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「将来の夢」は職業でないとダメなのか?

こんにちは!へばらぎです🌻

タイトルの通り、私は学生の頃から
「『将来の夢』は職業でないとダメなのか?」
という疑問を持っていました。

このテーマに関して私の考えをお伝えします。


将来の夢がなかった学生時代の私

小学生の頃

小学校の時、将来の夢は何か?という質問を
ありとあらゆる場所で受けたように思う。

明確なビジョンはなかったが、
その時その時のなんとなくの憧れで
「先生」「美容師」「デザイナー」等と言っていた。

そして、「美容師」「デザイナー」と答える私に
母は「そんなのやめておきなさい」と言った。

中学受験勉強の真っただ中、
大阪のトップ校を目指している私への投資に見合わないだろうから
母もそんなの嫌がったのだろう。

中高生の頃

中学受験で無事に第一志望に合格した私は、
知能という意味でレベルの高い環境に囲まれ
将来の夢として「先生」「美容師」「デザイナー」を
挙げることはパッタリとなくなった。

というかそもそもそんな質問を受けなくなったように思う。

通っていたのはなぜか医者の子が多い学校で、
医学部進学率が全国でも屈指の学校だった。

そして周りは当たり前のように医学部を志す同級生が多かった。

そんな中、高校生の時、おそらく文系か?理系か?
を考えるようなタイミングでだったかと思うが、
友達との会話で「将来の夢」がテーマに挙がった。

この時、「将来の夢か~特にないなあ」
「幸せな家庭を築きたい、ぐらいかな」
と答えていた。本当にそう思っていた。

そんなのダメだという同級生

将来の夢がないと答える私に対し、
ある一人の同級生が
「夢がないとかあかんやろ」
と言った。

その子の夢は医者になることだ。
そしてその後実際に医学部に進学し、
現在は医者として働いている。

医者という夢を持つことは大変立派なことだと思う。
誰もがなれるわけではないし、
やはり相当の努力が必要だから。

でも、彼女の「夢」は彼女が自身で考えたものだったのだろうか?

彼女の父は医者だった。

本当に勝手な想像でしかないのだが、
医者の家庭で育ったことに起因して
彼女は自然とそういった夢を持てたのではと思った。

彼女の弟も医学部に進学したという話を聞いて、
その想像が、より事実っぽさを増した。

もちろん、育った環境で思考は形成されるし、
それ自体には何の問題もない。

ただ、自然とそう思うように育った彼女が
私に対して「夢がないのはダメ」というのは
あまりにも馬鹿げていると思った。

医者の家庭に生まれなかったとしても
医者を目指してた、とのだろうか?
夢を持つようになった理由を明確に述べられますか?と。

・・・
立派な夢を持つ同級生に10年越しに強く当たってしまったが、
私が言いたいのは「夢がない」ってそんな悪いことなのか?である。


大人になって思うこと

前述の通り、私は「幸せな家庭を築きたい」とはずっと思ってたし、
将来どうなりたいかについて聞かれたら
必ずそう答えていた。

ぼやっとしているものの、
こういう人生を送りたいというビジョンは持っていたのである。
これは「将来の夢」とは言えないのだろうか?

で、大人になった今、改めて感じることは、
将来の夢の答えが職業でないといけないというのは
本当に視野の狭い話だなと感じる。

大人こそ知っているはずだ。
人生は仕事だけで構成されているのではない。

もちろん、時間的な拘束でいうと
仕事をしている時間は長い。

しかし、みんな趣味があったり、
家族の時間を過ごしたり、
仕事以外の過ごし方もたくさんある。

それを大人がわかっているはずなのに、
子供に対して「将来の夢は何?」と聞いて
職業を答えさせるのは本当にセンスがないと思うし、
なんならその子供の可能性を狭めさえすると思う。

将来何になりたい?=大人になったらどう過ごしたい?
という質問が職業で答えないといけないものであるのなら、
「大人はLIFE=WORK」という価値観を植え付けることにつながる。

もっと自由な回答をさせてあげてほしいし、
そうする子どもを褒めてあげてほしい。

「医者になりたい」「弁護士になりたい」
と言う子どもが素晴らしいのではなく、
”なぜそう思うのか?”
自分なりの考えを伝えてくれる子どもが素敵だ、
と言われるような社会であってほしい。


以上、へばらぎでした🌻


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