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こどもたちとの日々ぐるり

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子どもの観察が趣味。日々子どもたちに育てられている母の発見や、ときどき反省文。
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#子どもに教えられたこと

4歳娘が主演女優になった日

4歳娘が主演女優になった日

幕が開いた。
娘が、舞台の真ん中に、ひとり胸を張って立っていた。
すこし緊張した表情だったが、音楽に合わせて小さく顔を動かしてカウントをとり、大きく息を吸った。

***

週末は、保育園の「ミュージカルコンサート」だった。
今年度は、遠足も、運動会も、お泊まり学習も無くなって、それでも、唯一先生たちが開催を死守してくれたのが、このイベントだ。

娘は、これが4回目のコンサート。
1歳クラスでは、

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”カーテンコール”にご注意

”カーテンコール”にご注意

こどもたちが手をつなぐ後ろ姿を見て気づいたことがある。自然な姿勢で楽そうだな〜と。

子どもと手をつなぐと、どうしても、大人の高さになる。歩く道のりずっとカーテンコール状態。

自分のことを棚に上げるが、大急ぎで子どもを引っ張っていく親御さん、大抵そうなってる。片手だけど。

何かっていうと、手をつないでバンザイ、これです↓

(※舞台 メアリーポピンズより拝借)

わたしは自分の身長が高い(約1

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朝のピクニック

朝のピクニック

息子が2歳半を過ぎ、思い出したことがある。
まもなく5歳になるむすめが、同じくらいの頃のお話。

初めて「行きたくないの」と泣いた日食べることが大好きで
毎食はりきっておかわりするのに、
朝ごはんを全く食べ進まず
箸を置いてシクシクし始めて
おなかいたいの?と聞けばブンブン。

「保育園に行きたくないの」

行きなさい!も、行かなくていいよ!もまだ言えない。
なんで行きたくないのか、聞いてみなくて

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聴くことは、尊び重んじること

聴くことは、尊び重んじること

「もう辞めさせていただきます」
週1回こどもたちのお迎えを頼んでいたファミリーサポートの方からお断りを受けた。
しかも、たったの2ヶ月で2回、別の方から。

我が子が手に負えない問題児だったのか?

というと、そんなことはない。もう1年くらい前のことだけど、ちゃんと振り返っておきたくて。

誰かに依存することで自立する子どもとの暮らしは、大人だけで生きていくよりも多くの意思決定の場面がある。自分の

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起きてしまったことを責めない

起きてしまったことを責めない

むすめが何か"やってほしくないこと"をした時
つい「もうー!なんでXXするの」とか、言ってしまう。

1つ1つは大したことじゃないし、大人の都合だったりすることが大半。部屋の中をふざけて走って騒ぐとか。
(マンション住まいじゃなかったら、存分に走って派手に転んだりしてもいいのに。)

3歳過ぎてからもう、ほぼ毎日何かしら。
起きてしまったことに、なんでと責めても、仕方ないのに、ついつい言ってしまう

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いい子って、どんな子

いい子って、どんな子

4歳になる娘がお腹にいたとき、身体のコンディションを整えるために臨月まで通っていたサロンがあった。

院長は適度な距離感を取れる方で、心地よかった。産後出かけられるようになったら必ず調整に来てくださいね、お子さん連れでね、という言葉もいただいた。

それで、初めての出産から数ヶ月して、そのサロンにふたたび予約をした。子連れ歓迎、との言葉もいただいたので、改めて報告も兼ねて。

家から電車で40分ほ

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負けず嫌い

負けず嫌い

4歳娘、スポーツ教室に通い始めた。
体験会で脇目ふらずの大号泣。終わって、先生たちの「この子は入会しないだろうな…」という表情に反し、『来週もくる』と力強い回答。

だよね、そう言うと思った。
じゃあ、と申し込み、今日は入会2回目。

相変わらず大泣きしている。
この3回観察していてわかったのは、とにかく「負けず嫌い」であるということ。

負けず嫌いには2種類ある①人と競るときに負けるのを嫌う

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