結果を出す人は、「本質」を見抜く
あなたは、「本質」を見抜く自信はありますか?
私は、すぐに見失ってしまいます。
例えば、消費者として飲食店を選ぶとき。
コスパが良くて美味しくてサービスが良いお店は、また行きたくなりますよね。
じゃあ、今度は飲食店の店長だとしたらどうでしょうか?
単価が安いと、売り上げが上がらない。
経費はかけられないから、メニューの種類は抑えて原料も安いものを使わないといけない。
パートやバイトの時給も上げられなくて、サービスの質も上がらない。
いつの間にか、お客さんが喜ぶサービスを提供するという「本質」が見えなくなって、「だって、これしか出来ないから」という限定合理性が、当たり前になっていく。
同じようなことが、あなたの目の前でも起こっていませんか?
私自身、自分の身の回りでも同じ状況に陥っていることがままあります。
一方、結果を出し続ける人たちは、「本質」を決して見失わない。
この記事では、「本質」を見抜く力を付けたい方のために、今日から取り入れられるエッセンスをお伝えします。
仕事柄、私はいわゆる大企業の役員クラスの方々と話す機会が多いです。
彼らから学んだ、「本質」を見抜く力の源泉を3つに分解してご紹介します!
①既に存在するものを疑ってみる
②言葉にこだわる
③小さな変化を見逃さない
最後に:「本質」を見失いそうな時は
①既に存在するものを疑ってみる
私は営業部の企画にいるので、組織設計やKGI・KPIに関わっています。
先日、トップから投げかけられた言葉は、
・この組織が発足した意義を見失っていないか?
・組織目標が形骸化していないか?
・KPIの数を絞れないか?
・名が体を表していないプロジェクトはないか?
私は今の組織が7年前に発足した黎明期を知っています。
かつ、昨年1年間は育休で職場を離れていたので、客観的に見て閉塞感を感じていました。
だからこそ、トップが語った「本質」を捉えた言葉が、深く刺さりました。
②言葉にこだわる
大きな組織の先頭に立つ人は、なぜ大勢の人の心を動かせるのか。
それは、彼らの発する言葉の一つ一つに、思いが凝縮されているからだと思います。
普段、何気なく使っている言葉の、一言一句にこだわる姿勢。
私たちが社内で当たり前のように使っている言葉が、実は一般常識ではないこともあります。
言葉は、思考を作る。
思考は、行動を促す。
だからこそ、言葉にこだわる。
すると、何気なく発した言葉から、その人その人の本質が見えてきたり。
ふと目にしたり耳に入ってきた言葉に、特別な意味を感じたりする。
コミュニケーション力や思考力も深まっていきます。
言葉にこだわることで、「本質」に辿り着き、追求し続けることが出来るのです。
③小さな変化を見逃さない
「火のないところに煙は立たない」
これは噂話の例えで使われますが、他の場面でもそうだと思います。
組織が大きくなると、何かが劇的に変わることはありません。
その代わり、小さな変化は日々確実に起きています。組織の大きさに比べると、誤差のようなものだから、見逃してしまいがちですが。
組織が大きいからこそ、結果は遅れてやってくるのです。
だからこそ、小さな変化を見逃さない。
トップに立つ方々は、社員一人ひとりへの心配りや、社内外の変化の兆候を掴むことに余念がない。
それは、彼らが組織という「システム」をよく理解しているからです。
「システム」を構成しているのは、一人一人の社員であり。
「システム」の変化は、いつも遅れてやってくる。
そのことを知っているからこそ、小さな変化を見逃さないのです。
最後に:「本質」を見失いそうな時は
いかがでしたでしょうか?
私自身「本質」を忘れがちなことを、誰よりも自覚し、危惧しています。
だからこそ、毎日坐禅をしています。
そして、「本質」を捉えている人のことを観察して、こんなnoteを書いています。
私の目に見えてる世界は、きっと浅くて狭い。そのことを自覚しているから、「本質」を見失いそうな時には立ち止まる。
世界はきっともっと広くて深いし、もっともっとその「本質」を知りたいし、掘り下げたい。
私自身も、今日から始められる3つの方法を意識して、「本質」を捉える力を磨きたいと思います!
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