再録ハコボレ落語研究会『世別レ心中』本番前日の楽屋噺
おまくら
どうも。一稿のお付き合い願います。
みなさま、4月7日になりました。姉の27歳の誕生日です。おめでとう◎私は4月8日生まれで、2年と1日違いで生まれてきた連番の姉弟。叔母さんが9日生まれなので、3日連続めでたい日となってます。姉、27歳ってもう大人やな〜と思ってたら私も明日に25歳になる。驚愕です。
さあここで、4月8日生まれの人を何人かご紹介。
・沢尻エリカ 1986年4月8日生まれ
・ピエール瀧 1967年4月8日生まれ
・カラテカ入江 1977年4月8日生まれ
・ボビーオロゴン 1973年4月8日生まれ
・前田隆成 1996年4月8日生まれ
錚々たるメンバーの中、他にも調べてみればお釈迦さまも4月8日生まれとされてます。仏の力が宿りますね。
楽屋にて
朝から舞台を仕込んみました。舞台の台組みと高座を置いて、屏風を立てる。これで終わりました。シンプルであるが、そもそもの落語会はとてもシンプルで何も無いのが良いくらい。
今、舞台上では照明さんが明かりを作っております。明かり作りのさなか、こうしてコチコチとキーボードを打って居ます。
なぜか。そう。「最後の宣伝」です。
(いや、きっと明日もするし、なんなら千秋楽まで言い続けます、、)
そう言うと、ずっと閉店セールをやってる難波のお店みたいになってしまうので、訂正します最後じゃないです!
そんな秒の訂正をいれたところで、本題へ。
明日から始まる『世別レ心中』おかげさまで、初日にはたくさんの方がお見えになってもらえそうで。とても嬉しいです。けれど、まだお席のご用意ございます!
まま、平日の18時というのは、難しい時間かもしれませんが、終わるのは19時すぎ。帰宅してもほっこり息をつける時間です。夜ご飯もテイクアウトできる、お店もやってる時間です!
落語の中に出てくる「熱燗」これをたっぷり飲む場面。やってる自分ですら、きゅーっといきたくなるんですから、お酒好きな人にも是非いっぱい引っ掛けて帰ってもらいたい。「観劇をして、ちょいと粋な晩酌を」なんて楽しみ方をお勧めします。そう考えると18時の観劇、悪く無いのでは!!
余談。
楽屋といえば、一昨年までは普通に「楽屋見舞い」なんて文化がありました。私も観劇する際は、演者さんに何か選んだりするわけですが、贈る側もワクワクしますね。少しウケを狙ってみたり、本当に必要な物を考えてみたり。それぞれの貰った顔を想像して、ふふっとなります。
また貰った方も色々で。お菓子や花はもちろん、中には真っ赤なボクサーパンツを頂いている先輩方まで。「これ履いて、千秋楽いくわ」なんて冗談かと思いきやその場で履き替える俊敏さ。
はたまた、酒好きの人の楽屋にビールケースが届いた時は大賑わい。みんなで終演後に乾杯といった流れ。そんな、話のタネがあって、笑ったり、終演後に感涙したり。楽屋ってそんな思い出がたくさん芽生える特別な空間でしたね。
そんな特別な空間に「ひとり」で待機する。
寂しいようですが、上に書いたような賑やかな人達が、この楽屋にいたと思うと、中々趣きがある。そんな気がしませんかね。
本来ならば終演後にみなさんにご挨拶もして、ガシッと握手をしたいのですが、それは今回は叶いそうにございません。。
ただ、言えること。みなさんが舞台を見ている時、舞台上からも客席が見えています。当たり前のことですが、この繋がりを頼りに温もりを感じてます。
観に来てくれることが何よりのプレゼントでございます。
どうか、4月8日〜11日の間だけ存在できる『世別レ心中』という作品を、儚い時間ではありますが、応援してもらえると嬉しいです。
それでは、「場当たり」に行ってきます!!
ハコボレ 前田隆成
公演の詳細
【「世別レ心中」公演詳細】
再録ハコボレ落語研究会「世別レ心中」
◎日時
4月8日(木) 18:00
4月9日(金) 15:00/18:00
4月10日(土) 11:00/15:00/18:00
4月11日(日) 11:00/15:00
◎会場
花まる学習会王子小劇場
東京都北区王子1-14-4 地下1F
◎チケット料金
前売:2000円
当日:2500円
あさハコ:1500円 ※11:00の回のみ
-----作品内容-----
◎作・演出・出演
前田隆成
◎古典落語「鰍沢」のあらすじ
旅人は身延山に参詣へ向かう道中、吹雪に見舞われた。遠くに灯りを見つけ尋ねてみると、美しいが喉元に傷のある「お熊」と名のる女が現れた。見覚えがある彼女は元、吉原の花魁で旅人も一夜を明かした過去がある。羽振りの良い旅人に、お熊はそっと卵酒を差し出した。雪山のあばら屋から鰍沢へ駆ける、一夜の物語。
◎演劇「世別レ心中」のあらすじ
旅人は激流を下る際に、本当にご利益があって助かったのか。お気楽なニンゲンの言い伝えに嫌気がさすモノがいた。彼らの村に伝わる「鰍沢」の伝承とは話は少し違う、旅人との関わり。ケモノの九太はあの夜目にした真実と森に伝わる呪いについて語り出す。
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