活動における〆切エッセイ集。 いつのまにか

        • 「文学フリマ東京36」に参加しましたのお知らせ

          表題どおりです! 2023年5月21日(日)「文学フリマ東京36」於:東京流通センター 無事参加してきましたー。 参加前の記事↓ 去年の5月に初めて行ってからもう3回目。出店は2回目。 すっかり駅すぐの「ゆで太郎」も馴染みの景色になりました。 あと横の自販機に囲まれた四畳半(?)。正面入り口前の、ちょうど腰掛けられる植込みとか。 朝の設営から参加 しましたー。 机をはこんで並べ、立て、イスを配り、ブース情報のシールを貼り、追加のイスを配り、宅配便の荷物をブース列の

          • 「なつかしゲームブック 雪山の山荘事件」攻略本

            この記事にはネタバレが含まれます。 犯人はヤス。 改めまして 「文学フリマ東京36」で見てくださった方 そしてお買い上げいただいた方、ありがとうございました。 いかがでしたでしょうか……。 本作は……………… ゲームブックだったでしょうか……? いやいやもちろん、パラメータも持ち物もダイス振りもない、そういうゲームブックはあります。 色んなご意見があると思います。 ただ、ゲームブックに並々ならぬ思い入れのかたには申し訳ない。 「2パラ進んだだけでエンディングにな

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            文学フリマ東京36(2023/5/21日)に参加しますのお知らせ

            表題どおりです! うちは、前回(22年11月20日)につづき参加させてもらいますー。 ※前回の報告記事と、前々回にお客として初参加しての興奮してる記録はこちら。 前々回は、買った本の紹介をぜんぶ書く、といって1万7千字になってます。 やりすぎだと思います。いいと思います。 文学フリマとは自分は”コミケの文字メイン版みたいなもの”と雑に説明したりしています。 禁則事項はいくつかありますが、とにかく色んな「好き」や「好きすぎて憎い」や「とりあえずやってみる」や「仕事なので来

            映画『逆転のトライアングル』を観た日記

            ※ネタバレとか、あるのでご注意ください リューベン・オストルンド監督の最新作。 この監督の作品は『フレンチアルプスで起きたこと』『ザ・スクエア 思いやりの聖域』を見て、 「コントの人だ!」 という印象を持っている。 だって『フレンチ~』は、スキーリゾートに家族で来たところ雪崩に遭遇、父親がひとりで逃げ出してしまうのだが、じつはその雪崩は雪だまりを流すための安全なもので、何事もなかった妻と子が食事を続けているラウンジに、何事もなかったように父親は戻ってくる。でも決定的に関

            映画『生きる LIVING』を観た日記

            ※急に、観た映画は感想を書いておこう、と思って書きはじめたけれど、これが3つめだけど、こんなに書けないもんか、と思いながら書く。 いい映画だったなあ。 という感想以外にそんなにない。 上映前。 TOHOシネマズの券売機の横に、簡素なパーカーながら妙に自信に満ちた感じの男と、黒ずくめの短パン黒マスク美女が並んでいた。 「むかしの名作でさ、このおじさんが病気になって、それでこれからの人生を考えるっていう…。ま、名作だからさ、そういうのがあるんだなぁって感じで。これとか」 ま

            映画『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』を観た日記

            2017年10月5日、アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズからハリウッドの超大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性加害についての詳細な調査報道が公開された。 氏が長年にわたり、数多くの俳優、自らのオフィスの社員等に対しセクハラ、性暴力をおこない、しかし被害者たちは莫大な金銭と交換に「秘密保持契約」を結ばされてきたこと。多くの当事者のみならず周囲の人々も、強大な権力に対して口をつぐんできたこと。 この報道をきっかけに現在にまでつづく大規模な#MeTooムーブメン

            映画『シン・仮面ライダー』を観た日記

            ※映画をできるだけ観て、できるだけ感想などをメモしておこうというものです。 だからたぶん、評価する、とか、批評する、とかいうことではなくて(そんな分際ではないし) それを見たときどんな感じだったか? 何を考えたか? を、できるだけ正直に書こう。 2023年4月1日(土)『シン・仮面ライダー』を観た。 土曜日、春休み、さらにファーストデイ割引1200円、という混む条件がそろうなかだったけれど、20:45開始回はそれなりで、真ん中らへんのスクリーン正面席で両隣ナシで鑑賞。 『

