見出し画像

【無料note】ダイエットでは幸せになれない

はじめに

早速ではありますが、謝罪します。
過激なタイトルで目を引こうとしました。

今回私は『体重や体脂肪率のみを追い求めるダイエットでは幸せになれない』という趣旨でこの記事を書きたいと思います。

体重を〇㎏まで減らしたい!
体脂肪率を〇%にしたい!

そんな目標を立ててダイエットをしている方々は
ブラウザバックせずにこの記事に目を通して頂ければと思います。


自己紹介

改めまして自己紹介です。
西新宿にて活動を行っているパーソナルトレーナーの萩原智之といいます。

とある加圧ジムに勤めて7年。
そこが閉店したのをきっかけに独立開業して6年。
パーソナルトレーナーとして13年以上活動しています。

おかげさまでTwitterのフォロワーさんは2万人を超えました。
この記事を閲覧して頂いている方も、きっかけはTwitterではないでしょうか。

そんなパーソナルトレーナーである私が
ダイエットでは幸せになれない
という記事を公開するのは矛盾しているかと思いますが
最後までお付き合いください。

ダイエットやボディメイクについて

まずはじめに言っておきたいこと。
それは私がダイエットやボディメイクに対して否定的な意見は持っていないということです。

ダイエットの語源にもあるように生き方や食事習慣を改善すること
自分の理想とする体型を目指してボディメイクを行うことは
とても素晴らしいことだと思います。

流行りの体型はメディアが作りだした虚像だ!
振り回されないように自分を好きになろう!
という意見もありますが…

価値観というものは、多かれ少なかれ他人の影響を受けるものですし
心身の健康に害がない範囲であれば私は良いんじゃないかなと思っています。

私だって好きな体型を目指して筋トレや運動をしていますし
青いひげが嫌で脱毛していますし
薄毛になりたくなくてAGA対策で服薬しています。

こういった価値観が他人から影響を受けていないかというと…
まぁそんなことはないでしょう。

【補足】
心身に害が出やすいダイエット情報が世に多く出回っていることは問題だとは思います。
・シンデレラ体重などの根拠のない体重の目安
・生理が止まっているのを気にしない
・○○を食べるだけ
GLP-1ダイエット
・怪しい漢方によって食欲を低下させるダイエット(空〇丸)
などなど、挙げたらキリがありませんが…

また、パーソナルジムが広告に出しがちな
2か月で-10㎏!という基準も大半が危険なものだったり。

トレーニング指導資格としてメジャーなNSCAという団体では
①1週間に1%の体重減量
②減量10%の合理的な期間は6ヶ月
をガイドラインとしています。

これを超えるような設定をしてくるトレーナーやジムは
避けた方が無難かと思いますよ。

体重や体脂肪率のみを追い求めるダイエットの問題点

さてここからが本題です。
ダイエットを行うきっかけは十人十色だと思いますが
ざっくりと要約すると幸せになりたいからではないでしょうか。

幸福論を語りだすと少し怪しい話に聞こえるかも知れませんが…

好きな服が似合うようになりたい!
海に行くために絞りたい!
ウェディングドレスを綺麗に着れるように!

それらは人生を楽しむためですよね。

幸せになるため、人生を楽しむためのダイエット・ボディメイクですから
痩せたところで幸福感を得られないのは本末転倒なわけです。

そこで参考にしてほしいのがこちらの本です。

人間にとっての『幸福』を以下の3つに分類し
その優先順位や対策を考え実践していこう!
という趣旨の本となっています。

ダイエットに限らずおススメの本ですので気になった方は
ぜひ読んでみて下さい。

①セロトニン的幸福
→心と体の健康

②オキシトシン的幸福
→つながり・愛

③ドーパミン的幸福
→成功・お金

ここで知っておいてほしいのが
数値(体重・体脂肪率)の減少のみに注目したダイエットは
ドーパミン的幸福に分類されるということです。

幸福なことの何が悪いの?と思われるかも知れませんが
ドーパミン的幸福はすぐに減りやすいという特徴があります。

それが問題なのです。

目標達成後の幸福感を感じられるのは数日間のみ

初任給を貰ったときのことを思い出してみて下さい。
とても嬉しかったのではないでしょうか。

それと同じ金額のお給料を貰った翌月はどうでしょうか。
同じような嬉しさを感じましたか?

そう。数字ってすぐに慣れてしまうんです。
それと同じように、目標体重を達成しても数日で幸福感は消えてしまいます

目標体重を達成した!
数日間で幸福感は消える。
体重の割には体型は満足していない。
さらに痩せようとする。

その先にあるもの、それは心身への健康被害です。
それって幸福とは反対の方向へ進んでいませんか?

ダイエット・ボディメイクは健康の上に成り立つもの

書籍『3つの幸福』においては、3つの分類の優先順位を

①セロトニン的幸福
→②オキシトシン的幸福
→③ドーパミン的幸福

とするべきと書かれています。

言い方を変えると①②の土台があり
その上に③ドーパミン的幸福があるから良いのです。

ダイエット・ボディメイクに関しても
まず土台にあるべきものは心身の健康です。

ただ単に食事を減らすのではなく
○○しか食べない!のではなく

まずは睡眠時間・食事内容・運動習慣を見直す。
それによって健康になる。

活動的になれるから自然と痩せていくし
適切な運動によって体型が変われば自信にもなる。

痩せたから幸せ!なのではなく
そういった過程のなかで幸福感が得られるのです。

(心身の健康の上に成り立つ幸福感は低減しにくいこともポイントですね。)

最後に

私が運動指導をする上での理念をお伝えしておこうと思います。

これが上手く伝わってくれると嬉しいです。

共感してくれた方がいましたら
Twitterにてリツイートやシェアをして頂けるともっと嬉しいです。

これをきっかけに無茶なダイエットをする方が
それを見直してくれるともっともっと嬉しいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

【おまけ】日本人女性は太っていないけど痩せたがっている

ダイエットでは幸せになれないという趣旨のお話は以上となりますので
ここからは余談です。

少し古い統計ではありますが、こちらをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h20-houkoku-kekka.pdf

20代、30代の女性において太っている人より痩せている人の方が多い
太っていない方が太っていると感じている

この統計をみて、皆さんはどう感じましたか?

太っている(BMI25以上)という基準が健康上の基準であり
見た目の基準とズレているというのもありますが…

私は体重に問題がないのに体型に不満を抱えている方が多い
と感じています。

13年以上パーソナルトレーナーとして運動指導を行っていますが
概ね同じ印象です。
痩せることよりも、痩せてみえるためのアプローチが必要なんですね。

それもあってこういった理論に行きつきました。
気になった方はさわりだけでも読んでみて下さい。

直接指導を受けたい!という方もお待ちしております。


最後に。

皆さんも「痩せたい!」と思った理由があると思います。
パーソナルトレーナーに相談する場合にはなぜ痩せたいのかを伝えると良いでしょう。

それを聞かずに食事を減らしましょう!
なんて提案してくるトレーナーは避けてくださいね。

人生壊されますから。 

以上です。

パーソナルトレーナー 萩原智之


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?