ハル(黒崎晴臣)

詩を書く楽器屋さん。アコギ弾き。誰かの心の弦が揺れれば幸いです。

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マガジン

  • エッセイ

    楽器屋で詩人で詩の雑誌の編集長で詩のNPO法人の代表理事である僕のエッセイです。不定期更新。

  • 僕の好きな詩について 現代詩 日本編

    僕の好きな詩について、言いたいことを言うnoteです。日本人の近現代詩に絞ってます。画像はネットから。問題があったらすぐ消しますので教えてください。

  • 自作詩

    自作の詩を集めたマガジンです。

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    詩誌「みなみのかぜ」第十七号

    今号は鹿児島の詩人、奥山紗英さんをゲストに迎えました。同人の詩作品は菊石朋、清水らくは、津留清美、平川綾真智、広瀬大志、宮城ま咲。 また、平川の評論文も掲載。  2024年10月14日発行 A5版 本文32ページ
    ¥500
    聲℃ 【Said】
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    聲℃(セイド)Vol.9 [QRコードで朗読が聴ける同人詩誌]

    X(旧Twitter)などで活躍する詩人、黒崎水華、森羅万象、加勢健一、ひだり手枕、高橋加代子、佐藤幹夫、広瀬大志、黒崎晴臣、原島里枝、タムラアスカ、八島路佳男、鈴木奥、医ヰ嶋蟲毒からなる同人詩誌「聲℃(セイド)」 Vol.9完成!今作から新同人野宮ゆりが参加!今号のゲストはH氏賞受賞詩人、松尾真由美さん!美しい韻律が炸裂する詩編を寄せていただきました。また、今号から野宮ゆりが同人として加入。詩の世界にさらなる広がりが生まれました。また、ご好評いただいている高橋加代子画の今号の表紙「スクィーズ・スクィーズ」のポストカードをプレゼント!※本誌は誌面内各作品の表紙QRコードから、詩の朗読をYouTube動画と共にお聞きいただける仕様となっております。全66ページ。A5版詩と言葉を愛するすべての人へ。表紙 高橋加代子※表紙画像はサンプルです。実際の商品と色味などが異なる場合がございます。※本詩誌の売上の10%は年に一回、当方が定めた児童養護施設等の寄付先に寄付いたします。
    ¥1,100
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    今号は鹿児島の詩人、奥山紗英さんをゲストに迎えました。同人の詩作品は菊石朋、清水らくは、津留清美、平川綾真智、広瀬大志、宮城ま咲。 また、平川の評論文も掲載。  2024年10月14日発行 A5版 本文32ページ
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    聲℃(セイド)Vol.9 [QRコードで朗読が聴ける同人詩誌]

    X(旧Twitter)などで活躍する詩人、黒崎水華、森羅万象、加勢健一、ひだり手枕、高橋加代子、佐藤幹夫、広瀬大志、黒崎晴臣、原島里枝、タムラアスカ、八島路佳男、鈴木奥、医ヰ嶋蟲毒からなる同人詩誌「聲℃(セイド)」 Vol.9完成!今作から新同人野宮ゆりが参加!今号のゲストはH氏賞受賞詩人、松尾真由美さん!美しい韻律が炸裂する詩編を寄せていただきました。また、今号から野宮ゆりが同人として加入。詩の世界にさらなる広がりが生まれました。また、ご好評いただいている高橋加代子画の今号の表紙「スクィーズ・スクィーズ」のポストカードをプレゼント!※本誌は誌面内各作品の表紙QRコードから、詩の朗読をYouTube動画と共にお聞きいただける仕様となっております。全66ページ。A5版詩と言葉を愛するすべての人へ。表紙 高橋加代子※表紙画像はサンプルです。実際の商品と色味などが異なる場合がございます。※本詩誌の売上の10%は年に一回、当方が定めた児童養護施設等の寄付先に寄付いたします。
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    高橋加代子詩集『あらゆる色彩は白に帰結する』

