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アメリカの学生12490名を対象に調査してわかった!「3つの考え方」を変えて、成績をアップさせる方法!

【参考文献】A national experiment reveals where a growth mindset improves achievement

あなたは、普段、次のように考えることはありませんか。

もしかしたら、次のような「考え」を持っているために、本来あなたが出せる力を出し切れておらず、成績も振るわない可能性があります。

1)「一生懸命努力すること」、「誰かに助けを求めること」=「あなたの能力が欠けていること」を意味するという考え方(否定的な努力の信念)

2)「失敗」=「あなたの生まれながらの能力の低さに起因する」という考え方(固定特性の帰属)

3)目標を立てる際に「いかに人前で失敗しないか」を重視する考え方(パフォーマンス回避の目標)

こういった考え方は誰しも少なからず持っているのではないでしょうか。

上記3つは、考え方に「固定化」もたらす要因として文書化されたものであります。考え方が固定化により、あなたの成長が阻害されている可能性が高いのです。

実際に、2016年、アメリカにおいて学生12490名を対象に、「上記の固定化の考え方を減らすことにより成績の向上につながるか」の大規模な調査が行われました[文献1]。

本研究では、「固定化の考え方」を「成長するための考え方」に変える計2回の介入が行われました。

最初の介入では、
「成長するための考え方」の概略について説明されました。(具体的には、努力に応じて「個人の知的能力を発達させることができ」「やりがいのある仕事に繋がり」「学習戦略を改善させることができ」「適切な支援を求められる」と説明されました)

2回目の介入では、
生徒たちにこのアイデアとその生活への応用についての理解を深めてもらいました。特に、「一生懸命頑張るべき」や「ある学習戦略示して、それを採用するべき」というようなはっきりとした指示はされませんでした。むしろ、「(失敗などに応じて)努力の仕方と戦略を見直すこと」=「生徒が能力を伸ばし、目標を達成するための一般的な行動となること」を説明されました。

これらの介入は、わずか計1時間未満の介入でした。

介入から1~4週間後に「介入グループ」と「非介入グループ」で成績の違いがあるかを調べられました。

・介入グループにおいて、全体として成績上昇の効果が見られ。特に、成績の低い~中程度の学生グループにおいて、効果は顕著に現れました。

・また、全国的に介入を受けた被験者の多くが、より高度なコースの受講をするようになりました。

以上より、

「固定化の考え方」を持っている人が「成長の考え方」に変えることにより、「高い成績」および「より高いレベルに挑戦するモチベーション」を得られる可能性が高いと言えます。

「成長の考え方」に変えること自体は難しくないこともわかります。

まとめ

あなたが、なにかを成し遂げようとする際に、
次のような「固定化の考え方」を持つ場合は注意が必要

1)「一生懸命努力すること」、「誰かに助けを求めること」=「あなたの能力が欠けていること」を意味するという考え方
2)「失敗」=「あなたの生まれながらの能力の低さに起因する」という考え方
3)目標を立てる際に「いかに人前で失敗しないか」を気にする考え方


上記の考え方を減らすために、代わって次のような考え方=「成長の考え方」を持つ必要がある。

1)努力に応じて「個人の知的能力を発達させることができ」「やりがいのある仕事に繋がり」「学習戦略を改善させることができ」「適切な支援を求められる」と考える
2)また、「努力の仕方」と「戦略」は固定されたものとして捉えず、(失敗などに応じて)それらを改訂することにより目標達成に繋がると考える


上記「成長の考え方」により、「成績の向上」および「より高いレベルに挑戦しようとするモチベーション」を得ることができる。


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