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打倒リウマチ/腸活を巡る冒険③

2019年から打倒リウマチを胸に、
腸活を巡る冒険で迷走を続けて参りましたが、
2022年を目前に嬉しいご報告が!
3年間悩まされたリウマチが、ついに、ついに、
寛解しました!

2021年初頭に「腸活を巡る冒険②」を書いてから10か月の間に何があったか?その寛解までの軌跡(奇跡)を、始めから応援してくださった方も初めましての方も、ご一緒にご一読頂けると嬉しいです。

これまでの軌跡

2019年5月ピロリ菌除去のため飲んだ抗生物質(ペニシリン)で腸内環境が乱れリウマチを発症してから、薬に頼らない自己治癒の道を探求してきました。

2019年はただただ痛みとの闘いの一年                 酷いときは、爪先から顎までの全身の関節の痛みと肩から腕の筋肉痛があり、歩行も困難でした。免疫も落ちて年末には肺炎にかかる始末。
関連記事「病気が教えてくれたこと」
 
2020年はファスティングと腸活の日々                 ペニシリンで全滅した善玉菌と増殖した悪玉菌のバランスをとるため、毒素の排出(ファスティング)と新しい菌の定着(腸活)を繰り返すうちに迷走して、年末には小腸内で悪玉菌が増殖するSIBOになってしまいました。
関連記事「打倒カンジダ菌/腸活を巡る冒険①」
関連記事「打倒SIBO/腸活を巡る冒険②」

医療から外れた自然療法は地図のない旅、
途中で迷って引き返そうかと何度も思いました。

2021年の冒険と旅のアイテム

2020年にファスティングで徹底的に毒素排出ができたものの、腸活は振り出しに戻り、リウマチの痛みは右足膝と両手首、両指に残っていて、前より改善したものの、まだまだの状態でした。

そこで、2021年はSIBOが落ちついたのを機に、             ファスティングで失われた栄養を補充して体力強化を目指しました。

栄養補充強化アイテムは         
◎腸活食品                                   
◎プロテイン
◎各種サプリメント

羅針盤となり道を示して頂いた方々、
(心より感謝申し上げます)
◎栄養療法で膠原病を完治されたまぁこさん
◎栄養療法でリウマチを完治されたkanoさん
◎栄養療法で治療をする藤川徳美先生

この御三方に加えて、Twitterや各社ブログでも治療のヒントになる情報を発信下さった多くの皆様、
改めましてありがとうございました。

腸活食品

SIBO治療中は、高フォドマップである腸活食品(プロバイオティクス&プレバイオティクス)は悪玉菌の増殖を招くので禁止でしたが、2021年2月には食べても腹部膨満がなくなり、少しずつ摂り入れられるようになりました。

成功のコツは日和見菌でした。
まずは日和見で腸内環境の地固めをしてから、新しい善玉菌(プロバイオティクス)の移植と、その菌達のエサとなる食物繊維(プレバイオティクス)をセットで摂りつつ、悪玉菌増加予防にデトックスもしました。

◎日和見菌(プロバイオティクス)
地固めに選んだ日和見菌は、土壌菌が豊富なマコモ顆粒です。水に溶かして終日飲んでいました。清涼感があってお腹が落ちつきました。

◎発酵食品(プロバイオティクス)
最初に選んだのは糠漬でした。始めは恐る恐る食べた糠漬でしたが、穏やかな乳酸菌や酪酸菌がSIBOのリハビリには最適だったようです。
他にも発酵食品の、納豆甘酒ザワークラウトも摂り入れ、ヨーグルも再挑戦しましたがやはり合わなかったので除外しました。

◎食物繊維とオリゴ糖(プレバイオティクス)
善玉菌のエサになる食物繊維とオリゴ糖、
ゴボウはオリゴ糖と水溶性食物繊維、不溶性食物繊維がバランス良く含まれるので、根菜類と一緒に味噌汁に入れて食べました。

ゴボウ同様オリゴ糖の多く含まれる、玉葱アボカドバナナ等や菊芋(イヌリン)も摂り入れました。

◎悪玉菌デトックス
悪玉菌調整とSIBO予防のため、食物繊維豊富なサイリウムと毒素吸着のベントナイトクレイを水に混ぜ飲んでいました。
サイリウムとベントナイトクレイについては、
【10日間ハーブファスティング-7日目】に関連記事があります。