    高橋加代子詩集『あらゆる色彩は白に帰結する』¥1,650円税込(送料無料でお届けします)―――――「狂ってる/狂っていない/黎明」の「裂け目から/朝が/羽化する」 画家の高橋さんが詩を書いていきたいと、数年前に私の開いた「詩の教室」に来られた。最初はたどたどしいところもあった高橋さんの詩は、みるみるうちに稀有な個性を作り始めた。それは言葉を感情や思考のうちにひねり出していく一般的な詩の構築ルートとは違い、自身の体験や体感を視覚的にとらえ風景として描写する言葉のまばたきのようだ。その視覚センスは、唐突に煌めいたり、ときに妖気や狂気すらもはらみ、「異常も長く続くと常態になる」ほどの迫力を抒情性の中に備えている。 詩人の高橋さんが表す言葉は「色彩」であろう。「狂ってる/狂っていない/黎明」を待ちわびる暗い空を、どのように塗り込めるのか。この第一詩集に注目した。【帯文】詩人 広瀬大志―――――2024年8月28日発行本文 72ページサイズA5版ソフトカバー定価1,500+税装幀・装画 高橋加代子ご購入特典 表紙画ポストカード
    ¥1,650
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twitterにアップした詩たち。2019/10/01~2019/10/15

614 【深部】 怒りは美しくない ルサンチマンには 引き攣れた心ばかりで 良い馨りがしない 激しく叩き付ける言葉から 逃げてゆく 煌めく光の粉を埋葬する営みに 救われることを赤子のように悶えて 僥倖を待つばかりの炎 何故不満は醜く 哀しみに美が宿るか 静かな河の中で 暗い森の中で たしかな沈黙に指を浸し 眼を閉じるとき 清らかな闇が そっと肩をたたく 遠くで蝶が鳴く 光が水のように 流れてゆく 615 【崩壊】 悲鳴の滝が落ち

    • 突然ですが、詩人 小笠原鳥類さんの評論集を出版したいのでクラファンはじめました。

      数年前には全く予想していなかったのですが、私が詩の出版社を立ち上げ、その小さな出版社「ライトバース出版」から、2022〜2023年の間に現代詩手帖読者投稿欄の選者を務めた小笠原鳥類さんの第一評論集『吉岡実を読め!』を発刊することになったのがおよそ半年前。この『吉岡実を読め!』には色々な方からご感想をいただき、感謝に堪えません。 著者の小笠原鳥類さんは、アーティストの崎山蒼志さんの歌詞に影響を与えたり、詩のTシャツが発売されたり、アイドルの朗読する詩を執筆されたりとマルチに活

      • さよなら

        〈暴かれた世界〉は喪失する それは精神の他者を訴えていた 欠けた部分はデントだったのか プラズマだったのか 海が 似合わない色だったから 〈太陽を掴んでしま〉った後で 何を喰らって生きてきたのか 〈世界の終わりがそこで見てる〉 あの静寂と美について だれが捧げえたか 生きるにはまだ早い あの黒い愛の穴を纏って わたしたちの汚穢を吸い 清めていった喉は どこに落ちていってしまったのか 〈からからの温度の中で〉 冷蔵庫のブランドだったのか 美しい誤読だったのか 甲殻類の名前だ

        • 2023/6/3ポエフェスで読んだ詩

          2023/6/3 萩原朔太郎前橋文学館で娘(2歳)と一緒に登壇して協力して朗読するはずが、娘が土壇場で寝てしまったので、爆睡の娘を抱えて発表した詩です。 良かったら読んでみてください😊 『雨の記憶』 あめざあざあじゅうご 君が教えてくれた 朝のアスファルトの輝くこと お店も猫のように睡り目覚めること お花も猫のように睡り目覚めること それから 冬の猫じゃらしが小さいこと 春は猫じゃらしがいないこと 雨は野良猫がいないこと 雨ざあざあじゅうご 君が教え

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        twitterにアップした詩たち。2019/10/01~2019/10/15

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        • エッセイ
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          詩誌評『月の未明 Vol.9』

