北田一喜/モノ好キ

芸人さんと笑いをつくりたい。社会に全く貢献しない合同会社モノ好キ代表。

北田一喜/モノ好キ

芸人さんと笑いをつくりたい。社会に全く貢献しない合同会社モノ好キ代表。

最近の記事

言語化は整理整頓であり、約束でもある。

来月、モノ好キとして初めてお笑いライブを開催するので、いろいろと準備をしています。 具体的なことをやりはじめると、きちんと考えを言語化しなければならない場面が出てくるもので、ライター・コピーライターとして約10年活動してきたがゆえの癖も相まって、noteに書いておこうと思います。 モノ好キでやりたいことは、社会が求めているであろう面白に合わせるわけでもなく、これこそが真の面白だと強く主張するわけでもなく、「こういった種類の面白もあると思っているですが、どうでしょうか」とい

    • 岡本太郎って何がすごい?

      stand fmでモノ好キラヂオというラジオチャンネルをやっているのですが、そこで岡本太郎の魅力を芸人目線で自由に語ってみました。 https://stand.fm/episodes/63a8fc2984292a232f81aed2

      • 法人設立から8か月ちょい

        個人事業主のときからやっているコピーライター&編集ライターとしての仕事は、ありがたいことに途切れることなく、ずっと続いています。 それはもう本当に毎日追われるくらいの量のお仕事です。 でも、モノ好キを設立したのは、そのためではありません。 フリーの芸人さんを売り出し、ビジネスにしていくための試行錯誤をする場所としてモノ好キという会社をつくったのです。 「なんもできてないやん」 2022年の終わりが近づいてきた今、人生で初めて時間が足りないという感覚を覚えています。 さて、ど

        • ブラックユーモア

          仕事で失敗をしたとき カトウさんは励ましの手紙をくれるし、 ビトウさんはデコピンで許してくれるが、 ムトウさんは覚えたてのシャイニングウィザードをしてくる。 金欠でご飯が食べられないとき カトウさんはご馳走してくれるし、 ビトウさんは空腹を紛らわすツボを押してくれるが、 ムトウさんは高利貸に変身する。 病気になったとき カトウさんは看病してくれるし、 ビトウさんは心配しつつ、うつされたくはないからと電話をしてくれるが、 ムトウさんは新薬の臨床実験を勧めて

        言語化は整理整頓であり、約束でもある。

          人生は選択の連続

          モンスターがあらわれた A:たたかう B:にげる モンスターがあらわな姿になった A:絹のローブをそっと肩にかけてやる B:まじまじと見る モンスターが哀れに思えてきた A:話を聞いてやる B:逃がしてやるが所持金は置いていかせる モンスターが戯れてきた A:一緒になって遊ぶ B:ノリが違うと拒絶する モンスターがたわいもない話をしてきた A:時計をチラチラと見て、空気を読ませようとする B:適当に話を合わせながら、さっき出会った町娘にこっそりメールをする

          人生は選択の連続

          10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その5

          以前書いた記事の、その5です。 昔の自分に頼って、いま記事を書いています。 『人のセックスを笑うな』 タイトルを見て、「おっ…」となりました。 ただ、セックスと言ってますが、内容としては恋愛と言い換えられます。 人の恋愛を笑うな。 女性と、男性になりかけの男の子と、女の子の恋愛模様が描かれています。いかにも邦画らしい雰囲気で、話がゆるゆると続きます。 面白いなぁーと思ったのは、「タバコ」や「コーヒー」や「甘いお菓子」などの登場アイテムが、その登場人物の“大人度”を反映してい

          10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その5

          ほら音

          ぐうの音も出ない くうの音も当然出ない すうの音は出る つうの音は偶然出た ぬうの音は出ている ふうの音を出せない人はいない むうの音を隣のおじさんが出し続けている ゆうの音を必死で出そうとしているようだ るうの音が出せるかどうかの勝負なのにね

          大人のおやつ

          プリッツは、いわゆる箱入りだった。親元を離れ、コンビニで出会ったばかりの男の家にいる。まだ誰にも開けられたことのない口をゆっくり開けられると、芳しい匂いを放ち、まるで自ら彼を誘惑しているようだった。彼は慣れた手つきで覆いを剥ぎ取り、むしゃぶりつくのだった。 スプライトは、激しい上下運動によって極限の状態になっていた。そして、彼女の右手によって、抑圧されていたものが開放された。その瞬間、自らをさらけ出すように、溜まっていたものを一気にぶちまけ、辺り一面をぐっしょりと汚した。

