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10年前に書いた映画短評に、自らコメントしてみる その4

以前書いた記事の、その4です。
小出しにすることで、noteのネタを増やすというやり口です。

『十三人の刺客』

三池崇史監督がリメイクした映画。
役所広司さん、山田孝之さん、伊原剛志さん、古田新太さん、松方弘樹さん、市村正親さんなど、男臭いキャスト。
前半は、明石藩主の暴君ぶりを描くシーンがグロテスクです。
後半は、ひたすら戦っています。
まさに「斬って、斬って、斬りまくれ!」です。
僕の大好きなEAGLESの『DESPERADO』という曲は、CMで使われていただけで、本編では一切使われていませんでした。
エンドロールの最後の最後まで期待していたのに。
武士とは何ぞや、侍魂とは何ぞや、そういうメッセージはあまり感じとれなかったです。
迫力とか、エンターテイメント寄りな印象。
殺陣に関して、松方弘樹さんだけはやはり別格です。
他の人と見比べると、もしかしたら、監督が期待していた演技からはズレているかもしれないですが、松方弘樹さんは魅せてくれました。
カッコイイです。

【コメント】
未だに「斬って、斬って、斬りまくれ!」と、日常で言ってしまいます。
どんな日常やねん。

『パーフェクト・ワールド』

クリント・イーストウッド監督作品。
主演はケビン・コスナーとクリント・イーストウッド。
脱獄犯と人質にされてしまった少年の交流と成長を描いた映画。
頭をひねって考えながら観る必要が全くない、とても素直な映画。
古き良き時代の映画。
万人にオススメできる映画。
休日の昼間に観るのが良いのではないでしょうか。

【コメント】
自分で書いた短評を読んで、もう一度観てみたいと思いました。
自分に子どもができた今なら、また少し違う見方になるかもしれません。

『スクラップ・ヘブン』

オダギリジョーさん、加瀬亮さん、栗山千明さんという、いかにもなキャスティング。
退屈な世の中、腐った世の中を変えようとしたときに、どう行動するのか。
正しさとは、痛みを知ることとは何か。
重いです。
攻撃的な映画です。
差別とかそういうのではなく、韓国・朝鮮の人は、暴力や戦いに密接していて、感覚が違うのかなと思いました。
僕は、目的には共感を、手段には疑問を覚える穏健な日本人です。

【コメント】
平和ボケって、そんなに悪いことなんでしょうか?

『サヨナラCOLOR』

竹中直人さんが監督・主演の映画。
まず同タイトルの歌を知って、それから映画を知りました。
なぜ観たかって、それはすごく良い歌だから。
中島みゆきさん、内村光良さん、忌野清志郎さん、その他にもミュージシャンがチラッと出ていたりするから。
竹中さんっぽさが前半ずっと続きます。
道化の中に真剣さを織り交ぜ、真剣さを茶化すように道化をいれる。
「何もないけど退屈じゃない休日の日が暮れる前」という雰囲気の映画です。

【コメント】
この同タイトルの歌は、ずっとiPhoneに入っています。
でも、何がいいのか説明ができません。
コピーライターだからこそ、言葉で説明できないものに憧れます。

小出し、小出しで、シリーズ化。
その5は、また今後。

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