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【医師監修】薄毛を止めたい!育毛によい生活習慣・悪い生活習慣

薄毛対策をしても、知らず知らずのうちに髪の毛に悪い生活習慣を続けていては、思うような効果が見られない可能性があります。

まずは育毛によい生活習慣と悪い生活習慣を知っておくのが大切です。
育毛のためにはどんな生活習慣を身につけ、どんな生活習慣は避けるべきなのかを知り、薄毛対策に役立てましょう。

育毛によい生活習慣とは

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食生活から改善

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育毛のための生活習慣を見直すなら、まず食生活の改善をするのがおすすめです。

食事によって髪の毛の材料となる栄養素を摂取しなければ、髪の毛を育てることはできないためです。

育毛に特に大切な栄養素として、髪の毛の材料となる良質なたんぱく質、血行を促進する働きのある鉄分、頭皮環境を整えるビタミン類、たんぱく質を髪の毛の主成分であるケラチンに合成する亜鉛などが挙げられます。

たんぱく質は肉や魚、鉄分はほうれん草やレバー、ビタミン類は緑黄色野菜、亜鉛はナッツや乳製品などに含まれています。
もちろん、これらの栄養素だけに絞って摂取するのではなく、さまざまな栄養素を組み合わせたバランスのよい食生活を心がけましょう。

ワカメの食べ過ぎは抜け毛対策にならない?

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ワカメやヒジキなどの海藻類は、髪の毛にいいといわれている栄養素です。

海藻類には髪の成長に必要なヨウ素や亜鉛、銅などのミネラルが豊富に含まれています。さらにアルギン酸も豊富で血流をよくする働きがあります。

髪の健康に必要な栄養素を十分に含むワカメですが、ワカメだけを食べていても髪がフサフサになるわけではありません。

健康で丈夫な髪を成長させるには、前述のとおりたんぱく質が重要です。

さらに新陳代謝を促すビタミン類も必要です。どれかに偏って栄養素を摂取しても、抜け毛対策にはなりません。

ワカメやヒジキなどの海藻類のほか、たんぱく質の豊富な納豆や、ビタミン類を多く含む緑黄色野菜などをバランス良く食べるようにしましょう。

睡眠をきちんととる

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良質な睡眠をしっかりとることで、髪の毛や頭皮のダメージを修復し、髪の毛を育てるのに大切な成長ホルモンを分泌させることができます。

22時から2時までの間が、睡眠のゴールデンタイムだと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

しかし、最近では時間帯に関係なく「入眠から3時間」が大切だといわれています。

この3時間の間に質の良い深い眠りを取ることで、成長ホルモンが多く分泌されます。

とはいえ、3時間だけ眠ればよいという意味ではありませんので、毎日決まった時間に布団に入り、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。

睡眠をきちんととることは、リラックスしてストレスを解消することにもつながります。

適度な運動をする

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適度な運動は、髪の毛の成長に欠かせない血行の促進につながります。

また適度な運動のあとは成長ホルモンの分泌が増加する傾向にあるといわれています。

運動をして適度に疲労することで、夜にぐっすり眠れる可能性も高まるため、育毛のための環境を作りやすくなります。

ストレスをため込まない

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過度なストレスを感じると、体内に活性酸素が発生します。

活性酸素は細胞の老化を促進してしまうため、分解しなければならないのですが、分解する際に亜鉛を消費します。

亜鉛は髪の毛の材料を合成するのに欠かせない栄養素であるため、ストレスによる亜鉛不足は育毛や発毛の妨げになる可能性があります。

また緊張状態が続いて頭皮が硬くなると血行が悪くなり、頭皮や髪に必要な栄養分がスムーズに行き渡らなくなります。

また抜け毛を気にすること自体がストレスになってしまい、抜け毛が悪化するという状況に陥ることも考えられます。

とはいえストレスを感じないというのはとても難しいことであるため、自分なりのストレス解消方法を見つけておくことが大切です。

軽いスポーツや友人との会話、没頭できる趣味などでこまめに発散し、ストレスをため込まないようにしましょう。

髪の毛の紫外線対策をする

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顔は日焼け止めなどで紫外線のカットに気を配るけれど、髪の毛や頭皮については何もしないという人は多いです。

しかし紫外線は髪の毛や頭皮にも悪影響を与え、抜け毛の原因となります。

UVカット効果のある帽子をかぶる、紫外線を浴びてしまったあとのケアをきちんとするなど、頭皮や髪の毛を紫外線のダメージから守ることができます。

これはNG!!やめるべき悪い生活習慣

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タバコ

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タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があるため、血行が悪くなる原因になります。

