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リピートされない?〜商品設計とターゲティングの話〜
ブランドディレクターの萩原です。
今日は「リピートされない?〜商品設計とターゲティングの話〜」というテーマについてお話ししたいと思います。
商品やサービスの設計時に必ず行うであろう、ニーズ分析とターゲティング。
このニーズ分析とターゲティングは僕たちブランドマネージャーも特に細心の注意を払いながら設計をしています。
なぜなら…ターゲティングを一歩間違えると、リピートが見込めない商品と化してしますからです。
簡単にご説明していきたいと思います。
例え話になりますが、
見た目がとても華やかで可愛らしく、
いかにも女性の方が好みそうなデザインが施されたお団子があったとします。
とにかくインスタ映えをする様なお団子です。
おそらくこの様な商品のメインターゲットは、インスタグラムに普段からお洒落な写真をアップする様な方で、年齢層的にも若い世代をターゲットとしているはずです。
初めは物珍しさに一気にSNS上で話題になり、注目され、
そのお団子を目掛けて多くの人がそのお店に足を運ぶことでしょう。
ですが…
前提条件が不足しているので一概には言えませんが、
その様な商品のリピート率はかなり低いはずです。
なぜか…?
そもそも「お団子」が好きで、
比較的普段から食べているという層を狙っていないからです。
つまり、大前提として和菓子好きのニーズを満たす商品で、和菓子好きな人をターゲットに置いていないとリピートされないんです。
捉えるニーズを他社とズラして、ターゲット変え、オリジナリティを出すのはその後の話です。
ただ!
まずお店自体に興味を持ってもらうための一つの施策として、
商品展開している場合は問題ないかもしれませんが、
その商品をメインの商品として訴求してしまうのは少々危険です。
やっぱり大事なのは、商品カテゴリー自体の本質的な価値を好む層(ニーズ)を捉えておくこと。
インスタ映えする様な見た目は、
あくまで付随する価値(付加価値)であって…
満たすべきニーズ選定を見誤った上でターゲティングを行い、
商品化させ、訴求してしまうと、
「その見た目だけ」を求めた層しか集まらない…!
おそらくその様なターゲットの方は、お団子の味はあまり示しません。
一度映える写真が撮れれば、もうそれで満足なのです。
見た目に十分にこだわる商品展開も間違いなく大事!!ですが、
ここの設計を少しでも誤れば、新規顧客の獲得ばかりに奔走することになります。
新規顧客の獲得はリピート顧客に比べ、5倍のコストがかかると言われています。
外部環境を見てみると、
現代の日本は人口が減り続ける一方ですよね。
新規顧客獲得の勝負だけでは間違いなく疲弊する時がやってきます。
なので、リピーターを増やすこと、リピーターで居続けてもらうことに焦点を当てて商品やサービスの設計を行うことを強くお勧めしたいです。
一つの戦略が、事業の業績を大きく左右します。
僕たちも引き続き最善の注意を払いながらサポートを続けていきたいと思います。
それではまた!
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