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【旧帝大への道】国語力ゼロの中学生が取った1つの手段と克服法

1.文章題が苦手すぎて、進路が詰んだ

私は本を読むことが大嫌いだったので、かつては国語が超苦手な理系中学生でした。通っていた塾で毎月行われるテストではほぼ漢字の書き取りでしか点数を取ることができず、偏差値は最高でも40台前半という有様でした。当然ながらクラス分けは常に最下位で、私のように理科・数学はできても国語が壊滅的にできないタイプは、”国難” と揶揄されていました。

私が国語(特に文章題)を苦手にしていた理由は次の2点です。

1.読解力や作文力を上げるための具体的な勉強法がなかったこと 
= そもそも出題分を読んでも内容が頭に入ってこず、問題文で何を問われているかも、作文問題で何を書いていいのかもさっぱり分からなかった

2.出題文の内容が毎回変わる暗記の通用しない科目だったこと
= 数・理・社・英は解法や単語を覚えさえすればいいのに対して、国語だけはそういうわけにはいかなかった

困り果てた私は「どうすればいいですか?」と先生に聞いてみました。すると、「文章をたくさん読んだらいいよ」という納得のいかない答えが返ってきました。「そんなんで成績が上がったら苦労しないって・・・」と心の中でボヤきながら、過去問や教科書に書かれている文章を何度も読んではみたものの、一向に成績が改善する兆しは現れませんでした。それどころか、国語で赤点を取る度に自分の無能さを感じ、終いには長い文章を見ることが苦痛になってしまいました。

推薦入学でもない限り、一般的な高校の受験科目には国語が必ず含まれています。つまり、高校はもちろん、今後訪れるであろう大学への進学までも国語が足枷となって詰むことを意味していて、私は人生で一二を争うほどの悲嘆に暮れていました。「せめて国語の偏差値が50あれば県内でもまぁまぁな公立高を目指せるのに・・・」とか「国語なんて無くなってしまえばいいのに・・・」と、毎日のように悲しみに打ちのめされていたのです。

そんな私に、旧帝大へと導いてくれる蜘蛛の糸が突然垂れてきたのは中3になって間もない春の昼下がりのことでした。

以下、書いてある項目を列挙しておきます。

2.国語力ゼロでも、旧帝大へ進学する1つの手段
3.国語が苦手だった本当の理由と1つの克服法 
4.「東大を受けてみないか?」
5.旧帝大は選りすぐりの頭脳が集う恐ろしい場所

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