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アラフォーデザイナーがICL(眼内コンタクレンズ)やってみた#2

↓前回の記事

昔読んで、とても印象に残った漫画があります。
小林よしのり氏の『目の玉日記』です。
これは主に白内障の話なのですが、わかりやすく面白い体験談はもちろん、白内障の手術では目の中にレンズを入れて治すことを初めて知りました。

これって…白内障じゃなく近視とか視力矯正にも使えないのか。
そこから、眼内コンタクトレンズ(ICL)をネットで調べるようになりましたが、当時は北里大学病院などの大きな病院でしか実施しておらず、また、一般認知度も低くかなりの高額でした。
(ICLは2010年に厚生省認可されています)

レーシックも普及するにつれてかなり安価になってきているので、待っていれば安くなるかなあ、と思いつつ、平均60万円ほどの高額であることと、手術後しばらく洗顔洗髪やメイクが不可だったりすることから、なかなかタイミングが掴めずにいました。
そこにこのコロナ禍。リモートワークが普通になり、外出する機会もぐっと減り、これなら手術できる!と思うに至ったわけです。
コロナで美容整形する人が増えていると聞いたことがあるけど、その気持ち、めっちゃわかります 笑

なぜレーシックではなくICLにしたかというと、角膜を削ることに抵抗があったこと、周囲で成功している人もいれば、日中まぶしくてサングラスが手放せなくなってしまった人もいたからです。
前述の『目の玉日記』で白内障の怖さも知っていたので、将来白内障やその他の眼病になったとき治療できなかったりしたら嫌だなあ、というのもありました。
万が一なにかあっても、眼内レンズを外せばもとに戻せるICLは安心ですし、ドライアイなどの後遺症もレーシックより少ないというのも決め手でした。
ちなみに、後日検査したところ私の目は近視と乱視が強すぎて、そもそもレーシックできない状態だったようです 苦笑 この話はまたいずれ。

もうひとつ、最終的な決め手になったのは、眼鏡の劣化と負担、コンタクト費用の問題でした。

外ではコンタクトなので眼鏡の扱いがぞんざいで、10年近く買い替えていなかったため度は合わないし傷だらけ。家でデスクワークする程度なら問題ありませんが、外では結構見えづらい。
私は鼻筋が低く目が出っ張っている形状の顔をしていて、眼鏡やサングラスを選ぶときは相当慎重に選ばないとずり落ちてきたりまつ毛が当たったりして、違和感がでます。市販の鼻当て補助パッドや耳かけの滑り止め等も駆使して、なんとかましにしているほどです。
あんまりいない顔タイプですが、たまに見かけるので同じ悩みを持つ方もいるんじゃないかと思います。

ちなみに市販の鼻パッド類はこういうのを使っていました。

そんなわけでオシャレ眼鏡なんて夢のまた夢。
かけなくて済むならかけたくないのが私にとっての眼鏡です。

コンタクトレンズは角膜炎が多発した数年前からソフトレンズに替えました。ハードレンズとは比べ物にならないぐらい快適になりましたが、コスパは悪くなりました。
使っていたのは2weekですが乱視入りなので乱視なしよりちょっと高い。
両目3ヶ月分で5,000円程度と、保存液が4週間分で1,000円ぐらい。在宅でコンタクトをしない日もあるので、このとおりとまではいきませんが、ざっくり計算して1年で3万円。そこに眼鏡代(こちらも強度近視&乱視でお高い)が定期的に数万円…。

ICLが約60万円なので、20年弱で元がとれる計算です。
もうアラフォーなので20年後には老眼とか白内障とか別のものにいろいろなっていそうですが、まあICLが普及してきたのも最近だし仕方ないよね…(と、自分に言い聞かせる)
なにより災害やスポーツ、旅行などでの不安や不便が減るのはプライスレス(古い)です!

手術が無事終わった今では、もっと早くやっておけばよかった!と切に思いますが、もっと言えば、もっと遅く生まれていればよかった!とも思います 笑
ICLが認可されたのは2010年ですが、現在主流の穴の開いたレンズが認可されたのは2014年と比較的最近です。(穴があることで白内障のリスクが下がります)
ようやくメジャーになってきた…というところなのではないでしょうか。

今20代ぐらいで迷っている方は、さっさとやったほうがいいよ!と強くオススメしたいです。私のかかった病院では60回までは金利なしでローンを組めましたし。19万円の頭金(レンズ代)は必要ですが、クレジットカードも使えます。
1dayのレンズを使っている方などは、コスパ的にもかなり良いんじゃないでしょうか。

次回からは、いよいよ手術に至るまでの検査等について書いていきたいと思います。


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