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【将棋】裸玉Tシャツの作成、あと王位戦第1局の感想とか

裸玉Tシャツ

以前に見つけた裸玉をTシャツにしました。黒生地の方は図が大きめにしてあります。

王位戦第1局の感想

王位戦第1局は豊島竜王が勝利しましたね。藤井王位がプロデビューする前から指導対局をしていたことが少なからず影響しているのでしょうか。豊島竜王は藤井王位の苦手分野、経験不足なところをある程度分かっていて、それを衝いていったようにも見えました。

1日目の相がかりの序盤から藤井王位がのびのびと指している感じはしませんでした。解説を担当していたプロ棋士は「豊島竜王が局面を誘導しにかかっているのかもしれない」と言及していました。自分が指す手番ではないにも関わらず、藤井王位の思考や手までをも支配しようとしているように見える手順に竜王の凄みを感じました。奇しくも戦いの場所は名古屋能楽堂、竜王の手のひらの上で藤井王位はまんまと踊らされてしまいました。

そんな目に見えない盤面の支配は2日目も続き、最後まで豊島竜王が心理的な風上に立っているようでした。序盤のリードをじわじわと拡げていき、最後まで藤井王位につけ入る隙を与えませんでした。この完勝劇から察するに、豊島竜王が「序盤の強化をしないと自分とは戦えないですよ」と藤井王位に課題を投げかけているようでした。

勝ち負けという結果に目が行きがちですけれども、長期的に見れば藤井王位はこれから豊島竜王との対局経験を重ねながら、素人には分からない弱点の序盤を克服していくでしょう。今回たとえタイトルを奪取されたとしても「あの王位戦があったから藤井王位はここまで強くなったんだ」と後々振り返るような1局になるだろうと自分は思いましたね。

この感想は自分(最高棋力アマ五段)が棋譜を見て勝手に受けた印象を語った偏見まみれの書き物です。悪しからず。

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