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【銭湯】ベルサイユ宮殿みたいなお風呂レポ

【この文章は全て無料で読めます!】

たまには書きますよ、こういうレポ。

先日、youtubeには上げたんですけどずっと気になっていた千葉県の銭湯、クアパレスという場所に行ってきました。

見て欲しい♡

元総武線ヘビーユーザーだった私は、船橋⁉よゆーよゆー!と思いながら仕事帰り、にっこにこで向かいました。

…結果、遠い!笑

そもそも都内から船橋、遠すぎる。
船橋は元職場があった場所なので少し分かる程度ですが、そこから乗り継ぎ、銭湯がある場所が習志野市なので初めて新京成線に乗りました。
ちなみに新京成線、電車が内装がレトロチックで可愛く、外装がカオスでした。

YouTubeから
YouTubeから


田舎あるあるだけど、道に突然ある歯医者の顔写真とか、あれがきかけで行ってみよう!って思う人どれぐらいいるのでしょう…。
生産者の顔が見れる的な?
母とその議題について良く意見を交わしあっていました。

駅に到着後、体感10‐15分程歩いたら団地の先の先ぐらいにありました!クアパレス。
こういう豪華絢爛な雰囲気って都内、下町とかじゃなければ絶対に出せない傲慢さみたいなものありますよね。


サウナイキタイさんからお借りしました。

早速中に入りました。
入浴料で大人480円(驚愕の安さ)そこにサウナを付けると800円だそうです。
中でまず目に付くのは飛び跳ねるワンちゃん!

お金持ちが好みそうな、イメージだとセレブが飼っている目まで白い毛で隠れて、ピンクのリボンがいくつもあしらわれたあのワンちゃんでした。(犬種はわからん)受付のお姉さんが、このワンちゃんを抱えながら対応してくれてかなり良かったです。

(お金持ちの白い犬という頭の悪そうな検索ででてきたワン様)

https://beauty.oricon.co.jp/special/100657/)←ワン様のURL

前に高円寺の小杉湯に行った時、中に人がごった返していたので、金曜のいい時間帯だということもあって少し構えていたら、中は居て7,8人ぐらい。全然でした。

公式からお借りしました。



それにしても私、銭湯でこのようなコンセプト初めてでずっと景色と銭湯に居るのだという感覚に齟齬が発生して面白かったです。
天井が吹抜か?と思う程高いし、どことなくパルテノン神殿っぽかった。
水垢でほとんど見られないすごい可愛い鏡、横を見ればサウナの人用(?)に永遠に流れる謎の洋画、良く見れば上にもガラスがあってその中にまた別の洋画。…ラブホみたい。

公式からお借りしました。

まさにあのでっかいテレビの規模感なんです。しかも誰一人として見ていませんでした。(笑)
なんていうか、先ほどのお犬様を抱えたオーナーが(なのかは知りませんが)時代錯誤のロリータを着て
「機能性なんて分からないけど、可愛ければいいじゃなぁーい!」
と高らかに笑っている姿が浮かびました。

デカすぎる鏡

髪を洗っている最中、私は一つの事に気が付きました。それは、回転率が異常に高い!!!
カラスの行水か⁉ってぐらい、みんなポンポン試しては(中に様々なお風呂があったので)去ってゆく。
なんと全ての工程を踏んで顔を洗うまで、気づいたら私以外誰もいなくなっていました。
やったー!
誰もいない温泉、皆さん好きですよね?
例外なく、私も大好きです。

ウハウハで早速ワイン湯とやらに飛び込んだら、真っ赤な真っ赤な真っ赤なぬるま湯でした。
「ほう…」
と思い、次のコーナーへ。
メインがバブルが出るジェット機みたいな風呂。
注意書きには「強すぎるから徐々に入ってね!」
みたいなことが書かれており、かなり恐怖を感じました。

ふと、視線を感じ洗い場を見ると隙間から何体もの猫さんのオブジェが!!!ひい!!と思い、都計を見ようとしたらその上に南国に居そうなビビットカラーの太ったオウム🦜が…(笑)

