見出し画像

《本当にやりたいこと》が見つかった。

【2022.6.19 追記】
下記にて私が修了した「自己理解プログラム」の体験記が公開されました。興味がある方はどうぞ!

こんにちは、はぎさんです。

年末年始以来、投稿が滞っていましたが、それには理由があります。

今年2022年1月末から、私のバイブルである『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の著者で自己理解の専門家である、八木仁平さんが主宰する「自己理解プログラム」に約3ヶ月間取り組んでいました。

そのプログラムで《本当にやりたいこと》を見つけるために取り組んでいましたが、この度プログラムを修了しました。

結論から言うと、私の《本当にやりたいこと》は

「つまらなさを感じてモヤモヤしている人を、空想世界の世界観を舞台にしたコンテンツを創ることで、発見を通して面白くて熱中できる状態にする」こと

です。

上記の《本当にやりたいこと》を「自己理解メソッド」の3つの要素に分解すると、

  • 《好きなこと》……「空想世界」「世界観」「コンテンツ」

  • 《得意なこと》……「創る」→(具体的に言うと)「こだわりを貫くことでクオリティの高いものをつくる」「アイデアを素早く発想し形にする」「一つの物事をやり遂げる」

  • 《大事なこと》……「夢中」「熱中」「面白さ」→これらを「つまらなくてモヤモヤしている人に届ける」

《好きなこと》《得意なこと》《大事なこと》が何なのか?については、下記の過去のエントリか『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を参照して頂ければと思います。

なぜ、自己理解プログラムを受けようと思ったのか?

長くなりますが、今までの人生を振り返りつつ説明したいと思います。


イケイケな中高時代、苦悩に満ちた大学時代

今までの人生を振り返ると、一番楽しかった時期は中高生時代の6年間でした。
中高一貫校に通っていて、6年間自分の好きなことである鉄道に関われる鉄道研究部に所属していました。
中学受験をしたときも、電車通学して鉄道研究部に入って撮り鉄をしたり鉄道で遠出ができたりするのを想像するとワクワクしていました。
そのようなワクワクを感じながら中学受験の勉強をした結果、見事志望校に合格できました。
それからというものの、6年間鉄道という趣味を通して青春を謳歌していました。

ところが、高3から大学に入るくらいの頃になるとやりたいことをやり尽くしてしまい、マンネリ化した日々に嫌気が差すようになりました。
そこで、何か新しいことを始めたいとは思っていましたが、人見知りな自分は新歓での様々なサークルからの勧誘をかわしながらキャンパスを歩いていました。

すると突然、二人組から声を掛けられて何の団体かもよくわからないままついて行ってしましました。
後から聞くとその団体は応援団だったのですが、興味があるわけでもなく他に行くようなサークルもなかったので新歓期間中ずっと応援団のブースやイベントに居続けました。

新歓期間も終わる間際の新歓コンパで入部するかしないかを宣言することになっていました。正直迷っていましたが、最終的には入部することになりました。

しかし、それからの4年間が壮絶な苦悩と辛さに満ちた日々が続くことに…
詳細は割愛しますが、何度も活動から逃げまくっていてお世辞にも立派な応援団員とは言えませんでしたが、なんとか4年間やり遂げることができました。

迷走した2年間。そして、就活。

ところが、応援団を卒団したとき、単位が所定の単位数を下回っており、恥ずかしながら2年間留年することに……
今までの応援団生活から解放されて漸く普通のキャンパスライフを送れるようにはなりましたが、学内では後輩と同じ授業を受けるというようなことも。

そしてそうこうしているうちに、留年1年目の秋頃から就活のための説明会が学内で始まります。
しかし、この就活が今までの人生の中で一番苦戦し、二度と経験したくないイベントと言っても過言ではありませんでした。

そもそも行きたい業界もはっきりと分からず、やりたい職種もはっきりしない上に、自分が会社員生活をして出世しているイメージがまるで想像できなかったのです。
家がサラリーマン家庭ではなく、物心ついたときから家業で家族が暮らしていたというのもありますが、とにかく会社に就職している自分を思い描くことができませんでした。

そのようなスタンスなので、当然エントリーシートを出してもお祈りばかりでした。

更に、大学のキャリアセンターからわざわざ選考を受ける会社の人事部長に自分を推薦してもらったにも拘わらず、最終面接で「どれくらいの確率で卒業できる?」と質問されて答えたのが「70%くらいです」と自信なさげに答えてしまいました。
当然、家にはお祈りの手紙が届き、とてもヘコみました……