◎善玉菌用サプリメント(プロバイオティクス)

これまで試したプロバイオティクス、
常に3種類位を合わせて摂りました。
これ以外にミヤリサンやビオフェルミンも試しました。


食品以外にも色んな善玉菌サプリメント(プロバイオティクス)も試してみました。善玉菌の種類はあまたありますが、正直どれが効果的かまだ判然としません。お守り代わりに前述のプレバイオティクス&プロテインと一緒に摂るようにしていました。

プロテイン

自己免疫疾患とは、身体を守ってくれる免疫という防衛軍が、敵と味方の区別がつかず、自己組織に攻撃をしてしまう疾患ですが、
蛋白質不足は、その勘違いを引き起こす原因になるようです。

体内では、アミノ酸を材料に蛋白質を作って壊す反復作業があり、新しい蛋白質が入ってこないと、本来であれば廃棄処分になるはずの古くて変形したアミノ酸を再利用します。

この変形したアミノ酸免疫の攻撃対象となるので、再利用を防ぐ 為にも常に新鮮な蛋白質を摂る必要があるようです。

◎平飼い卵

オムレツにはチーズを入れて。

お粉のプロテインを飲む前に、食品で良質の蛋白質を補給すべく、北海道で緑餌で平飼い飼育されている小林農園さんから元気な卵を取り寄せました。緑餌の鶏から生まれる卵の黄身はレモンイエローなんですね、毎昼食3個の卵を食べ始めました。
加えて夕食には鮭や鶏肉で蛋白質摂取しました。

◎ホエイプロテイン
ホエイプロテインには乳糖が含まれるWPCと乳糖を除いたアレルギー向きのWPIがあり、腸の弱い方にはWPIがオススメのようです。乳化剤としてひまわりレクチンを使用してますが、オーガニックな緑餌で育った牛から採れているのでニチガのグラスフェッドWPIを選びました。

コラーゲン
コラーゲンは新田ゼラチンのコラゲネイドを毎食味噌汁に入れて摂取。乳化剤が未添加なのに溶けやすいので使いやすかったです。

プロテインドリンクは結構お腹が一杯になるので、食前や食間に飲むと食事が食べれなくなり、飲むタイミングに悩みましたが、結局、夜就寝前に飲む事で落ちつきました。

プロテインドリンクのレシピは、

WPIプロテイン(20g)
オーツミルク(プレバイオティクス)
甘酒(発酵食品)
バナナ(プレバイオティクス)
グルタミンパウダー(腸の粘膜強化)
オリゴ糖(プレバイオティクス)
ロイテリ菌パウダー(プロバイオティクス)

以上に水を足してスムージーにして、
以下のサプリメントと飲みました。

ベタインHCI(蛋白質消化酵素)
オルニチン&アルギニン(蛋白質のアンモニア除去)
ビタミンB6(蛋白質の取込みをサポート)
アシドフィルス&ビフィズス菌(プロバイオティクス)
マグネシウム(腸内細菌を増やし多様性を生む)

成人の一日に必要な蛋白質は 体重 × 1g 、
当時は体重45kgだったので一日45gになります。
プロテインで20g+卵3個で20gなので、
あとはその時々のお肉やお魚を取り入れていきました。

プロテイン摂取のネックは、プロテイン消化の段階で出るアンモニアを肝臓の尿素回路で処理できなくなった場合、大腸で悪玉菌が増殖してしまう事です。

その予防のため、プロテインを飲む時は尿素回路を活性化してくれる、オルニチンアルギニンシトルリンのサプリやプロバイオティクスを同時摂取するようにしました。

各種サプリメント

一時期は全てを飲んでいましたが、
現在は体調をみて減量しています

せっかく栄養(プロテイン)を摂っても、体に取り込めなかったらゴミになってしまいます。

ビタミンやミネラルや消化酵素は栄養を吸収しやすくしたり、お互いの作用機序を助け合ったりするようです。

前述の、まぁこさんkanoさん藤川徳美先生、の推奨するビタミンやミネラルの飲み方を参考に、上記のサプリメントを使い分けています。

<その他とり入れた食品や飲物>

◎大根おろし・山芋おろし(消化・粘膜強化)
◎赤紫蘇水・梅干湯(抗酸化・抗炎症・整腸)