目をつぶっても開けてもそこはフランス(仮)
どこまでも人の解釈が一回入ったフランスなので、まあ異世界過ぎて落ち着かないこと落ち着かないこと(笑)
なんだろう、人の趣味全開の部屋で突然風呂に入っている感じ?
ドラえもんのこの道具がかなり感覚が一致しました。

https://doranew.net/onsen-rope/



温泉ロープ

多分脳内では
「はーーーーー!お風呂!落ち着・・・かない⁉⁉⁉⁉⁉」
とバグを引き起こし、訳が分からなくなっていました。(笑)

とりあえず、壁に穴があり地続きでお湯に入ったまんま奥のお風呂に行けたので行ってみると、そこはダンジョンか⁉ってぐらい雰囲気がガラッと変わり、中学生のころにyoutubeで見た廃墟の温泉を思いだしました。

更に奥に進むと、水の集中砲火みたいな場所で途切れていました。
もうなんて言ったらいいのか分からないんですけど、そこは修行か拷問かの二択です(笑)
ここで何も知らずに、全裸で打たれているいたいけなおばあちゃんを見たくない!

あーーーーー、これ、あれだ。
栃木県那須塩原のあの温泉いきたい。頭の中をずっと支配していたのはこの場所でした。

https://www.travel.co.jp/guide/article/18235/

そうこうしている間にお客さんはちらほら増え、皆さんのタトゥー率の高さ(笑)
タトゥー♡というよりも、アメリカン・トラディショナルなのでゴリゴリ刺青でした。うーん、いいな。

お風呂入っているけど係員の方が良く掃除にきたりする、アレ、なんか自分だけ全裸で恥ずかしくなるんですけど、途中エプロン着たお母さんがタオルを変えに来ても、もはやほかのインパクトが強すぎてなんとも思いませんでした(笑)

ドライヤーは3分30円。まあ、この辺は避けられませんね。


異様に豪華な内装にも目が慣れてきた頃、コーラを買いクッションに一瞬身をささげてしまった私は一つの事に気が付いたのです。


そう…ここは、温泉につかる場所というよりも、ゆったりくつろぐのがメインだということを!
周りを見れば、どのお客さんも風呂上りにソファーから動きません!四方八方から流れてくるバラエティーや洋画、でもそんなことよりもソファーへの沈み込みの方が余程重要でした。
不思議でカワイイ場所。(笑)

帰り、またもやロビーのクッションで小物の一つになっていると、一つの事に気が付きました。
そう、この店男しか入って来ない!!

またまたー!と思うかもしれないけど、本当に次々入れ墨を施した恰幅のいいザ!漢!がお湯を浴びにやってくるのです…。
中には地元のヤンキーらしき風格のお兄ちゃんから、普段見たことがある現場風のおっちゃんまで。

カメラを回していたら(自撮り)
知らないお兄ちゃんに「うわ!なんか俺、撮られたわー😁撮らないでくださーいw」
などとわざわざ茶化をいれられ、お決まりの特大陰キャスマイルで何とかかわしたのだが、ああいった輩も皆一つ、乙女ファンタジーの湯に打たれ、ソワソワするのかと思うと感慨深い。

最近のサウナブームも伴い、サブカルチャーでは常にレトロブームで賑わっているが、その発信者である女子達もここまでは来ない、本当に地元周辺のみで認知され煮詰まった聖域を感じてかなり良かった。

温泉グッズ♡や、何かでこちらを認知し、交渉してくる素振りも一切ない、来たきゃ来れば~⁉(実際にはそんなことは言っていない)犬の放牧、婦人、悪夢のような情報量。
「こうじゃなくっちゃ…」
なにがこうでなくちゃ微塵も分からないまま、私は一人、かなりの時間をかけ、また東京に向かっていくのであった…。



クアパレス
千葉県船橋市薬円台4-20-9  
☏047-466-3313
15:00 ~ 24:30 ( 土日祝は 14:00~ 24:30 )   
※最終受付 23:30  
不定休。 年5日以内で休業日を設けます。
1990年3月3日 現店舗営業開始

大人( 中学生以上 )入浴料480円 
サウナ使用 入浴料800円
子供 ( 小学生以下 )180円 

サウナ御利用できません  
フェイスタオル・バスタオル320円  
販売 フェイスタオル220円













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