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仕事の心構え

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会社の方針や、見聞きしていいなと思った考え方を思い立つままに綴っています。 このマガジンの内容はKindle本でも好評発売中です。
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2021年8月の記事一覧

両親から教わってきたこと

これまで自身が親としての立ち位置から、子供のことについてなど触れてきましたが、今回は自分の親と私自身との関係性について。 結構ちゃらんぽらんな性格ですし、決して真面目一辺倒な社員としてここまで過ごしてきたわけではありませんが、なぜだか昔から上司には「お前は嘘をつかない」「お前は誠実だ」と言ってもらい続けています。 まあ誠実イコール健全ではありませんので、決して素行すべてが良いわけではありませんが、言われるたびに少しくすぐったい思いをするとともに、その要因について思い当たる

脳は主語を理解しない【加筆修正】

※ このコラムは、過去のあまり読まれていなかった内容を加筆修正したものとなります。 飲食店などに行くと、たまに店員さんを叱り飛ばしている店長を見かけることがあります。 それを見ていつも思うのは、「叱られないといけないのは店員さんの方ではなくて店長あなたの態度でしょう」ということ。 店員さんに本当に成長して欲しいのであれば、お客様の前で叱り飛ばす必要もないですし、ましてや嫌な言葉をお客様に聞かせる必要性はまったくありません。 そもそも感情の発露が目的なのであれば、相手に

体調が維持できている要因は

以前、会社の研修でマクロビの半断食研修に参加したという話をさせていただきました。 あの時学んだのは、マクロビの思想だけではなく、生物としての身体の反応についての話などもされており、むしろそちらの方が納得感がありました。 そもそも人間だって動物なわけですから、その食べ物が自分の身体にとって良いものか、それとも悪いものであるかは本能的に分かるはず、というお話。 ところが、普段から化学調味料や何やら、本来動物として生きていれば摂取しないようなものを身体に取り入れているから、本

悩みや仕事をひとりで抱える人の特徴

以前のコラムでホウレンソウ(報告、連絡、相談)の徹底の重要性について触れました。 ホウレンソウをするのは、つまるところ上司と情報共有を図り、その責任を上司に振ること。 ところが、性格なのか習性なのか、なかなか人に相談をしない人がいます。 こうした人は、相談しないという裏側に、悩みや問題をひとりで抱えるという傾向が見受けられます。 ただ、いくら悩みや問題を抱えて本人は一生懸命考えていようと、部下や上司など周囲の人たちから自分がどう見られているのかを考えてみた方がいいと思

今思い返しても冷や汗ものの大失敗

以前のコラムで過去の失敗談について話をしましたが、拠点長になってから1年ほど経過した時にも現場で大きな失敗をしています。 もう20年以上前になりますが、当時は訪問介護と訪問入浴の営業所を兼務しており、体力はあったものの訪問介護の巡回夜勤後に、訪問入浴のスタッフとしても出動するようなケースもあり、今思えばかなりハードな仕事の仕方をしておりました。 別に休めなかったから起こした事故というわけではないのですが、そんなある日にやらかしてしまいました。 それはある日のこと、団地の

関係性のトラブルを解決する

先日のコラムに登場しました、正義感の強い上長との面談について引き続きお話しさせていただきます。 私たちの仕事は、複数のサービスに分かれている拠点もありますので、そういったところはサービス別にそれぞれリーダーを立てている場合もあります。 そして、サービスが多ければ、その拠点に所属する人数も増えるということで、その結果として人間関係の摩擦も増えます。 こういった際に起こる人間関係のほとんどは、複数部門のリーダー間の好き嫌いのいざこざです。リーダー間のコミュニケーション不足か

この場の主役は誰かという認識

このコラムであまり時事ネタは扱ってこなかったのですが、ニュースを観ていて最近気になっている人物のことを。 ひとりは国を代表する方なのですが、心ここにあらずの答弁や棒読みのスピーチをする方。 「何のために」という大義名分の違いが、ここまで本人の言動と民意との間で離れているのを感じたことはこれまであまり無かった気がします。 式典で開始数分前に会場入りした上に、「トイレに行っていたから」と開会時間に遅刻する。 読み上げるはずの原稿は、「糊が付着していたから分からなかった」と

