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第8話「自己肯定感を高める秘訣!マインドフルネスの力」

ゆめみは小さな食卓テーブルの椅子に座り、
腕と脚を組みながら考えていた。
眉間にシワを寄せ、片手にスマホを持ちながら、
あーでもないこーでもないと思いを巡らせていた。彼女は自己肯定感とマインドフルネスの関係について考え込んでいたのだ。

その様子に気づいたネコ仙人が、
興味深そうにそっと近づいてきた。 

ネコ仙人: 何かお悩み事かにょ?

ゆめみ: んっ〜、、きのう不思議な夢を見てさ〜、
それが思い出せないんだ〜。
なんだか気になってるのは、
自己肯定感とかマインドフルネスとか、、
何かその辺でとっても大切な事に気づいたような、そうじゃないような、、。

ネコ仙人は優しく微笑みながら言った。

ネコ仙人: ゆめみよ、心配ないにゃ。
またすぐに思い出せる。
もうすでに気づいておるのだからにゃ♬

ゆめみ: えっ、もう気づいてる?

ネコ仙人: マインドフルネスとは、
ゆっくりと育んでいくもんにゃ。
進んでは戻って、また進んで、
まるで波のように、それが自然なことなんにゃ。

ゆめみ: そうか〜、やっぱりマインドフルネスに関わる何か大事なこと、、
忘れてる可能性が高いなぁ〜、、。

ネコ仙人: ほほ♬

そして、ゆめみは再び自己肯定感とマインドフルネスについて、その関係性にフォーカスし検索しはじめた。

ゆめみ: やっぱりわからない、、
自己肯定感とマインドフルネスがお互いに関わり合っているって気はするんだけど、
どういうことなんだろう?

ネコ仙人: それはとても重要なテーマだにゃ。
その二つが直接的に繋がっているとも限らんにゃ♪
切り分けて考えてみよう。
まず自己肯定感の構成要素を分解してみるにゃ。
自己肯定感の中には、
「自尊心」(じそんしん)と「自慈心」(じじしん)がある
にゃ。
「自尊心」とは、自分自身に自信を持つ感情のことだにゃ。
一方、自慈心は自分自身に対して”優しさ”を持ち、”当たり前の人間感”を大切にすることなんだにゃ。
そしてこの二つが重なり合うことで、
”自己肯定感”という感覚になる
にゃ。

ゆめみ: なるほど、、
自分に自信をもつ「自尊心」と、
自分に対して優しくなる「自慈心」。
自分の”感情”と”存在”のどちらも自己肯定感に繋がってるってわけね!

ネコ仙人: その通りだにゃ。そこまでわかれば、
マインドフルネスとの関係もおのずと繋がってくるにょ。

ゆめみはハッとした表情を浮かべ、以前学んだ
セルフコンパッションのことについて思い出しながら応えた。

ゆめみ: そうか!自己肯定感を構成している要素のうち、”自慈心”とは = セルフコンパッションのことだから!
セルフコンパッションを育むために重要な役割を果たしているのが、マインドフルネス‼︎
自己肯定感とマインドフルネスは、
自慈心を経由して繋がっているのね!

ネコ仙人: その通りだにゃ。自尊心とは他者との関係性から育まれるのに対し、自慈心は自分自身だけで育めるにゃ♪
そして、マインドフルネスは日々の生活の中で、自分自身だけで積極的に実践することができるにゃ!
ゆめみよ、いよいよ自己探求の旅が始まったにょ♪
自分自身と向き合い、内なる探索を進めていけば、自己肯定感とマインドフルネスの関係はより明確に結びつくにょ♪

ゆめみはネコ仙人の言葉に心躍るような気持ちでいた。そしてネコ仙人に手を合わせて感謝の言葉を述べた。

ゆめみ : いつもありがとう、ネコ仙人さん。
自分に対して優しくあり、自己を受け入れることって、自己肯定感にも繋がるんだね。

ゆめみは、ほどけていた靴ひもを結び直したように、新たな一歩を踏み出す気力に満ちていた。
そうして彼女は自己探求の旅に身を委ねることを志した。

内なる探索の旅は始まったばかり、ゆめみは自己発見と自己成長のため歩みを進めてゆく。
心と魂の向かう先を見据えながら。

新たな気づきと自己肯定感が花開くその未来に向かって、感情の赴くまま進んでいくのだった。

つづく

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