          詩人 原島里枝さんの個人詩誌『月の未明 Vol.9』に詩を一編寄稿させていただきました。 私はまだ無名極まる、しがなさ100%の詩人なので、私の詩が掲載されたことによって拡販の助力と成ることはできかねますが、せめて詩誌評を書かせていただければと思います。よろしければ最後までお付き合いくださいませ。 『月の未明 Vol.9』は原島さん自身の詩3編と(私を含む)ゲスト3名の詩、及び編集後記で構成されております。特色と呼ばれるシアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの通常のイン

          詩誌評『月の未明 Vol.9』

          詩の雑誌を発刊してみました。

          こんにちは。ハルです。 この度「QRコードで朗読が聞ける詩誌 ライトバース」という雑誌をつくりました。 タイトルの通り、誌面のQRコードを読み込んでいただくと、YouTube動画で掲載詩の朗読が聴ける、という仕組みになっています。 創刊号は銀色夏生さんに過去作の掲載をお許しいただき、僕の妻に朗読してもらいました。その他にも総勢14名の朗読や演奏が納められています。 ⇩こちらから収録作品のダイジェストをご覧いただけます。⇩ 売上は諸経費を差し引いて、子供の育成に携わる

          詩の雑誌を発刊してみました。

          【車に轢かれて詩集を出すことにした話】3/3

          詩の同人誌の編集長である筆者の事故体験談を書いてます。全3テキスト中の3番目。この章のみで約4,500文字・平均所要時間9分程度です。 前章はこちら。 ―――――――― 人生でISBN付きの書籍を出版する人は、どれくらいいるのだろう。 ご存知のかたもあろうと思うが、ISBNとは、国際標準図書番号と言って、本の裏表紙などに表示されるバーコードの基になる文字列である。 これを取得していると、その本が国会図書館に保存されたり、書店の機械で在庫を調べてもらえたり、Amazo

          【車に轢かれて詩集を出すことにした話】3/3

          【車に轢かれて詩集を出すことに決めた話】2/3

          詩の同人誌の編集長である筆者の事故体験談を書いてます。全3テキスト中の2番目。この章のみで約2,500文字・平均所要時間5分程度です。 前章はこちら。 ―――――――――――――― ここで、改めて僕の自己紹介をしておこうと思う。僕は事故の1週間前に41歳(後厄・お祓い済み)になったばかりの楽器店の販売員で、ギターと現代詩と家族をこよなく愛する、ごく一般的な成人男性である。 楽器販売員と同時に趣味で詩の同人誌の編集長をしており、最近「詩のNPO法人」なるものを登記して代

          【車に轢かれて詩集を出すことに決めた話】2/3

          【車に轢かれて詩集を出すことに決めた話】1/3

          詩の同人誌の編集長である筆者の事故体験談を書いてます。全3テキスト。この章のみで約3850文字・平均所要時間8分程度です。 ――――――――――――― 「日本の平均寿命である83歳まで生きた場合、車に轢かれる確率は35.8%」という試算をどこかで読んだことがある。3人に1人は楽勝で轢かれることになる。 打率3割5分8厘。人生というスラッガーは、相当な巧打者でもあるようだ。でも、どこかで読んだだけのそんな数値は、僕には無関係だと思っていた。ーーーあの雨の夕暮までは。 昨

          【車に轢かれて詩集を出すことに決めた話】1/3

          僕の好きな詩について。第48回 岡崎体育

          こんにちは。僕の好きな詩について好き放題言うnote第48回は、岡崎体育さんです。 え?岡崎氏、詩を書くの?と思われましたか。そうです。書きません。ただ、曲によっては歌詞があまりに現代詩なので、今回この企画の俎上に乗りました。まずは、詩をどうぞ。それから、詩の後にyoutubeのURLも貼っておきますので、良かったら曲も聴いてみてくださいませ。 ーーーーーーーーーーーーーー 花に香りはある 詳しくはないけど 私に愛はある あればいいなと思う 眼は代を削ぎ取るキャメラ