関連記事【10日間ハーブファスティング-5日目】

◎パセリ水(排毒)
関連記事【②肝臓クレンズ/準備編】

◎ギー・MCTオイル・亜麻仁油(抗炎症・整腸)
関連記事【10日間ハーブファスティング-準備編】

さよなら打倒リウマチ

プロテインとサプリメントを飲み続けて、
少しずつ変化が、

当初あったリウマチ痛は、
右足膝と両手首、両指でしたが、
最初に右足膝、次に左手首の痛みがなくなり、             両指も痛みが取れてバネ指が残りました。

バネ指は3年間炎症が続いた指に残された、リウマチの後遺症のようで、痛みはないのですが指が張って曲がらない状態です。希望を感じるのは両人差し指を除いてカックンと曲がりつつあり、このままステロイド注射などしなくても治りそうな予感がしてます。

そしてついに年の瀬も迫る2021年12月、
右手首の痛みもなくなりました!
打倒リウマチの闘いがついに終わったのです。

昨年の日記を読むと、
毎朝階下に降りる時、膝や足の甲が痛くてゆっくりしか降りれなかったのが、今は弾むように降りられて、
扉のノブを回したり、ジャムの蓋を開けたり、
簡単な手作業にも痛みが伴った両手首が、
今ではどんなにねじっても大丈夫、
なんの苦もなく大掃除ができるようになりました。

さよなら打倒リウマチ

喉元過ぎると熱さを忘れると言いますが、
どこがどれ位痛かったのか?
もちろん長年の炎症で傷んだ関節はギシっとしますが、常に攻撃されるようだった痛みは嘘のように体から消えたのです。

独自で始めた栄養療法は地図のない旅で、しかも効果が出るのもゆっくりだったので、
何故まだ痛みが続くのか?道を間違えたのだろうか?等、迷子になったような気分に何度も襲われました。

こうして治って初めて、薬を使わず食事とプロテインとサプリメントでリウマチが治るんだ!と実感できています。

補足ですが、今回の栄養療法については、
藤川徳美先生の藤川理論を下敷にしましたが、そのプロトコルを全て忠実に実行したわけではありません。


例えば藤川理論では、
「プロテインは20gを1日2回」推奨
とありますが、私は20gを1日1回でした。
摂りたくてもお腹一杯で余地なしでした。
「糖質制限」推奨
制限しませんでした。果実を食べたり、白米も積極的に食べました。(私の場合レクチンに弱いので玄米と未発酵の大豆は避けています)
「鉄サプリメント摂取」推奨
鉄の摂取は悪玉菌のエサになりやすいと聞いていたので、鉄サプリは摂取せず、代わりにラクトフェリンをサプリで摂取しました。
ラクトフェリンについては、分子栄養学カウンセラーのアキさんも、自己免疫疾患に良いと語られています(スタンドFMより)

藤川理論から少し外れましたが、それでもこうして回復できたので、どんな療法でも自分の体に合うように調整して、カスタムメイドで取り入れる事が重要だなと思いました。

すべての病は腸から始まる

医学の父と言われた古代ギリシャのヒポクラテスは          「すべての病は腸から始まる」という名言を残しています。

紀元前の昔からわかっていたこの事実を、
残念ながら現代の西洋医学では教え継がなかったようで、リウマチと言えば投薬治療のみ、
腸と免疫疾患の相関関係など無きがごとしです。

私はたまたま、豆腐を食べ過ぎたり抗生物質を続けて摂ったお陰で、それらの因果関係からリウマチの根本原因は腸だと言う真実を身をもって探り当てたのですが、

ヒポクラテスの言葉を知らない医師の指導の元、薬に頼らざるを得ない方々には、医療以外にも選択肢があること、自分で自分の医師となり自らを癒してゆくのは可能なのだと、声を大にしてお伝えしたいです。

更に腸活を巡る冒険は続く

栄養補給のおかげで体重も45㎏から50㎏まで増え、
リウマチもなくなったけど、
人並みな腸活のスタートラインにやっと辿り着けたばかりで、真の腸活はここから始まるのだと期待は膨らみます、
バネ指の改善と、理想のバナナ便に近づくため、
2022年も腸活を巡る冒険はまだまだ続きます。

ここまで私の旅におつきあい頂きありがとうございました。私の体験が、同じように旅する方の道標となれたのなら、この上ない喜びです。

これからはのんびり楽しく進めそうです。

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