          言葉は雰囲気でできている

          早速ですが、造語を辞書形式で紹介します。 【はらやかしい】 上品ではあるが、どこか妖艶で、鼻先をくすぐるような美しさを備えているさま 用例 「十余年ぶりに再会した幼馴染のはらやかしさに、思わず唾をのんだ」 【がまりびく】 いかにも屈強そうな者が怯えること 用例 「さすがの池島も、五所川原の前ではがまりびいていた」 【もそこそとい】 大柄で動きの鈍い者が頼りなく動き回り、危なっかしいさま 用例 「関脇のもそこそとい姿に癒される女性が急増中」 【れきぜきに】

          言葉は雰囲気でできている

          10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その4

          以前書いた記事の、その4です。 小出しにすることで、noteのネタを増やすというやり口です。 『十三人の刺客』三池崇史監督がリメイクした映画。 役所広司さん、山田孝之さん、伊原剛志さん、古田新太さん、松方弘樹さん、市村正親さんなど、男臭いキャスト。 前半は、明石藩主の暴君ぶりを描くシーンがグロテスクです。 後半は、ひたすら戦っています。 まさに「斬って、斬って、斬りまくれ!」です。 僕の大好きなEAGLESの『DESPERADO』という曲は、CMで使われていただけで、本編で

          10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その4

          【実際になかった怖くない話】お客様は神様ですか?

          僕が働いているファミレスでは混雑時、順番待ちのために、お客様には入口で指定の用紙に名前と人数を書いていただいています。 ある日、そこに "神様 1名" と書かれていました。 中学生ぐらいの男の子たちが、ふざけて "神様" や "王様" と書くことは稀にありますが、どうやら目の前にいる五十路のおじさんが書いたようなのです。 "神様" の順番が来ました。 「次にお待ちのジン様」 僕は赤っ恥をかかぬよう、まずはそう呼びました。 しかし、返事はありません。 「次にお待

          【実際になかった怖くない話】お客様は神様ですか?

          架空人探し

          ●氏名 初老坂 登 ●生年月日 1969年6月3日 ●身長 164cm ●失踪時の服装 黒のダウンジャケット(ユニクロ) ベージュのコーデュロイパンツ(ユニクロ) 灰色のランニングシューズ(ニューバランス) 薄茶色の金属フレーム眼鏡(たまにサングラスも使用しています) ●髪型 ふんわりとしたリーゼント ●立ち寄りそうな場所 ヤマダデンキ ユニクロ オートバックス ●失踪時の状況 少年野球の練習を見に行くと言って出かけたっきり、帰って来ない ●その他 犬好き まだ

          映画を倍速で観る理由

          最初にお伝えしておくと、僕は倍速では観ません。 普通に観たい派の僕が、倍速で観る理由を考えてみた、という記事です。 もうひとつ、僕はビジネス用語が嫌いです。 嫌いな理由は、ビジネス用語を多用する人の話を聞いて、中身がないなーと感じることが多いからです。 ※あくまで個人の見解です 可処分時間という言葉の影響仕事をしている中で、この言葉を数年前から耳にするようになり、「何それ?」と思って、適当に受け流していたのですが、最近僕の想像の中で、可処分時間という言葉がしっくりきたことが

          映画を倍速で観る理由

          2歳児がつくったアート作品

          親バカっぽいタイトルをつけてしまいましたが、この記事で書きたいことは、息子の才能ではなく、ネームプレートの不思議です。 自慢話ではないので、安心して読んでください。 今年の端午の節句、僕はあることに気がつきました。 息子の部屋に飾っていた兜の置物の横に、工房の名前が記された木製のネームプレートを置いていたのですが、これがあるのとないのとでは、全然印象が違うということです。 ネームプレートがあると高級感があって、ネームプレートがないとちょっと締まりがなくなるなと。 仮説「ネ

          2歳児がつくったアート作品

          10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その3

          以前書いた記事の、その3です。 『マイ・ブラザー』同名の映画があるのですが、僕が観たのはトビー・マグワイアとナタリー・ポートマンが出演している作品。 ストーリー展開や心情の変化など、すごくわかりやすく描かれています。 誰に感情移入することもなく、推量することもなく、ある意味で、まったく感動させるものではないです、多分。 現実の差し迫った問題を受けとめ、考えるしかないと思います。 関係ないけど、ナタリー・ポートマンってこんな美人になってるんか…。 【コメント】 『レオン』で

          10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その3

          一言多い辞書(あ行)

          【味付け海苔】 醤油と砂糖、香辛料などで味付けした加工海苔製品の総称。 上質な海苔は、味を付けるまでもなく、おいしい。 【イリオモテヤマネコ】 ネコ科ベンガルヤマネコ属に分類されるヤマネコの一種。 一時的に都合よく取り沙汰された一発屋動物。 【うろ覚え】 ある事柄について、覚えている内容が曖昧なこと。 元々興味がなかったことの表れ。 【エコ】 生物学という本来に意味から派生し、環境に優しいといったニュアンスで使われているエコロジーを省略したもの。 物を売るための

          一言多い辞書(あ行)