見出し画像

ごめん、知らない子供の親御さん。そっちの窓ガラス、あとで拭いといて( 'ω' )੭⁾⁾

スーパーに買い物に行った時のこと、エンジンを止めて買い物リストを確認していると何やら視線を感じた。隣の車の助手席に(親御さんの買い物を)待たされているっぽい少年がこちらを見ている。こっちが見るとひょいと隠れてしまった。「たまたまかな?」と思ってもう一度買い物リストに視線を落とすと、暇を持て余しているのか再びこちらをうかがってきた。

それが何となく面白かったのでこちらも何か仕掛けてみることにした。直に会話をするのは変な誤解を与えてマズイと思ったので自分が子供の頃にやってた冬ならではの遊びの楽しさが彼に伝わるかどうかを試してみることにした。

まず、充分冷えた車のガラスに白い息を吐きつけた。曇った窓ガラスに見やすいように裏返しにした文字で「ミテル?」と書いてみた。少年は楽しそうに笑顔で「ウン」と窓ガラスで書き返してくれた。自分もつられて笑った。無声の対話はこれで終わった。その間わずかに1分。たぶん最近人と交わした対話内容では一番実りのある濃さだった気がする。

自分がスーパーから買い物を終えて出てくると少年の乗った車はもう出ていってしまい、全く別の車が止まっていた。ごめん、知らない子供の親御さん。そっちの窓ガラス、あとで拭いといて( 'ω' )੭⁾⁾

「ためになるわ」と感じて頂ければサポートを頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。