そうして、昨日の匂いはあとかたもなく連れ去られてしまう。
だからこそ、私たちは書いておかなければいけない。その日の呼吸を明日に持ち越してやすむ、ということができないのと同じように、今日のことばは今日産みそして弔ってやらねばならない。
このネットの海に言葉を投げることは、笹舟を作って流すようなものなのかもしれない。
見送ってしまえばそれは戻ってくることがない。
明日には明日の笹舟を、明日もっとも青々とした笹の葉で作るのだろう。
明日生まれることばは、どんな風に吹かれて誰にとどくだろう。
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