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【園庭整備】園庭で過ごす時間について

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。今日は園庭の過ごし方についてお話をする機会がありました。その中で、園庭で何をして過ごすのが居心地が良いかな。って考えていました。

園庭はなにをして過ごすところ?

園庭で何をして過ごすところか、考えたことがありますか。

例えば、遊具があればその遊具で遊ぶ。例えば、ボールで遊べるほど広いスペースがあれば、そこでサッカーをするでしょう。
砂場があれば砂場で砂遊びをしたりもできますね。

もしもそこに樹があったら

もしもそこに樹が在ったら、その足元には日影ができるでしょう。樹の日陰は直射日光に比べてとても涼しいですよね。

それはなぜなのか、復習しておきましょう。

もちろん、木陰があることで直接の日光が当たるのを遮断するのでとても涼しいというのは、誰でもよくわかることだと思います。

木陰はなぜ涼しいのでしょう。

植物の蒸散作用

それ以外に、植物特有の理由があります。「植物の蒸散作用」というものがあります。

植物の蒸散作用とは「植物の根から吸収された水が道管を通って葉まで運ばれ、気孔から水蒸気となって出て行く現象」です。植物は葉に存在している「気孔」と呼ばれる部分から水蒸気を発散します。
理科の植物の蒸散作用の計算はどうやって解く?【例題つき】


樹木が空気中に発散する水蒸気によって、周辺の外気温を下げるんですね。寒冷紗やその他の人工的な日除けでは得られない効果です。

その木陰の下で何をする?

涼しい木陰の下で、何をしますか?
その木陰の下に、ウッドデッキを造ったらその木陰で絵本を読んだり、もしかしたら気持ちよくてお昼寝をするのもよいかもしれません。

そのウッドデッキに、ちょっと肌触りのいいラグと、座りやすそうなベンチ、おやつが食べられるようなちょとしたテーブルがあっても良いですね。

走り回りたくない私

思い返してみれば、幼稚園の頃の私はそんなに活動的なタイプではありませんでした。みんなが鬼ごっこをしているのをみて、一緒にやってみたい。とか楽しそう!とはあまり思いませんでした(笑)
時々一緒にやることはありましたが。

それよりも、蟻の線路をたどったり、水たまりと水たまりを繋げる小さな川を掘ってみたり、活発に遊ぶというよりもコソコソとコツコツと何かしているのが楽しかったのです。

あそびの種類を広げるとは

樹の下のウッドデッキの話をしましたが、大きな樹木とウッドデッキという小さなエリアができるだけで、あそびの幅というか、園庭での過ごし方が変わってきます。

他にも例えば、ちょっとした花壇ではなくて、雑草と呼ばれるような野の草花が咲いていれば、ちょっと泥団子が豪華になったりもしますね(笑)

そこで何をして遊ぶかを決めるのはそこで遊ぶ子供だ

園庭のお仕事を通して感じたことがあります。

それは、子供たち自身が、園庭整備をしていくことによって、変わっていく園庭でその時々で新しいあそびを生み出していく姿に子供たちの発想力や想像力のすごさを感じました。

本当に、そこの場所で何をして遊ぶかを決めるのはそこで遊ぶ子供たちだと思います。
その為の遊びの環境整備(危険個所の排除や、保育士さんたちが安心して見守れる環境づくり)をしてあげるのが仕事なのかな。と思います。

まとめ

久しぶりに、園庭整備について書きました。コロナウィルス(オミクロン)の影響で、閉鎖の必要があったり積極的な登園ができない状況にある園も多いと聞きます。

感染対策をしながら、子供たちの『園での暮らし』を楽しく充実したものにしようとする先生方の努力には頭が下がります。

早く、安心して通える暮らしができる日が来ますように。
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

園庭整備に関する記事はここでまとめています。
良かったら読んでみてください。









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