hachi0728

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広告代理店勤務を経てフリーのプランニングコーディネーター(ブライダル企画から家庭用品・インテリア雑貨の企画デザイン・売り場提案)として活動 現在は小料理屋経営と共にマナー講師として日本の文化と素晴らしさをお伝えしています

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12月の行事<冬至>

長い不幸が去り一筋の希望の光が見えてくることを「一陽来復」といいます それがまさに「冬至」のことです 北半球では 正午の太陽の高さが最低となって 一年で最も昼が短く夜が 長くなる日です 陰陽五行説でいくと 「陰極まり陽に転ずる」時として この日を境として 太陽の 力が少しずつ回復していく おめでたい日だとされてきました 諸民族の間では 冬至を太陽の誕生日として祝う日として 暦の起点として天を祀り 盛大にお祝いする日でもあります 冬至の日には まだまだ弱々しい春の氣

    • 9月の行事<重陽の節句>

      九月九日は長寿を祈る重陽の節句です 旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれ 平安時代の  初めに中国から伝わったとされています 九という数字は 日本では「苦」に通じると忌み嫌われますが陰陽思想に おいては最高の陽数であり 満ちて極まった数として神聖視されていました 月も日も九が重なる九月九日を「重陽(ちょうよう)・・・陽が重なる」と呼び 五節句の一つとして親しまれる行事になったのです 古来中国では 奇数の日は縁起のよい「陽の日」として三月三日や七月七日など奇数が

      • 8月の行事<お盆>

        お盆は 飛鳥時代から続く大切な行事です 明治の改暦以降 お盆は 新暦7月15日となりましたが 農繁期と重なって 支障が出る地方によっては「旧盆」または「月後れのお盆」として8月15日頃に行われるようになりました 13日の盆の入りに先祖の霊をお迎えし 16日(地方によっては15日)に「送り火」を焚いて見送ります 迎え盆と精霊送り 12日/お迎えの準備 お盆の間ご先祖様の霊をお迎えする特別な祭壇を「精霊棚」といいます                              

        • 7月の行事<七夕>

          7月7日七夕は 五節句の一つです 「笹の節句」とも言われる 七夕はもともと古代中国の宮中で行われていた乞巧奠(きこうでん)という行事が 織姫・彦星の伝説と共に日本に伝わったもので星の祭りともいわれています この日 宮中では酒や果物やお菓子・五色の糸を通した針と布などを供えて裁縫や和歌 書や音楽などの上達を祈りました 今は五色の短冊に願い事を書くのが一般的となりましたが 昔は紙の原料である梶の葉に書いていました 五色の短冊の五色とは中国の陰陽五行説に由来しており それぞれに願い

        12月の行事<冬至>

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          6月の行事<夏越の祓(なごしのはらえ>

          もともとは「大祓(おおはらえ)」という宮中の行事で 旧暦の六月と十二月 の晦日に行われたもので 701年に大宝律令で正式に定められた歴史ある 行事です 十二月の大祓は だんだんと廃れてしまい疫病などが流行する時期の夏の  祓が一般的になりました 六月という時期は 昔から疫病や水害が多くそれは二つの季節が打ち合う からだとされてきたようです この時期 人の身に振りかかる災いや穢れは日々 積り積もっていくもの として忌み嫌われ 区切りをつけて 穢れを祓い清める必要があると考えたの

          6月の行事<夏越の祓(なごしのはらえ>

          姿より薫りに生きる花もある

          元々 いわゆる体育会系で 学生時代は陸上競技で全国大会で入賞し、  社会人となってからも 自転車競技やスキー、バイクツーリングとお転婆の限りを尽くしていた私・・・。 その後 やりがいのある仕事に就き 海外を含め 全国各地を飛び回り 仕事に没頭し 自由に(というより自分本位に)生きてきた私ですが とあるきっかけで 作法を学ぶことになろうとは・・・。 最初は 渋々 (「学びの師」樣 ごめんなさい!) 作法の教室の門を叩いたのですが、始めて参加した教室で なんとも言えない衝撃を受け

          姿より薫りに生きる花もある

          5月の行事<端午の節句(たんごのせっく)>

          5月5日は、「こどもの日」として国民の祝日です それは 「こどもの人格を重んじ こどもの幸福をはかるとともに母に感謝する」 のが主旨とされています こどもの日は1948年に制定されたもので それまでは「端午の節句」という呼ばれ方が一般的でした。 端午の節句とは 季節の節目を祝う日本の伝統的な式日である五節句の中の一つとして江戸時代に法制化されました 端午の節句の成り立ちは日本では奈良時代から伝わる風習とされております 端午の「端」は「初」を意味し もともとは月初めの午(うま)

          5月の行事<端午の節句(たんごのせっく)>

          4月の行事<灌仏会(かんぶつえ >

          4月8日は仏教の開祖・お釈迦様が生まれた日とされています この日ほとんどの寺院では「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」 と呼ばれる行事が行われます 花がふんだんに飾られることから 一般的には「花祭り」として親しまれています 境内には 春の花々(椿や桜 レンギョウなどの花)で飾った「花御堂(はなみ どう)」と呼ばれる小堂が設けられ 銅製の誕生仏(釈迦の像)が安置されます お参りに来た人たちは「甘茶」を柄杓ですくい 誕生仏の頭上から注ぎかけ 無病息災を祈ります 灌仏

          4月の行事<灌仏会(かんぶつえ >

          3月の行事 <雛祭り(桃の節句>

          節句の「節」は季節の変わり目のことです その節目の日は「節日(せつじつ)」といってお祝いをするハレの日です 節句の中で特に大切にされた五節句のうちの一つが「桃の節句」です 「雛祭り」は「桃の節句」と呼ばれ雛人形を飾って女の子の健やかな成長を祝う大切な行事です 3月の最初の巳(み)の日を指していましたがその後3月3日に定まりました 「桃の節句」と呼ばれるようになったのは旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや桃は魔除けの効果を持つと信じられていたことに由来しています 雛祭りには 

          3月の行事 <雛祭り(桃の節句>

          踏まれても 踏まれても・・・

          酷寒の風雪を絶え 土中に根を張り そっと春を告げるかのように 足元で咲くタンポポに 幾度 心を癒されたことだろう 幼い頃 学校からの帰り道 どうにも 家に帰りたくなくて わざと 遠回りしながら帰る路の端に黄色の小さな花を見つけ 駆け寄ってしゃがみこみ なぜかその花に見とれていたっけか・・・ びゅうびゅうと吹き飛ばされそうになる冷たい風にも負けず むしろ どっしりと咲こうとするタンポポに 幼い私は 何故か 涙がでて 止まらなかった 家に帰れば いつも哀しげな母と お酒に酔っ

          踏まれても 踏まれても・・・

          2月の行事〈バレンタインデー〉

          今は日本人にとっても 年中行事の一つとなったバレンタインデーですが その由来を少し 解説いたします ローマの皇帝クラウディウスは 軍事力である兵士らに家族ができると  士気(戦う意欲)が弱まると考え 結婚を禁止していました そうした暴挙に対して キリスト教の司祭であったヴァレンチノ (バレンタイン)は皇帝に秘密で若者たちの結婚を行っていたため 皇帝 は怒り ヴァレンチノをローマ宗教に改宗させようとしましたが ヴァレ チノは愛の尊さを説き皇帝に激しく抵抗したため 西暦1207年

          2月の行事〈バレンタインデー〉