          僕の好きな詩について。第48回 岡崎体育

          僕の好きな詩について。第四十七回 渋沢孝輔

          お久し振りです。僕の好きな詩について好き放題言うnote、ひっさしぶりの第47回は、明治大学の教授だった詩人かつ仏文学者、渋沢孝輔氏です。カッコいいです。 ではまず詩をどうぞ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ついに水晶狂いだ 死と愛とをともにつらぬいて どんな透明な狂気が 来たりつつある水晶を生きようとしているのか 痛いきらめき ひとつの叫びがいま滑りおち無に入ってゆく 無はかれの怯懦が構えた檻 巌に花 しずかな狂い ひとつの叫びがいま だれに

          僕の好きな詩について。第四十七回 渋沢孝輔

          エリザベス・ビショップ「ONE ART」を訳してみました。

          こんにちは。ハルです。 突然ですが、20世紀のアメリカの詩人のうち、最も重要な人物の一人であり、桂冠詩人、ピューリッツァー賞の受賞者でもあるエリザベス・ビショップの「ONE ART」(1976)を訳してみました。 まずは拙訳から、どうぞ。 「ワン アート」 エリザベス・ビショップ 失うことを得ることは そんなに手強くありません 喪失は世に充ち充ちて 災いなんかじゃありません 毎日何かを失くしましょう 鍵を失くして苛立って 無駄な時間を過ごしましょう 失う

          エリザベス・ビショップ「ONE ART」を訳してみました。

          原島里枝さん詩集 「耳に緩む水」を読みました。

          はじめに 原島里枝さんの第三詩集「耳に緩む水」を拝読しました。後書きに僕と妻への謝辞を送っていただいていたり、以前僕が里枝さんにツイキャスでインタビューさせていただいた際に書いてくださった詩「人魚になれなかった」が掲載されていたり、著者ご本人とも普段親しくさせていただいておりますが、さらに、「耳に緩む水」は僕にとって縁の深い詩集と言えます。非常に素敵な作品なので、まだ読んでないかたにお薦めするために、この文章を書かせていただいています。最後までお読みいただけたら嬉しいです。

          原島里枝さん詩集 「耳に緩む水」を読みました。

          詩誌「みなみのかぜ」第九号の感想を書きました。

          こんにちは。ハルです。 今日は僕が所属している同人「聲℃」とも繋がりの深い詩誌「みなみのかぜ」最新刊第九号の感想を書かせていただきました。 よろしければお読みくださいませ。 まず「みなみのかぜ」とは如何なる詩誌かと申しますと、、 2016年4月14日。熊本・大分を中心に、大きな揺れが人々を襲いました。それから一年後の2017年4月14日、詩誌『みなみのかぜ』は創刊いたしました。熊本や大分で被災した者、かつてそこに暮らしていた者、そこに親戚のいる者など、参加する詩人は、

          詩誌「みなみのかぜ」第九号の感想を書きました。

          同人誌を創刊しました。

          こんばんは。ハルです。 急で申し訳ないのですが、同人誌、というものを編集して創刊しました。 同人誌というからには同人というグループがあり、僕もそのひとりです。全部で(今のところ)8人のメンバーなのですが、そのほぼ全てが詩人です。(ひとりだけ、表紙を描いてくださった高橋さんだけは絵を専門にされています。) 詩人、というのは面白い言葉で、たとえば漫画家、小説家、芸術家、というのは「家」がつくので、流派があったり、頑張れば家を建てられたりします。歌手、騎手、というのも「手」が

          同人誌を創刊しました。

          海外詩作品を翻訳サイトで訳してみた その1「永遠」アルチュール ランボー

          こんばんは!新企画が生まれたので、突発的にアップします。 ふと何の気なしにランボーの地獄の季節の一詩篇「永遠」をエキサイト翻訳に投入してみたらとても素敵だったので、シェアです。もちろん、全体的には誤訳です。 では、どうぞ。 【永遠】 アルチュール ランボー 彼女は見つかった。 何。永遠。 それは海が消えた 太陽と一緒に。 魂, センチネル 告白をささやこう ゼロの場合は夜 そして、火の日。 人間の投票、 コモンエルク 今、あなたは道から抜け出している そして、に従って

          海外詩作品を翻訳サイトで訳してみた その1「永遠」アルチュール ランボー