アラサー女、推しに裏垢がバレる
あの子です。
推しの地下アイドルちゃんに裏垢(エロくないほう)がバレた話をします。
推しちゃんと出会うきっかけになったライブ初参加編はこちらからどうぞ。アラサーが女の子を前に半泣きになった話です。
1.推しちゃんとSNS
今はSNSで推し事する時代。
このご時世は会いに行くことも難しいから尚の事SNSで推しが世間に認知されることが大事。
推しちゃんが主に活動してるのは
Twitter、YouTube、配信アプリ、等々
オタク垢で全てフォローして、
いいねを送ったり
リプを送ったり
RTで拡散したり…
関東にいる推しちゃんに会いに行けない分、SNSで出来ることはしたい。
ライブに行けない分のお金は通販でチェキを買ったり、配信アプリの投げ銭アイテム(一定数集めることで配信者が換金できるシステム)で積んだ。
配信アプリに投げ銭アイテムをつけようと考えた人に感謝しかない。
直接会いたい気持ちはあるけどそれが難しいオタクに向けて、何が出来るかを考えて実践してくれる推しちゃんの優しさを常に感じていたし、ますます推そうと思った。
推しちゃんのツイートを拡散する企画では自分の持ちうる力を全て使って拡散もした。この優しくて可愛い子を世界に見つけてほしかった。
私は恋愛対象こそ女性だが、推しちゃんに対してガチ恋(推しに恋愛感情を抱いたオタク)ではない。
可愛い推しちゃんが皆に愛されてるのは幸せだし、周りに愛されてる推しちゃんの笑顔は最高に可愛いことを私は知ってる。
だからもっと世界に推しちゃんを知ってほしい。
このスタンスで私はSNSで推し事をしている。
2.運命のZoom
ライブが少なくなった分、推しちゃんと数分間Zoomできるようになった。
推しちゃんの通販でZoomの時間枠を選んで購入することで推しちゃんとZoomすることが出来る。
地下アイドル界隈ではオタクが推しから認知されることも珍しくない。
私も推しちゃんから認知されていて、Zoomでは私がSNSで発信していた推しちゃんの宣伝画像の話もする。
このZoomのおかげで地方オタクの私も推しちゃんと一対一で話せるのですごく嬉しい。
この為にいそいそとZoomをダウンロードして、オタクの友達にZoomの使い方を教えてもらった。
推しちゃん界隈のオタクさんたちは優しい方々ばかりで頭が上がらない。
そしてある日のZoom。
推しちゃんから送られた招待URLからZoomに入り、暗い画面を前に私は待機していた。
ビデオ通話になるので推しちゃんがコラボしたアパレルのシャツを着たアラサーは期待と緊張で脈が早くなる。
不意に画面がローディング状態になり、推しちゃんが画面に現れた。
笑顔で両手を振っている。開始1秒から始まるファンサ。
Zoomを使い始めた頃はこちらの映像が相手に見えないまま話し出したり、オーディオ設定を間違えて相手の音声が聞き取れないハプニングがあった。
しかし、かろうじて学習能力を備えたアラサーなので慣れた手つきで自身の映像を相手に写してオーディオ設定を行う。
「あの子ちゃーん!」
推しちゃんが笑顔で私を呼ぶ。かわいい。
「〇〇(私の裏垢の名前)ってあの子ちゃん?」
3.何故バレたのか
推しちゃんの第一声で自分の緩みきっていた頬が引き攣るのを感じた。
オタクを天国に連れて行くのも地獄に落とすのもいつだって推しの一言だ。
推しちゃんの一言で人生左右されるのはなかなかに興奮するが当時はそんな余裕はなく、えー?どうしたのー?ととぼけて考える時間を稼いだ。
その裏垢はいつも推し事に使っているオタク垢とは違う。
便宜上『裏垢』と表記しているが、別に愚痴や病みツイートをしている訳ではないし鍵もつけていない。
ただし表には出しにくい。
それは私の日常垢であり"LGBT垢"だった。
そして、その裏垢。
忘れていたけど実は一度だけ推しちゃんの目に触れる可能性のある行動をした。
それは、推しちゃんのツイートを拡散する企画でのRT拡散。
念の為にRT前に身バレしそうなツイートがないか、IDは似てないか、誕生日が表示されないか確認をした。
その上で元ツイートが既に100RT以上あった為、埋もれて分からないだろうと楽観視していた。
私は文字通り、持ちうる力(裏垢)を全て使って拡散したのだ。
その代償を甘く見ていた。アラサーの失態である。
結局、私はとぼけた後に自分の裏垢であることを認めた。
認めた時の推しちゃんの笑顔が無邪気で可愛かったのでこれでよかったのだ。
ちなみに何故分かったのか聞いた。
私のYouTubeでのプロフィール画像と、裏垢のプロフィール画像の雰囲気が似ていたので目についたとのこと。
あと、裏垢をよくよく見ると推しちゃんの名前こそ明言してないもののオンラインライブを観たことや、都道府県限定スタバについてツイートしていたのできっと関係あるだろう。
現にスタバのツイートに推しちゃんからいいねがきていた。これも、拡散した一人ひとりを大事にしてるんだね!さすが推しちゃん!と楽観視してて忘れてた。
推しちゃんは私が住んでいる県も知っている。
まさか都道府県限定スタバにやられるとは。
幸いにも推しちゃんは私の裏垢を単なる日常垢だと認識していたので、見つけても大丈夫なやつだよ〜!と声をかけた。
まぁ、カミングアウトこそしてないけど見られても実際そんなに困らないから事実である。
ただ、急な特定発言は相手が誰であろうと心臓に悪い。
でも一介のオタクの裏垢を見事特定した推しちゃんは最高に可愛かったのでこれからも推しちゃん単推しです。
このnote、推しちゃんにはバレないはず。多分。
…もし、万が一にも勘づいたらこっそり教えてください。多分その勘当たってんだよな〜〜〜!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?