「徹底」は自分が決める

このコラムではすっかりお馴染みの環境整備ですが、その項目のひとつに「清潔」があります。 清潔の一環として、「磨けるものはすべて磨く」という考え方と実践があります。 環境整備を徹底する理由は、「気づきの感性」を育むこと。 そして、気づきは比較によって生じます。 清潔を保ったり、整理・整頓を実施したりするのも、自分の置かれた環境を正しいものにしておくことで、変化に気づけるようになるからです。 正しい環境を作り出す人が、正しい環境を把握しておくことができますから、物事の変

恋愛関係と仕事は分けて考える

先日のコラムではご批判を覚悟の上で「社内不倫」をテーマに取り上げさせていただきました。 今回は、その対応の具体例とでも言えばいいのでしょうか。 随分前になりますが、ある女性から上長に訴えがありました。 「社内の男性から迷惑メールが頻繁に来て困っている」という相談でした。 その女性に実際に携帯電話の着信履歴を見せてもらった正義感溢れる上長からは、「あいつストーカーですね、許せないですよ」と憤って私に報告がありました。 私がその上長に出した指示は、「片方の話だけでは分か

社内における不適切な関係について

こういうテーマを仕事のコラムとして取り上げるのはどうかと思いますが、今回は少し挑んでみたいと思います。 私が不倫肯定派か否定派かどうかということについては、様々なご意見をいただく羽目になるでしょうし、色々と今後の仕事に支障をきたす恐れがございますので、ここで触れることはあえて避けさせていただきます。 今回、触れてみようと思うのは、世間一般的な解釈ということよりも、組織内、職場内における不倫関係について。 私たちの業界は、今はまだ働く女性の割合の方が圧倒的に多いです。

上長の役割

ここまで様々なテーマで、また似たようなテーマも取り上げてきましたが、果たして過去に書いたかどうかがそろそろ分からなくなってまいりました。 重複しているようだと申し訳ありませんが、今回は「上長の在り方・姿勢」について事例を挙げて触れていきたいと思います。 当社には「内部体制に関する方針」というものがあります。 会社の内部に成果はありません。 成果はすべてお客様によって得られます。 また、そのお客様ご自身の状態が回復されたり、機能が維持されているということが成果そのもので

この場で求められている話は何か

だいぶん以前のコラムで「報告の分かりやすい人」について触れました。 報告内容が分かりにくい人は、「事実」と「意見」の切り分けができていない場合が多いです。 今回は、これと似たような感じなのですが、話のキャッチボールが上手くいかない人の特徴について。 ・ 訊かれたことに答えない(質問の意図が理解できていない) ・ 答えに辿り着くまでに時間をかける(結論を後回しにする) ポンポンポンと球の投げ合いにならないのは、上記のような要素が入るため、どこかで球が停滞するからです。

「環境整備」と「掃除」の違い

ご存知、一倉定先生の考え方であり、当社の方針のひとつでもある「環境整備」について。 当社の経営方針書の「環境整備の徹底」という方針のページに「環境整備は掃除ではなく、お客様サービスにおける大事な仕事です。」という記載があります。 掃除も環境整備も、行為の結果としては綺麗にした環境が得られます。 しかし、掃除は作業です。作業の目的が綺麗にすること。 気づきは「比較」から得られますから、「正しい環境を知っておくため」に要らないものを捨てたり、ものの置き場所を決めたり、もの

「誰が言ったか」の納得力

コロナ禍において、良かったことはリモート環境が整備されたこと。 当社のように全国展開している組織においては、各地域の本部レベルでは少しずつ環境を整えてきていたものの、コロナ禍が始まった時にはまだ各拠点にはリモートの機器などの設置はできていませんでした。 これまで毎月行ってきた、出張や集合会議が出来ないと情報共有もできないため、助成金を活用させていただいて、全体の整備が実施できました。 そして、良かったのは機器が揃ったからとかそういったことではなく、これまで以上に遠距離の