最終的に年が明けた2月に、今の会社に営業職として漸く内定が出て入社することになり、現在に至ります。
ですが、そのような現職も希望していたからというわけではなく、内定が今の会社しか出なくて「とりあえず就職してお金を稼がないとまずいから」という消極的な理由で就職しました。

社会人となり、やりたいことは何かと模索するが……

入社した今の会社は、就業時間や休日に関して言えばほぼ定時で帰れますし、完全週休2日制で長期休暇も比較的長い方で自分にとっては程良い感じだと思います。

ところが、自己理解メソッドに出逢って現職を《好き》《得意》《大事》の3要素で見てみると、なんとどの要素も満たしていないとわかりました。
何となくは感じていましたが、ちょっとショックを受けましたね……(笑)

そこで、「自分のやりたいことはなんだろう?」と模索し始めました。

新卒2年目のときに、自分は文章を「書く」ことが得意なことだとわかっていたので、文章の書き方を学びたいと思い、宣伝会議の「編集ライター養成講座 総合コース」を約半年間受講しました。

講座では都度業界のプロである講師から課題が出されたのですが、私が提出した課題を評価してくださった講師の方が多く、「やっぱり自分の『得意なこと』は間違いなかったんだな」と自信が持てるようになりました。
更に卒業制作では、当時興味のあった声優について実際に仕事をされている方にインタビューをして記事として書き上げました。

このように、書くという《得意なこと》と、声優という《好きなこと》を掛け合せて《やりたいこと》は満たせていました。
ところが、今振り返るとわかるのですが、当時ライター講座を「何のために受けているのか?」という目的が欠けており、自分がライターの仕事をしようという踏ん切りがつかないまま終わってしまいました。

「自分の強みは何なのか?」を知りたくて自己理解と出逢う

それから数年が経ち、たまたまTwitter上で「内向型」についての情報を発信されている方に出逢いました。
その方がセミナーをやるということで、興味があり参加しました。
そして、その方が当時八木さんが主宰していた強み診断で有名な「ストレングスファインダー」をテーマにしたコミュニティに参加しており、そちらにも興味を持ったので参加することにしました。

そのコミュニティでは2回ほど飲み会があって毎回クジで席を決めていたのですが、なんと2回とも八木さんの隣でした。
今思えば、これも自分が自己理解に出逢うための運命的な出来事だったのかもしれません。

ですが、そのコミュニティも加入からわずか数ヶ月でクローズすることになりました。
最初は何かのドッキリまと思っていましたが(笑)、せっかく同じ興味で繋がれた良い機会だったのに……と名残惜しく、そこから暫くは才能や自己理解から遠ざかってしまいました。

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』で再び自己理解へ

それから1年ほどでしょうか。たまたま八木さんが自己理解のYouTubeチャンネルを開設され、興味を持って視聴していました。
そこで初めての著書を出されると知り、即Amazonでポチりました。

それが『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』で、今となっては私の人生のバイブルと言っても過言ではありません。

発売した2020年は世界的な疫禍が始まった年でもあり、自分の趣味が制限される中どういう生き方をすればいいのか?とおぼろげに考え始めた時期でもありました。

そうして本で自己理解のワークを進めていくうちに、ついに《本当にやりたいこと》に辿り着くことができました。

それが「架空の世界を作り、そこで自分の《好きなこと》で妄想して架空のものを作って世の中を面白くする」ことでした。
手元のノートによると、2021年1月4日とあります。

ところが、結論付けたもののこの《本当にやりたいこと》に確証をもつことができませんでした。
それからまた自己理解から遠ざかってしまいます。

「自己理解コーチアカデミー」選考落ちから本格的にやりたいことを決めようとプログラム受講を決意。

流れが変わったのが、2021年の11月頃。たまたま八木さんがFacebookで「自己理解プログラム」のコーチを育成する「自己理解コーチアカデミー」の募集を掛けていました。
それを見て直感で「もしかしたらこれが自分のやりたいことかもしれない!」と思いました。

この時期に書いたノートを見返すと、一旦本で結論付けた《大事なこと(価値観)》である、「面白くありたい」という価値観を、人の気持ちを汲み取った上でコーチングによってクライアントが面白く生きられるようにできる手助けができるのではないか?と考えたのです。

