見出し画像

教採を受けようとしているあなたへ

こんばんは。蜂に刺された男です。

今回は教員採用試験(教採)を受けようとしている人、即ち教師になりたい人に向けて、

もっというと、教師になりたいけどまだ何もしてない人、何をしたらいいかわからない人に向けてお話しします。

私は実際ずっと教師を目指していて、大学で教職課程を履修し、今年の教採に合格しました。嬉しかったです。

そんな私の去年の今頃(11月)の気持ち、教採に向けて何をしていたか、何をしたらよかったか、等をお話しできたらなと思います。

教員採用試験(教採)とは?

はじめに、教採って何か知っていますか?

当時の私はあまり知りませんでした。「教師になるために受けなければいけないテスト」くらいの感覚しかなかったです。

Wikipedia大先生によると

教員採用試験は、日本の教育において都道府県および、主に政令指定都市がそれぞれの設置、運営する学校のために教員を採用するための採用候補者名簿を作成するための試験である。略称は教採。(Wikipediaより)

らしいです。

つまり、自治体ごとに試験が異なるんです。

例えばあなたが東京都で教師をしたかったら東京都が行う教採に受からなければいけないし、横浜市や川崎市、相模原市(神奈川県)なんかは、それぞれ別の教員採用試験を設けています。

なので、「教師になりたいから漠然と教員採用試験の勉強をするぞ!」ではダメなんですね。

正解は「〇〇県の教師になりたいから、〇〇県の教員採用試験の勉強をするぞ」なんです。

とりあえず、今の段階では各自治体によって教採の内容は違うということだけでも理解しといてください。

当時(11月)の教師に対する思い

まず、11月時点での私の教師に対する思いというのお話しします。

私にとって教師は小学校からの夢であり、それはずっと漠然としたまま私は大学3回生の11月を迎えていました。

なので自分は教師になるものだ、と思って生活していましたが、正直それは他の自分の将来を考えるのが面倒くさかったというのもあります。

そして私は舐めていました。余裕で教員採用試験なんか受かる。と。

大体、こんな感じでしょう。あなたの周りの教職目指している人も。私と私の周りの友人もこんな感じでしたから。

当時(11月)何をしていたか

そんな訳で私は教採のことは何もしてませんでした。

このことを教採の日程が近づけば近づくほど後悔しましたが、そんなこと当時の私は知りません。

ではなぜ後悔したのか。理由は以下の2つです。

1.教採の内容、範囲の莫大さ

2.教採の受験者の実態

1.「教採の内容、範囲の莫大さ」について

教採って勉強しないといけないこと、めちゃくちゃ多いんです。。。

内容は自治体によって様々ですが、一般教養と呼ばれる中学内容の国数理社英、教職教養と呼ばれる教育原理や教育法規(これが一番ヤバイ)、そして、小論文、面接、模擬授業、実技試験、専門科目などが採用試験で問われます。

書店に教採の参考書等が売ってあるのですが、3月に参考書を買った時に絶望したのを覚えています。

「絶対全部はできへん」、そう思いました。

不幸中の幸いか、私は就活はしてませんでしたし、コロナによる自宅学習のおかげで3月からめちゃくちゃ勉強して、なんとか結果教採は突破しましたが、多分通常運転だったらカバーしきれてません。

2.「教採の受験者の実態」について

教採の受験者の中で新卒、つまり大学生の割合って大体どこも半分を切ってるんです。

じゃあもう半分は誰か。

それはすでに現場で教壇に立っている講師の方や社会人の方々です。

つまり教採のライバルとなる人の半分以上は現場経験や社会経験が豊富な人達なんですよ。

そして教採の競争率は低くて2、高くて10越えです。

つまり低くても2人に1人は落ちます

即ちどういうことかわかりますか?

現場経験も社会経験も圧倒的に足りていない新卒の我々大学生が教採を突破するには、その人たちよりもいい人材であることを自治体に示す必要があるんです。(ここに関して、また別の記事で詳しく書きます。)

勉強し始め、教採について詳しく知った時の私は、このような理由で当時のボーッとしていただけの自分を後悔したんです。

今あなたは何をするべきか?

あくまで私の経験から主張させていただきます。

1. 自分が本当に教師になりたいかを考える。

2. 教師になりたい理由を明確にする。

3. 教師として働きたい自治体を探す。

この三点はやっときましょう。もちろん教採の勉強をすることに越したことはないですがこっちの方が大事です。優先度高いです。

1.「自分が本当に教師になりたいかを考える」について

あなたは本当に教師になりたいですか?教師以外にしたいことはありませんか?

少しでも教師以外に挑戦したいことがあるなら、そっちに力を入れた方がいいと思います。

なぜなら、企業職から教師への転職は、教採を突破すればいいだけなので比較的簡単ですが、教師から企業への転職は正直難しいからです。(教育系の企業なら別かも)

即ち、新卒という素晴らしいカードがあなたにはあるので、それを有効活用できる企業等への就活を優先した方がいいのではないかと、私は思います。インターンや説明会に行ってください。(*私は教師以外に自分の将来を考えられなかったから教採を受けました)

2.「教師になりたい理由について明確にする」について

これがしっかり自分の中にないと教採受かりません。

なぜなら面接で聞かれますし、自分の一番の動機付けになるからです。

ですので、「なぜ教師になりたいのか」「どのような子を育てたいのか」を考え、文字に起こし、それについて語れるようになってください。そして私に聞かせてください。

この動機付けをしっかりしていると、必然的に教採の勉強や日々の過ごし方に良い影響が出てきます。

3.「教師として働きたい自治体を探す」について

この記事の最初の方に書いたこと、覚えていますか?

そういうことです。

各自治体によって、教員採用試験の内容は違います。

さらには求めている教員像や、教育理念、給料なども自治体によって違います。

なのでまずは自分の地元や、あなたが住みたいと憧れる自治体のホームページへ行き、そこの教採の内容や、求める教員像等のことを調べてみてください。

その内容によって、あなたがしなくてはいけない教採への対策の仕方は変わってきます

教採の勉強に移るのは最低でもこれをしてからにした方が効率はいいです。

最後に

今回は教採を来年に控える方に向けての記事を書きましたが、どうだったでしょうか?

記事が、あなたの教師や教員採用試験について考えるきっかけになっていれば幸いです。

あなたの教師になりたい理由のコメント、お便り、お待ちしています。(何かしらフィードバックはさせていただきます)(多分)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?