冬の楽しみー「立冬」山茶初開(つばきはじめてひらく)
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。いよいよ、11月7日で立冬。もう立派な冬の季節の到来です。
とは言え、まだ紅葉がようやく始まったよ。という地域もあって、コートなどの上着の出番もない状態。
本格的に冬だ。と感じるのはもう少し先になるのでしょうか。いやいや、どうやら明日から寒くなるという予報も。どうなんでしょう。
あの花の名は
昨年、ちょうどこれくらいの時期にInstagramにて、とても鮮やかなピンクの山茶花の散った画像をUPしました。
そこで「この花の名前は山茶花と言うんですね。ずーっと知りたいと思っていたんです。」と言うコメントをいただきました。
この方はどうやら、いつも見かけるこの鮮やかなピンクの花は、なんという名前なのだろうと、思いながら山茶花の花を見ていたのでしょうね。
その時の画像がこちら
こんな方もいらっしゃいました。
「祖母の家に植わっていて小さいころから山茶花が大好きです。」と。
コメントをくださったお二人とも同年代で、まだ20代。
こうやって、一つの花を通して交流が生まれることが私のInstagramでの楽しみの一つです。
山茶初開(つばきはじめてひらく)と言うけれど
山茶と書いて、七十二候では、「つばき」と読みますが、実際にはつばきではなく、「さざんか」の事を指しています。
山茶花(さざんか) ツバキ科 ツバキ属
椿(つばき) ツバキ科 ツバキ属
え?椿と山茶花って何が違うの
椿と山茶花は、花の咲いている時期には非常に見分けがつきにくいです。
だって、科も属も同じなんですもの。
どうして、これを呼び名を分けたのか…不思議です。
見分け方のポイント
【1】花の開花時期
山茶花の開花時期 11月~1月
椿の開花時期 12月~3月
【2】花の散り方
山茶花 花弁の一片一片が分かれて散る
椿 花首からボテっと落ちる
【3】葉っぱの様子
山茶花の葉脈は、椿の葉脈に比べて細い
山茶花の葉の裏側に毛が生えていることが多い
他にも、いろいろ見分け方があるにはあるのですが、それでも山茶花と椿の日本での品種の総数は500種は優に超えると思いますので、どっちか非常にわかりにくい…というものも多いと思います。
例えば、五色八重散椿(ごしきやえちりつばき)は、花弁がバラバラに散るのですが、椿なんですよ。ややこしや。
山茶花と言えばこの歌
幼いころに、祖母が良く歌ってくれた童謡の「たきび」の歌詞。皆さんの記憶にも、この歌は記憶にあるのではないでしょうか。
日本の冬の風景を、わかりやすく表現していて、幼いころの私の頭の中にその焚火をする情景が浮かび上がっていました。
焚火も、今に比べると世の中は寛容でした。
落ち葉や枯れ木を集めて行われる焚火の香り。とっても好きでした。
どこからともなく、この焚火の匂いがするのも好きでした。
そうそう、この「たきび」に出てくる花は山茶花だということは、季節は年末…もしくは1月頃の様子だったのでしょうね。
まとめ
山茶花の花ひらくこれからの季節、いよいよ冬本番を迎えます。山茶花を「市の花や町の花」になっている地域も多いので、街路樹が山茶花のところも多いかと思います。
椿のようにも見える花が、今時期に咲き始めたらどうやら「山茶花」です。
そして、冬が始まります。
どうぞ、あたたかくしてお過ごしください。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
ーーーキンモクセイはもう散りましたか。
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