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懐かしき時代よもう一度

2008年5月20日に投稿したブログより。

本屋大賞受賞作。

夜なべして一気読みでした。

ウィットに富んだ会話。

個性的な登場人物たち。

そして、手に汗握る展開。

ある日突然、自分の街で首相が暗殺され、そしてその容疑が全て自分に向いていたら、どうするか?

ひたすら逃げることを選択した主人公は、はたして逃げ切れるのか。

主人公の父親が、チョイ役なのにめちゃくちゃいい味を出しております。

サウスバウンドのアナーキーな親父もいいけども、これも相当理想的な父親像ですw

本当は伊坂幸太郎には、もっと優しい小説を描いて欲しいなーと思いつつ、好きなキャラクターが亡くなってしまうことを惜しみつつ、本作については、その要素を加味しても減点は致しません。

今までにない重厚なテーマと、そんな中でも溢れんばかりの伊坂節を堪能せよっ!!

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