矜持なの…か
朝から言葉の提案について、すりあわせがあった。
いちど提案をしていて、そのフィードバックの共有。
それに対して、カウンターを用意していた。
まずはご意見を伺い、そのあとでこちらの説明。
複数の方向で、こんなのも用意してあります。
文章で勝負をしているが、対面で空気を作る。
明文化すると冗長になりそうなことを、きちんと話す。
表面的な言葉から受け取るイメージは人それぞれ。
こういう解釈もできる。他の人がどう捉えるか。
委ねる部分が出てくる方が、余白があっていい。
ご提案をした言葉の一つひとつに、私はこんな意味も込めた。
嘘でも、場をおさめるためでもなく、本当のことを伝えた。
「そこまで考えてくれて、この表現なんですか。感動しました」
そう言ってくださった。
アウトプットされたものに対して、思考のプロセスを伝えることは、
ともすれば、芸人がネタやギャグの説明をすることに近い。
でもそうすることで、世界観を理解し意見がひっくり返ることもある。
ひとつの単語に対して、一方向で解釈する人、多面的に意味を探す人。
受け手が、さらに誰かに説明責任を持つ立場の人なのであれば、
その人がきちんと、誰でにも話せる状態まで揃えてお渡しする。
伝えるためのお膳立てまで含めて言葉を大切にする。
そういうことも当たり前にできるようにしていきたい。
結果的にみんなが言葉で笑顔になる、心が動く。
プロジェクトに関わるすべての人が幸せな気持ちで終えられる。
常にそうなるようにイメージしながら、文章を書いていく。
良い気づきがあった一日。もう眠い夜。明日も早いミーティング。
なのに文章を書いてから寝ようとする内に住まう天邪鬼。
やつのわがままを聞いてやる表層的な自分。
満足したようなので寝よう。
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