コロナ禍が教えてくれた。      私のお店の在り方。

このマガジンは、福岡市中央区在住の現役看護師が、飲食店昼から飲もう、日替わりおかずと楽しいお酒「博多okatteふじコ」を開業、開業後の記録です。素人の私が、福岡市のグルメタウン“薬院”で店を開業。新しいことにわくわくドキドキ、でも真面目に。そんな記録です。

コロナ禍になってもう長いけど、
コロナ禍になって、
時間の質を見直した人は多いんじゃないかと思う。

なかなか出掛けられないので、

出掛けるならここへ、

あの人の所へ、

ここで過ごしたい、

ここで食べたい、

あの人と喋りたい、、

今までは『どっか行こう』だったことが、
どこへ?誰?誰と?
しっかり具体的に選択して行くことが増えた。
使う時間をより良いものにしたい、のだろう。



可処分所得という言葉に加えて、
可処分時間という言葉が生まれた。
お金を落としてもらうためのサービスから、時間を使ってもらえるようなサービス提供を考えることに注力先は変わっている。

時間の質とは?
私は有意義なのかを思い描くようにしている。


有意義とは
[名・形動]意義のあること。意味・価値があると考えられること。また、そのさま。「有意義な話」「一日を有意義に過ごす」


無になって解放される時間も貴重で価値ある時間で特別だけど。(個人的には沖縄の海でぼーっとするのが好きです)


当店の狭い店舗では、なんらかの静動のコミュニケーションは発生し、干渉が無いことは難しいし、飲食店はそれを提供している訳でもない。



有意義な時間をと考えたときに、
お客さんも私も、インプット出来たり、新しい価値を知ったり、立場の違う他者を理解する機会になれれば、それは有意義な時間だと思う。私がお客様を癒すことが出来ているというより、お客様の気持ちを共感したり一緒に悩んだり考えたり、寄り添うようにしている。

幸運にも、当店には社会を知り、社会で大きく活躍する方がお客様としてたくさん来られている。社会の中心で働く女性や子育てしながら働く女性、会社経営、社会をまとめようとしている人、医療現場で働く人などなど、積極的にこのコロナ禍の社会を動かしている方ばかり。そんなお客様から学ぶこと、知ることは多く、問題提起を頂くこともある。お店の成長を一緒に考えてくださるお客様からの言葉ひとつ1つを吸い上げて、お客様と自分にフィードバックして、一緒に共有するようにしている。

また、お客様の貴重な時間を、私の店に使って頂けることに感謝しながら、私自身の時間の質も高めていけることに喜びを感じている。

コロナ禍で客数制限営業が続いているが、おかげでゆっくりとお客様と話す時間がとれている。

有意義な時間を提供、共有する、
それが当店の運営軸になっていることを
コロナ禍が私に教えてくれた。



2020年コロナ禍に開業した看護師です。ワクワクが止まりません。Withコロナはまだ続きますが、継続していけますように応援お待ちしております。