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読書感想文

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読んだそばから忘れない為の
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陰陽師

中学の担任羽田先生が貸してくれたのをそのまま借りパクして積読してた本。色んな意味で読みやすかった。
夢枕獏の文章はスッキリしていてスラスラ読めてしまう。久しぶりに一気読みした。
普段歴史、時代小説を読んでいるとどこまでが脚色なのかが気になっていちいちネットで調べてしまうので物語に没入できなくて辛くなるのだけど今回はなかった。そもそも小説で歴史を学ぼうとするのが間違いなのだけれど…。
一応実在の人物

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赤毛のアン再読

赤毛のアン再読

小学生ぶりの赤毛のアン再読。意外とページ数ある。

読んでいて心配になるくらいアンは落ち着きがなく、口を開けばひたすらしゃべりまくり景色を見ては深い空想の世界に浸っている。

自分と照らし合わせて空想がちな子供の頃を懐かしむ。
今となっては空想は現実逃避でしかないのかもしれないが当時は空想がもっと現実に密接していたように思う。
壁のシミ、家の外から聞こえる音などをきっかけに容易く空想に浸ることがで

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宇宙戦争

宇宙戦争

子供の頃に買って積読したままの宇宙戦争をやっと読んだ。スピルバーグが撮った宇宙戦争がやってた時に本屋で買ったやつ。読書のこうやって随分昔に買ったまま興味が失せてしまったものを今になって消費し楽しめるところが感慨深い。

火星人の侵略がルポ調で書かれているから結構味気なさは感じるけど、だからこそリアリティがある。書かれたのは19世紀末で登場する乗り物は基本馬で自転車が流行の最先端だった時らしい。世

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