血流が悪くなると頭皮や髪の毛に必要な栄養素が届きにくくなり、頭皮環境によくありません。

また喫煙者は、非喫煙者よりもAGAの原因物質であるジヒドロテストステロンが多い傾向にあるといわれています。

これらのことから、喫煙がAGAを促進してしまう可能性が考えられています。喫煙習慣がある場合、できればやめるのがおすすめです。

過度なダイエット

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ダイエットのためにと考えて食事を抜くことで、髪の毛や頭皮が栄養不足に陥りやすくなります。

また食事制限によるストレスや、なかなか体重が減らないことによるストレスも、抜け毛につながってしまうことが考えられます。

ダイエットをしたいと考える場合は、適度な運動に重点を置き、極端な食事制限などは行わないほうがよいでしょう。

過度な飲酒

タイトル7 お酒

お酒を飲むと、肝臓がアルコールを分解します。

その際に、健康な髪を作るのに大切な栄養素であるアミノ酸を消費します。

そのため、お酒を飲みすぎるとアミノ酸がどんどん消費され、育毛に必要な栄養素が不足してしまうのです。

またお酒には糖分が含まれており、飲みすぎることで頭皮の毛穴に皮脂が詰まり、頭皮環境が悪化することも考えられます。

ほかにも、飲みすぎたことでシャンプーをせずに眠ってしまい頭皮が不潔になったり、生活習慣が乱れたりするため、飲酒をする場合は適度な量を守ることが大切です。

間違ったヘアケア

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ワカメだけを食べていれば抜け毛対策になる、というような勘違いは意外とあるものです。

間違ったヘアケアをしていては、抜け毛が改善されないばかりか、抜け毛を増やしてしまうことになります。自分のヘアケアが間違っていないかを確認しましょう。

頭皮を叩くのは抜け毛対策になる?

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「頭皮に刺激を与えることで、血行を促進し抜け毛を防ぐことができる」と、クシやブラシで頭を叩いてはいないでしょうか。

確かに頭皮に刺激を与えて血行をよくすることは抜け毛対策になります。

しかし、頭皮には汗腺や皮脂腺、毛細血管などがあり、頭皮を叩くことは、それらを傷めてしまう危険性があります。

頭皮を叩くことより、頭皮をマッサージして血行をよくする方がいいでしょう。

朝シャンは抜け毛を増やす?

タイトル1 シャワー

シャンプーで毛穴の汚れや余分な皮脂を落とすのは、抜け毛対策において必要なことです。

だからといって、朝シャンをしたり、1日に何度もシャンプーをしたりするのは抜け毛を増やす恐れがあります。

それは育毛シャンプーも例外ではありません。シャンプーのしすぎは、必要以上に皮脂を取り除いてしまうのです。

そのために皮脂が過剰に分泌されたり、乾燥につながったりして頭皮環境を悪くします。
シャンプーは1日1回で十分。朝ではなく、夜にシャンプーをするようにしましょう。

髪は夜に成長するものであるため、髪に汚れをつけたままにせず、きちんと寝る前にシャンプーをすることが必要です。

ドライヤーを髪に近づけて乾かす

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髪が濡れたままの状態は髪にも頭皮にもよくありません。
シャンプーをしたらすぐに乾かすことが大事です。


しかし、温風を髪や頭皮に近づけて乾かすのは、髪や頭皮を傷める原因になります。

長時間のドライヤー使用はよくありませんし、ドライヤーは10cm以上髪から離して使うようにしましょう。早く乾かすためにも、お風呂から上がったらタオルドライをしてからドライヤーを使うと、ドライヤーを使う時間も短くてすみます。

抜け毛対策は正しいヘアケアから。自分のヘアケアが間違っていないか、勘違いをしていないかよく確かめて正しいケアをしましょう。

まとめ

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育毛によい生活習慣と悪い生活習慣をご紹介しました。

該当する悪い生活習慣があった場合は、できればやめるように努めましょう。

そしてよい生活習慣を取り入れていくことで、健やかな髪の毛を育てやすい状態を作り出すことができます。

自分の頭皮環境はどうなっているのか、どんな薄毛対策をすればいいのか知りたいという方は、専門のクリニックの受診を検討してみましょう。

専門の医師のアドバイスを受けることで、より薄毛対策がしやすくなります。
生活習慣を見直して、健康な頭皮や髪の毛を目指しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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