そのような仮説を立てて自己理解コーチアカデミーの募集に参加したところ、書類選考が通り一次面談に進みました。

結果は一次面談で落ちました。ですが、冷静に分析したところ今までの経歴でコーチングやそれに類する経験もなく、志望動機としては弱いと考えられたので自然とすぐに気持ちを切り替えられました。

そこで今度は、3ヶ月でやりたいこと探しを終わらせることにコミットする実践的なプログラムである「自己理解プログラム」に興味を持ちました。

このままでは無駄に歳を食うだけ食って大した結果も出せず、人生のステージも進めていない、何も成し遂げられないまま過ぎてしまうのはまずい!と焦りを感じ迷うことなく無料カウンセリングに。その場で受講を決め、約3ヶ月間深く深く自分自身を深掘りしていき、現在に至ります。

《本当にやりたいこと》とその最終目標、ビジョン、実現手段

改めて自分がプログラムで導き出した《本当にやりたいこと》

「つまらなさを感じてモヤモヤしている人を、空想世界の世界観を舞台にしたコンテンツを創ることで、発見を通して面白くて熱中できる状態にする」こと

です。

プログラムでは、この他に《本当にやりたいこと》を達成するための「最終目標」やそれを達成した後に実現したい世界像である「ビジョン」「実現手段」も決めます。

「最終目標」は、
「現実世界を凌駕する『理想郷』をつくる」こと

その先の「ビジョン」は、
「熱中した先に、自分らしくイキイキできる世界をつくる」こと

です。

はぎさんの《本当にやりたいこと》
最終目標・ビジョンなど

《本当にやりたいこと》や最終目標、ビジョンの導き出し方はプログラムのネタバレになってしまうのでここでは触れません。

《好きなこと》である空想世界世界観づくりは、幼少期から好きで、小学生の頃は空想の地図やゲームのダンジョンを画用紙に書いて作っていました。
マリオシリーズの世界観でおままごとをした記憶もあります。

《得意なこと》はここでは世界観を「創る」という言葉にまとめていますが、主なものとして「こだわりを貫くことでクオリティの高いものをつくる」「アイデアを素早く発想し形にする」「一つの物事をやり遂げる」といったことがあります。

そして《大事なこと》は、「夢中」「熱中」「面白さ」で、これをつまらなさを感じてモヤモヤしている人に届けます。

そして「実現手段」として、自分の世界観を表現するためにまず最初に以前から興味のあったグラフィックデザインを学ぶスクールに入ることにしました。

改めて《本当にやりたいこと》やビジョンを見返してみると、ここまではっきりと言えたのが我ながら凄いな…と思いました 笑
ここまでできたのも3ヶ月間「自己理解プログラム」で深く自分と向き合えた時間があったからだと自信を持って言えます!

最後に

未曾有の疫禍が始まって以来、世界情勢は目まぐるしく変化しています。
1年先もどうなっているかわからないと言っても過言ではありません。
不確実性が高く、複雑で曖昧性が増しているいわゆる「VUCA(ブーカ)」の時代です。

そのような時代を変化の激しい外部要因に振り回されないように生きるためには、自分自身が何が好きでどのようなことが得意で、何を大事にしているかを自分の内側を深掘りして明らかにしていくしかありません。

そして、何が好きで、得意で、大事にしているかは人それぞれ全く異なります。1億人いれば1億通りの好き×得意×大事があります。そこから導き出される《本当にやりたいこと》も同じです。

そうやって自分自身を深掘りして好き×得意×大事を明らかにしていくことで自分に自信が持てるようになりますし、強みを発揮することで自分自身が満たされて、社会も満たされていって、世界は間違いなく良い方向へ向かっていくことでしょう。

マーケターの森岡毅さんが恐らくドラッカーの発言を引用したのだと思いますが、
「弱みからは成果は生まれない」「強みからのみ圧倒的な成果が生まれる」
と仰っており、これは、世の中の真理だと思います。

私は「自己理解メソッド」に、そして「自己理解プログラム」に出逢えて本当に救われました。このお陰で自分の中に確固とした羅針盤ができたように思えます。

「自己理解」という素晴らしい概念を世に生み出し広めてくださった八木さん、そして自己理解コーチの皆さん、本当にありがとうございました!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?