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10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その3

以前書いた記事の、その3です。

『マイ・ブラザー』

同名の映画があるのですが、僕が観たのはトビー・マグワイアとナタリー・ポートマンが出演している作品。
ストーリー展開や心情の変化など、すごくわかりやすく描かれています。
誰に感情移入することもなく、推量することもなく、ある意味で、まったく感動させるものではないです、多分。
現実の差し迫った問題を受けとめ、考えるしかないと思います。
関係ないけど、ナタリー・ポートマンってこんな美人になってるんか…。

【コメント】
『レオン』でナタリー・ポートマンを見出した人は、「彼女は、私が育てたんだよ」とか、ずっと自慢してるんやろうな。

『モテキ』

すごく話題になった映画です。
TVドラマが面白かったので、映画も観てみました。
この作品を観た男性の8割超が同じことを言うと思いますが、長澤まさみさんがすごく可愛いです。
内容的には、僕が期待していたものと違っていて残念。
真木よう子さんが演じる唐木素子のセリフが共感できるところでした。

【コメント】
ネットカフェでバイトをしていたとき、受付の横の本棚にコミックの『モテキ』が置いてあり、ちょっと陽気な酒気帯びの女性のお客さまがそのコミックを指差しながら、「お兄さん、あれと似てるー」と言ってらっしゃって、華麗にスルーしたのを思い出しました。
そんなことより、僕のモテキはどこだったのでしょうか?

『チェンジリング』

観ている間の心理は、前半が苛立ち、後半が期待。
実話に基づく壮絶なストーリーで、じっと静かに観入ってしまう映画。
その他、演技がどうとか、色彩がどうとか、映画好きに評価される作品だと思います。
だけど、好きになれない。
母親の愛とか強さとかは感じました。
だけど、この話を映画にしてまで伝えたかったことがわかりませんでした。

【コメント】
自分で言っている通り、母親の愛や強さを伝えたかったんじゃ…?
それでは納得できなかった10年前の僕は、映画に何を欲していたのだろうか。

『重力ピエロ』

伊坂幸太郎の小説が原作。
昔、本を読まない僕に友人が薦めてくれたのが伊坂幸太郎の小説でした。
結局どれも読んでないけど。
ごめんなさい!
映画はかなり観ています。
この作品に関しては感動はしない、共感もできない。
けど、すごくすごく価値のある作品だと思う。
表現力、明瞭さ、整合性、強いメッセージが備わっている。
人に薦められる映画だと思いました。

【コメント】
昨今のITなんとかかんとかにより、僕の趣味趣向が筒抜け状態なので、動画配信サービス側がこの作品をおすすめしてきています。
10年前にもうレンタルDVDで観たんだぞ。
知らないだろう、ITなんとかかんとかめ。

最近、映像で伝える仕事もしたくなってきた。
コピーライターとして、言葉を仕事にすればするほど、ビジュアルのチカラが羨ましくなる。
その4は、また今度公開します。

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