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2月の行事〈バレンタインデー〉

今は日本人にとっても 年中行事の一つとなったバレンタインデーですが
その由来を少し 解説いたします
ローマの皇帝クラウディウスは 軍事力である兵士らに家族ができると 
士気(戦う意欲)が弱まると考え 結婚を禁止していました
そうした暴挙に対して キリスト教の司祭であったヴァレンチノ
(バレンタイン)は皇帝に秘密で若者たちの結婚を行っていたため 皇帝
は怒り ヴァレンチノをローマ宗教に改宗させようとしましたが ヴァレ
チノは愛の尊さを説き皇帝に激しく抵抗したため 西暦1207年2月14日 
哀れにも処刑されてしまいました
後世の人々はヴァレンチノ司祭の勇気ある行動に感動し「聖バレンタイン」として 恋人の守護神として祀るようになりました
そして ヴァレンチノ司祭が処刑された日を「聖バレンタインデー」と呼ぶようになったとされております
その後 バレンタインデーは 14世紀頃から男女の恋愛に結びつけられる
ようになり 日本には戦後 アメリカから伝えられたといわれています
日本のバレンタインデーは 女性から男性にチョコレートを渡し 愛の告白をする日として知られており 今では知らない人がいないくらい普及してきた外国の風習の一つです
実はこの「女性から男性へチョコレートを贈る」というバレンタインの風習は日本独自の文化なのです
戦後 海外の目新しい風習にお菓子業界の商業上の思惑が うまく重なり
女性から男性へチョコレートを贈るという風習へと確立されたのです
欧米のバレンタインデーでは恋人や友達、家族などがお互いにプレゼント
を贈り 感謝の気持ちと愛を伝えるのが一般的です
国によってはチョコレートを贈る風習もありますがバレンタイン・カード
や花束がメインで チョコレートはあくまでも添え物という位置付けです
日本では チョコレートの年間消費量の約20%が2月14日に消費されるとも
いわれています
また 1980年前半に登場した 友人男性やお世話になっている男性に贈る
「義理チョコ」も 日本独自のものです
近年は 同性間で贈り合う「友チョコ」や 男性が女性に贈る「逆チョコ」 更には 自分のために買う 少し高価な「ご褒美チョコ」といった習慣も
広まっています
バレンタインデーに関する日本独自の文化といえば 「ホワイトデー」も
その一つです
バレンタインデーの1か月後である3月14日は 男性から女性へお返しする
日・・・「ホワイトデー」として認知されており クッキーやマシュマロ・キャンディーなどが定番のプレゼントとなっています
最近は和風のバレンタインとして和菓子屋でも各種バレンタインにちなんだ
和菓子が作られるようになりました
贈り物は 「まごころ」の形です
ラッピングなどにも相違工夫して 「自分らしさ」を演出してみてはいかがでしょうか♥ 


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