            映画『Odoriko』&『ヌード・アット・ハート』

            ※感想など書いてみましたが、こちらの nukisuke さんのツイートが抜群にまとまっているので、こちらのツリーをお読みください。 そのあと、もしよければさらに下へ。 ・・・・・・・・ 奥谷洋一郎 監督作『Odoriko』と『ヌード・アット・ハート』(2020年、2021年)を拝見しました。 ストリッパー(踊り子)の劇場暮らしを取材したドキュメンタリー作品。(1月30、31日の2夜連続上映 於:アンスティチュ・フランセ東京) ストリップを知る知り合いから「絶対見て!」と

            恋愛工学と「歯の浮くような台詞」

            「歯の浮くような台詞(せりふ)」、という慣用句があります。 意味を辞書で引けば 「わざとらしい、軽薄で見え透いたような言葉。クサいセリフ」。 あからさまなお世辞、こちらをコントロールしたいような誉め言葉、芝居ががった言いぐさ、などでしょう。 ちなみに「歯が浮く」のは喋っているほうではなく聞き手で、耳に入ると歯が浮く時のような不快感を感じる、というわけ。 巷では「恋愛工学」なるナンパ(?)テクニックが囁かれて久しいですが、みなさんもこんな「歯の浮くような台詞」、気づかずに

            「文学フリマ東京35」に出ます3(出ました)

            出ました! ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました! 当日は朝8時半からの設営ボランティアにも参加。 長机の足を出し、ロックをかけ、 パイプイスを並べ・・・ という、なつかしの日雇い労働感覚で燃えたぎってスタートしました。 9時半過ぎには第二展示場設営は終わり、たぶん1時間近く巻きで出品者受付がスタート。 びっくりしたのが、「では出品者の方々は~」と声がかかったときに手を挙げたのが半分もいなかったことで じゃあ、お客さんとして?  12時開場までこんなにあるけどや

            「文学フリマ東京35」に出ます その2

            その1、を書いたならその5くらいまで当日へのカウントダウンとして書くべきを、ぜんぜん、もう前日になってしまいました。 出品するものの詳細を書きます。 この「お品書き」という画像を作る作業量も、みなさん、ふつうにこなしているんですね。コンナンタイヘンヨォ。 なんなの? このバックグラウンドのテクスチャァは? こんなに説明文書いてる人もあんまいないし・・・。 「”その場”で培われてきた常識」を知らずに乗りこむ。技術ナシ。っていうのは、とにかくビクビクすることばかりですね。

            「文学フリマ東京35」に出ます その1

            【11月20日(日)】『文学フリマ東京35』に、出店します。 なんそれ???????? という方もいらっしゃるかも。かんたんに言っちゃうと、文学系に限定したコミケ、という感じでしょうか。 でも小説とかだけでなく幅広くて、 自由研究というか、一分野特化型の本が多数あり、 なんか「タモリ倶楽部」の世界観を歩いているような感じでした。個々の熱量がたまらないですよ。 (「コスプレ禁止」というのが大きなアイデンティティかもしれない) 5月に初体験して、 買いこみすぎたうえ、そのほ

            『射精道』を読んだ

            光文社新書9月の新刊は『射精道』。 そんなの、買ってしまうじゃないか。そして読んだ。 内容はいたって真面目に性教育で、聖隷浜松病院リプロダクションセンター長・総合性治療科部長にして 「人生の2分の1は性的なことを考えて生きてきました」(p.272「あとがき」) という著者の経験の詰まった一冊だった。 刀と同様、他人を傷つけ、結果殺めることもありうる「陰茎」を持つに足る倫理・心・技・体の修養規範としての射精道である。 射精道? 他人を云々ならセックス道ではないのか? とお

            『そして、僕はOEDを読んだ』を読んだ

            骨をつかんだ原始人が、相手に殴りかかる。人類がはじめて使った道具は暴力のためだった・・・という『2001年宇宙の旅』の冒頭にならえば、辞書をつかんだ幼稚園人は、うんこちんこを引く。はじめて使った辞書は、下ネタのためだった・・・。 誰しも経験があるだろうこの行為は(いや言いすぎました)、しかしやがて成長し、正しく必要な語彙を調べるように、進化を遂げていくものだ。 ではその進化が行きつき、スターチャイルドと化した人類がいたとしたら・・・? この本は、幼少期からひたすら読書に耽