Social Coaching１周年アニュアルレポート【２章 社会起業家にとってのコーチングの効果】
Social Coachingとは？
Social Coachingは社会起業家特化型コーチングサービスです。
社会課題解決を意図する創業者、経営者のメンタルヘルス、リーダーシップの課題を解消するため、コーチングサービスの提供を行っています。
創業者の心へ寄り添いつつ、事業の前進を歩む意図を込め「相棒のような存在に」というコンセプトを持ちながら、創業者/経営者限定で3ヶ月間無料でコーチングできるプラン・有料での継続プランを提供しています！
Social Coachingは9月にサービス１周年を記念し、9/29にアニュアルレポートをリリースします🎉
それに向け、9月は毎週金曜日にアニュアルレポートの内容をnoteで順次公開していきます✨
今回は第二弾として、社会起業家にとってのコーチングの効果を紹介します！
社会起業家にとってのコーチングの効果
今回は最低3ヶ月〜最長10ヶ月間の継続をいただいた方を対象に回答いただいています。来年やそれ以降のタイミングでは１年以上の継続・１年半以上の継続・１年未満の継続…などで効果がどのように変わってくるのかなどの集計もできるかと思いますのでまた試みたいです。
事業のことだけではなく、幅広く活用いただけているようです！セッションを何回か進めるうちにプライベート、自身のメンタル、成長についても話してみると事業にとってめぐりめぐって影響がある！というコメントが印象的でした。
受ける前に課題に感じていたこと
Social Coachingをはじめようとおもったきっかけ、その際感じていた課題はリーダーとしての成長・成熟に関する課題感でした。特に事業、サービスを拡大していきたいタイミングにチームでの協働・コミュニケーションが増え、感じやすい課題・ぶつかる壁のようです。
コーチングの効果
Social Coachingは仮説として、「メンタルヘルス・ウェルネス」「リーダーの成長・成熟課題」「経営に関する意思決定」「事業成長・社会へのアドレス力」「チームマネジメント」が起業家にとって効果をもたらす・価値となるのではないか？と置いています。今回はこの項目に関してどのような効果を生んでいるのか・いないのかを知るため、このような項目設定としました。
とても効果を感じた・効果を感じた方は72.8%と多くの方が感じていらっしゃいました。コメントでは「メンターとの話では話題にならないこと（でも大事なこと）を話せてメンタルヘルスの好転を感じた」「意思決定に迷いが少なくなり自信を持ち、毎日の行動を起こせている！」という声もありました。
またこの項目は効果を感じなかった・全く感じていないという回答が０％なことが特徴です。結果を詳しくみると、メンタルヘルス・ウェルネスに関しては元々崩れやすい、課題となりやすいタイプの起業家とそうでない方がいることがわかりました。コーチングの活用方法に違いがありそうです。
とても効果を感じた・効果を感じた方は63.7%で半数強の方が感じているようです。コメントでは、「歯がゆい部分を避けずにはなすことでいい影響があった」「短期的にマイナスに捉えられる出来事を長期的にプラスに解釈できた」、中には「コーチングを受けながら、コーチングの学習もはじめてみて、メンバーとのコミュニケーションが変わった」というものもありました！（←学習意欲・好奇心が強い方が多いので、結構あるあるです！）
こちらも結果を詳しく見てみると、Social Coaching導入中の起業家のフェーズとして1人もしくは数人のコアメンバー・共同創業者と事業を進めているため、リーダーとして求められる場面がまだ少ないのでわからない、というコメントも複数ありました。
とても効果を感じた・効果を感じた方は63.7%で半数強の方が感じているようです。「自身のスタンスや調達に向けての動き方など経営的観点で気づきがあった」「意思決定の源である自己の核心を引き出すことができた」「分岐点でコーチングを実施し自分の考えを整理できた」といったコメントがありました。
また効果を感じない・どちらとも言えない理由のコメントを見てみると、メンタルヘルス項目と同様に自分自身を見つめたり、メンタルヘルス・ウェルネスを目的に話している派と経営や事業について話している派がいるようで実感値に違いもあるようです。
とても効果を感じた・効果を感じた方は54.6%と半数強でした。「自分のパフォーマンスを上げることでメンバーへの接し方がポジティブになった」「メンバーにもコーチングに近い振る舞いをするようになった（アドバイスではなく質問をするようになったなど）」「チームマネジメントの意識が今まで低かったと気づいた」といったコメントがありました。
また効果を感じなかった・どちらとも言えない理由としてリーダーシップの項目と同様に1人もしくは数人のコアメンバー・共同創業者と事業を進めているためチームに関しての効果がわからないといったコメントがありました。
とても効果を感じた・効果を感じた方は45.5%と半数弱でした。効果を感じた理由コメントを見てみると「自分の本音と最大限の挑戦を引き出す関わりをしてくださった」「懸念点を見て見ぬ振りして進むことがなくなり事業が前に進む要因につながった」「まだ大きな成果は出ていないが１年後には大きな変化があるだろうと感じる」というコメントがありました。
効果を感じなかった・どちらとも言えない理由を見てみると、もう少し長いタイムスパンでないと判断できない、というコメントがありました。来年やそれ以降の結果にどのように変化が出てくるのかまた検証してみたい項目です。
まとめ
数字から見えること
Social Coachingをはじめようとおもったきっかけとしてはリーダーとしての成長・成熟に関する課題感が多い
社会起業家のコーチング活用すると、最低3ヶ月という短期間でも
①メンタルヘルス・ウェルネスの向上は課題に感じることがある場合、効果はかなり期待できる
②リーダーシップの成長・成熟に効果を感じられる可能性が高い
③経営の意思決定力向上も効果を感じられる可能性が高い
コメントから見えること
メンタルヘルス・ウェルネスや自分自身を見つめ直すことを目的に活用する起業家と、経営や事業についてを整理する目的で活用する起業家がいる
→コーチングの活かし方やサービスとしてできるサポートに若干違いがありそう事業の成果・社会へのアドレス力に関しては今回の集計からはコーチング効果がまちまちといえる
→１年以上の長期スパンでの活用によって効果が出てくる可能性ありなため引き続き計測したい
現時点で、社会起業家にとってコーチング活用にどのような効果があって、どのようなことには効果が得られないのか？知ることができました。今後のサービスの方針や改善にいかしていきたいと思います！
また、今回は最低3ヶ月〜最長10ヶ月間ご継続いただく方を対象に実施したアンケートでした。来年には１年以上ご継続いただく方、チームでの導入の場合等も比較項目にできればと考えています。
次回は「社会起業家がコーチングを受けての具体事例について」です！今回が数字、マクロなデータだったので次回はお一人お一人にとってどんなインパクトだったのかをご紹介する予定です！
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